この画像を大きなサイズで見る日本では2月22日は「ニャンニャンニャン」で猫の日だ。しかも2022年ということで、ニャンニャンがさらに多くなり、スーパー猫の日となるようだ。
そこで今回は、猫にまつわる雑学などをお伝えしよう。
今や猫を飼っているお宅では、当たり前のように猫砂を使っていると思う。使いやすさが考慮された様々な商品が出回っているが、昔からあったわけではない。
最初に猫砂を考案したのはアメリカ人の男性だ。当時は「ただの袋に入った土」と馬鹿にされたものの、彼のおかげで人間は、猫と家の中でうまくやっていく道を歩めるようになったのかもしれない。
猫砂を考案した、エドワード・ロウ
歴史の中には、最初はバカにされながらも、チャンスを見い出した発明家が数多くいる。エドワード・ロウ(エド・ロウ)もその中の一人だ。
ロウが、猫のトイレ、つまり”猫砂”を考案したのは1947年のこと。
だが、彼のこの発明も、当初は芳しい評価は受けなかった。ほとんどの人々にとって、ロウがただの袋入りの土を売っているだけにしか見えなかったのだ。
技術的には確かなことだったが、この土の目的こそが重要だった。ロウは猫のトイレ用の砂を発明し、そのおかげで、人間とペットの猫の関係は、これまでとはまったく違うものになった。
この画像を大きなサイズで見るアメリカでは猫のトイレに灰が使用されていた
ロウは1920年7月10日、ミネソタ州セントポールで、父ヘンリー、母ルルの元に生まれた。その後、家族は、ミシガン州マーセラスに引っ越した。
ロウは10代のときから、サタデー・イブニング・ポスト誌の定期購読、くず鉄、トウモロコシの穂軸などを売って働いた。顧客のために、10セントでネズミ捕りを請け負ったこともあった。
海軍に従軍した後、1946年、27歳のときに父親の元で働き始めた。父親は、ミシガン州キャソポリス近郊でおがくずなどの工業用吸収剤や氷のブロックを売っていて、会社はロウ&ロウとして知られていた。
そんなある日、ロウは近所に住むケイ・ドレイパーという女性から、猫のトイレに使える灰を取り扱ってないかと訊かれた。
この画像を大きなサイズで見る当時アメリカでは猫のトイレに灰を使うのは一般的なことだった。
家の中で猫を飼っている人たちは、猫のトイレに灰やおがくずなどを敷き詰めて、少しでもトイレが見苦しく見えないよう、ごまかしていたのだ。
それでも、ウンチをされれば、丸見えのトイレから不快なにおいが漂い、濃縮された尿はさらに最悪だった。
当時、猫を飼っている人のほとんどは、家の中で猫を飼っていても、夜には外に出していたため、猫が外でケンカして傷を負ってきたり、車に轢かれたりすることもあった。
この画像を大きなサイズで見る粘土質の土が猫砂に最適であることに気が付く
ロウのところには灰はなかったし、そもそも女性に灰を渡す気はなかった。猫がトイレの灰やおがくずを脚にくっつけて、床を足跡だらけにし、家じゅうにまき散らすのが関の山だからだ。
その代わり、ロウは女性に粘土質の土を勧めた。
工業製品の流出の際に使われる燃えやすいおがくずではなく、耐火材として人気が出始めていたのだ。
ロウは粘土質の土には非常に吸収性があることを知っていた。実際、鶏を飼っている人たちがもっと衛生的に使えるようにと、彼は鶏のトイレ用として売り込もうとしたことがあった。
水を加えると泥になる粘土質のフーラー土には、水を引き寄せるプラスイオンが含まれていて、老廃物やにおいを吸収してくれる。
ロウはドレイパーに自分の車のトランクにあった袋を渡した(なによりも、そのときはさっさと彼女を追い払いたかったからだ、と彼は後で回想している)。
この画像を大きなサイズで見る猫砂として商品化
のちに、ドレイパーにまたもっと土が欲しいと言われたとき、ロウは商売の幅を広げようと決心した。
キティ・リッターと名づけた猫砂10袋を近くの店に持ち込んだのだ。だが、店のオーナーは興味を示さなかった。
5ポンドの袋ひとつ65セントは、1ポンド1セントの安価なおがくずと比べるとかなり高かった。うさんくさい目を向ける店主に、ロウは袋をサンプルとして近所で配ったらどうかと提案した。
その効果がわかれば、客は買ってくれるとふんだのだ。
この画像を大きなサイズで見る全米を飛び回って猫砂を行商
ロウの読みは正しかった。キティ・リッターをまた欲しいと、客が戻って来たのだ。
だが、この情報を広く行きわたらせるには、土を袋詰めして商品化していたロウにとっては難しいことだった。
猫砂「キティー・リッター」が、100万ドルの売り上げを突破するのに8年かかった。その後は、後ろ振り返っている暇はなかった。
初期の頃、ロウは全国を行脚して、ペットショーの会場やペット専門店に立ち寄っては、猫砂を熱心に売り込んだ。
この画像を大きなサイズで見るショーでは、純血種の猫さま用にと、キティ・リッターを無料で配り、その代わりに専用販売ブースをもらって売り込みをかけた。
ペット専門店では、猫砂の袋を持ち込んでは、店のオーナーに”猫は好きだが、排泄物のにおいはイヤだ”という飼い主をターゲットにした未開拓の巨大市場をみすみす見逃しているとたきつけた。
ロウはまた、地元の市場に自分の存在をちゃんと刻みつけた。次の土地に向かう前には、キティ・リッターを小売店に供給し続けてくれる、地元の卸売り業者を募った。
キティ・リッターは、1952年のライフ誌で取り上げられるほど成功したが、市場への本格参入としては、まだまだだった。
この画像を大きなサイズで見る1950年代半ばに急成長
1950年代半ば、キティ・リッターは、「タイディ・キャット」という商品名でスーパーマーケットで売られ始めた。
定期的に食料品を買いに来ていた客が、自宅を「猫にやさしい家」にするという考えに関心をもつようになったのだ。
ロウは広告も手がけた。初期の印刷広告にはこう書かれている。
一日おきに、猫のトイレの底にキティ・リッターを2インチほど敷き詰めます。かなりの量の糞でも、ティッシュでつまんで捨てられるくらいに乾いてしまいます。
それから、衛生的なふるいで残ったキティ・リッターを数回かきまぜ、湿った部分を散らすようにすれば、キティ・リッターを繰り返し使うことができます
この急成長は、エドワード・ロウ・インダストリーと、キティ・リッターを模倣した猫砂製品の続出につながった。
1970年代、クロロックス社が市場に参入し、ロウの会社を脅かしそうになった。より効果的ににおいを抑える「リッター・グリーン」という猫砂を、これまでの小売価格の2倍以上という法外な値段で売り出したのだ。
だが、ロウは会社を持ちこたえさせ、何より猫たちにも支持された。猫たちはクロロックス社の製品が好きではなかったようだ。
この画像を大きなサイズで見る猫砂市場が確立され、ロウは億万長者に
1989年には、猫砂市場は年間5億ドルを超えた。売り上げの半分以上は、オリジナルのキティ・リッターや、タイディ・キャット、ソフィスティキャットといった、ロウの製品によるものだった。
商品の袋には、猫を抱いて満面の笑みをたたえるロウ自身の写真がプリントされたものもあった。テレビCMにも出演した。
常に商品を改良し続けるために、ロウはキャソポリスに猫の研究室を作り、彼自身の飼っている猫や野良猫を何匹も集めて、食事と排泄の様子を監視カメラで観察した。
最終的に、猫の数は120匹にまでなり、彼らのおかげでロウは1985年に塵の出ない猫砂を開発・販売することができた。
ロウのハードワークは身を結び、猫砂のおかげで何度も億万長者になった。
ミシガン州の300エーカーの土地に数軒、シカゴに1軒、フロリダの冬の別荘など、22軒の邸宅や、猫砂用の土を採掘する土地など、とにかく裕福だった。
妻のダーリーンはインテリアデザイナーで、家をアンティークで飾り立てた。ゴールデン・キャットと名づけたヨットで、海に繰り出すこともあった。
だが、猫砂の上に築かれた帝国は、極めて不安定な状態になりえた。
この画像を大きなサイズで見るライバル社の猛追を退け猫砂界トップの座を維持し続ける
1984年、クロロックスがミントの香りで悪臭をごまかす猫砂「フレッシュ・ステップ」をひっさげて戻って来た。
これは、ロウの猫砂帝国にとって、かつてないほど深刻な脅威となった。後継に取締役会を任せていたロウは、再び積極的に役目を担うようになった。
やる気満々なロウは、またしてもクロロックスを抑え込んだ。
自社のタイディ・キャッツの内容量が10ポンドなのに比べて、フレッシュ・ステップはたった7ポンドしか入っていないこと、香りのついた砂粒は、猫が用をたしているときではなく、輸送中に効果を発揮するだけだといちゃもんをつけて、小売店をたきつけ、さらに独自の消臭剤を開発した。
結果的に、ロウの粘り強さが報われることになったが、その後、会社は投資会社グループに2億ドルで売却され、1990年にはゴールデン・キャット社という名前に変わった。
それから、ラルストン・ピュリナ社傘下に入り、最終的には、ネスレ社傘下となっている。
企業家精神が自分の人生を変えたというロウの言葉は、色褪せることはない。
飼い猫の地位の向上に貢献
1995年、75歳で亡くなったロウは、20世紀における家猫普及の中心人物だったと言えるだろう。
かつては、少々厄介者と考えられていた猫が、1985年には初めて犬よりも人気のペットとなった。
猫砂は、これまでに開発された最大のペット向けイノベーションのひとつといえる。
最近ではトイレに流せるものや、ゴミとして燃やすことができるものなども開発され、環境にも配慮されている者も多い。
家に悪臭をまき散らすことなく、あなたの膝でまどろむもふもふの友が生まれたのは、間違いなくエド・ロウのおかげだろう。
ちなみに私の家では「トフカスサンドK」というおからタイプの猫砂を使っているのだが、近所に売ってなくて通販でしか買えないのと、最近値段が上がってきてて、配送にも時間がかかっているのが難点なんだ。
猫も喜ぶし、環境にも優しい猫砂があったら教えてほしいな。
References:Ed Lowe, the Inventor of Kitty Litter | Mental Floss / written by konohazuku / edited by parumo
















うちもトフカスサンドを使っていたけど、数年前からLIONのニオイをとる砂に変えた。トフカスより軽くて、固まりが良くて少しお安いよ。
うちはヒノキの猫砂
猫飼い始めて初めて猫砂使ったときは
匂いの吸収力にびっくりしたもんだ
※3 うちもヒノキ。臭いが付かない上に燃えるゴミで出せる。災害でトイレが使えなくなった時のために人間用としても使える。
猫が気持ちよさそうに用をたしてると「ちょっとどきなさい」と試してみたくなる。
まさかのピュリナ、ネスレ傘下とは。今度猫砂買う時にちょっと探してみようかな。
ちなみに現在の我が家の猫砂はコーチョーのネオ砂、基本ヒノキだけど時々で安いやつ。
これも通販でしか買えないのが難点ですね〜。
うちの猫も感謝しとるわ
ネコ砂にも当然始まりが有ったんだな
日本に入って来て定着したのは戦後なのかな
うちは実際には燃えるゴミとして処理してるけど、トイレに流せるヒノキの猫砂使ってます
色々試したけど、これが一番扱いやすかった…が、数年前に突然、使い始めた当初よりも粒が小さくなって崩れやすくなったような…(変わったと感じたのと同時に、1袋の内容量が少なくなったので恐らくステルス値上げの一環かと)
もう少し大きめなペレットタイプを求めてストーブ用のペレット燃料も使ったりしたけど、尿が固まらないのであつかいにくいのと、猫にとっては粒が大きすぎたようで不評だった
ちょうどいい大きさでしっかり固まるタイプを探してるけどなかなか見つかりません…
おお、このような偉人がいらしたんですね!
ネコ好きの私にとっては、エジソンよりも偉大です。
すごくためになる話!
今まで起源を疑うこともなく何なら天地開闢の時からあると思ってたわ
こんなストーリーがあったと思うと愛着沸くね
ちなみにうちの子はDCMのリーズナブルな奴が一番好きでお財布に優しくありがたい
(他メーカーのちょっといいのも試したけど嫌がられた)
トフカスK、こちらでは普通に扱ってるスーパーある位なのでポピュラーなのかと思ってた。
㈱ペグテックの問い合わせフォームで扱いのある店訊いてしまう方が早いかもしれない。
猫砂ではなくカリカリだけど質問したら市町村単位の取扱店情報が返信されてきたよ。
トイレに流せる猫砂はアパートやマンションだと配管に詰まって大惨事を引き起こすのでゴミ袋に捨てたほうがいいそうな。
あと猫のンコは水に溶けないのでそもそも流さないでほしいとか。これもつまりの原因になるって。
おからタイプの猫砂は食べちゃう猫も居るらしい
まあ、おからだから大丈夫だろうけどね
うちはお茶のニオイとりタイプってやつを使ってる
※16
うちの猫はトイレに敷いたおから砂を
速攻で、かきだして食べようとしてました。
米やパンが好きな猫だったから、匂いに惹かれたのかも。
※16
うちではおからタイプは犬が食べてしまってダメだった
においのついた猫砂は猫に不評だったし、においのついたトイレシートは犬に不評だったから、二度と買わない
うちの猫たちホントは鉱物タイプが好きかなと思うけど、自治体で不燃ゴミ扱いされてて隔週しか回収されないので、紙と木製を交互に使っております。ごめんね猫たち…
システムトイレと併用してはいるけど、デオサンド複数ねこは定期買い。
猫砂、いつもお世話になってるけど起源は今まで考えたことなかった。
スーパーにゃんこの日にちなんだ猫記事特集、ありがとうございました!!
うちも1匹はトフカスサンドk使ってます。そして同じ悩みを抱えてます笑
もう1匹は尿をシートに吸収できる2段式のトイレ。
猫にも好みがあるらしくお眼鏡に叶うものを探すのも一苦労。
粘土質の砂は固まり最強だけどトイレに流せないのとゴミに出すのが重いのが難点。
うちは鉱物砂→パインウッド→デオトイレ純正(トイレ本体、猫砂、シート全て)に落ち着きました。シートの給水量半端ないですし、おかくずにならないのでゴミの量が減りました。あと純正なんで使用中の、シートのサイズが微妙に合わないとかのストレスが全くないです。おすすめです🐈
うーん、みんなが得する良い商売したね
>店のオーナーに”猫は好きだが、排泄物のにおいはイヤだ”という飼い主をターゲットにした未開拓の巨大市場をみすみす見逃しているとたきつけた
ペットを売りたい店をたきつけるのって実に上手い作戦だな
猫砂が普及することでペットショップも顧客が増えるから「こういう便利なものがあるから室内飼いできますよ」ってアピールするだろうし、猫砂販売したい会社にとっては営業マン的なポジションだよね
うちはトフカスサンドのpee使ってる。ヨドバシで翌日に届くからまとめ買いしてる
ミント臭の猫砂は猫が嫌がりそうな気がする
昔の日本だと、新聞紙を細かく切ってトイレに入れてたような記憶がある
その後猫砂が普及
猫砂という商品が割と近年に開発されてたことに驚いた。昔は猫を飼う人間は変わり者と思われてたけど、あの悪臭に耐えていたからなのかねえ。
我が家もトフカスサンドKですが、在庫がよくなくなるのと値上げが不安でトフカスサンドを合わせ買いして、徐々にそちらに移行しています。
トフカスサンドの方はホームセンターにもあるので。
猫砂はあまり新商品が出ない印象ですね~ 市場が固まっているのかな。
猫砂は肉球の間にハマって廊下に落ちるのが悩みもの
トフカスサンドは匂いし難いんですねー試してみよう!ヨドバシでも売ってる!
ウチは環境に良い猫砂プラス使い勝手の良さでスマートキャットという穀物砂を愛用してます濡れると餅っぽく固まるからお掃除簡単。砂全替えしなくて良い。トイレ汚れない。ただバカ高いので皆で使って単価下がれーと思ってる。