この画像を大きなサイズで見る2025年7月、愛猫と共にアラスカを旅していたある家族に悲劇が起きた。カナダの北ロッキー山脈にある公園に立ち寄った際、ふとした隙に車から猫が飛び出し、そのまま姿を消してしまったのだ。
そこは厳しい自然環境と野生動物が生息する危険な世界だ。家族は必死に探し回ったがどこにも見当たらず、絶望に打ちひしがれながら、帰路につかなければならなかった。
それでも、家族は決して諦めなかった。現地の情報サイトにシャドウの写真を投稿し、毎日チェックを続け、誰かが目撃してくれることを祈っていた。
すると5ヶ月後となる12月、奇跡が起きた。シャドウはたった一匹で過酷な環境を生き抜き、公園管理者に無事に発見されたのだ。
さらに、国境を越えた人々の温かい善意のリレーによって、シャドウは今、アメリカで待つ家族の元へ帰る準備を整えている。
ロッキー山脈に消えた愛猫シャドウ
アメリカ、オクラホマ州に住むジェレミー・バートンさん家族と、黒白模様の愛猫「シャドウ」は、2025年7月、アラスカを旅し、自宅へ戻る長い車の旅を続けていた。
バートンさん一家は休憩のために、カナダ・ブリティッシュコロンビア州の北ロッキー山脈に位置する、雄大な自然に囲まれた「リアード・リバー・ホットスプリングス州立公園」に立ち寄った。
悲劇はここで起きた。ふとした瞬間にシャドウが車から外へ飛び出し、そのまま跡形もなく広大な山々の中へ姿を消してしまったのだ。
バートンさんは必死だった。「パニックになりました。彼のエサ皿を持って歩き回り、名前を呼び続けました」と、当時の心境を語っている。
何時間にもわたる懸命な捜索もむなしく、シャドウが見つかることはなかった。バートンさんは仕事の都合上、これ以上ここに留まることができず、断腸の思いでその場を後にした。
帰宅して2人の息子、オーリとヴァラーに悲しい知らせを伝えなければならなかった。
「息子たちはかなりショックを受け、打ちのめされました。2人とも数日間泣いていました」とバートンさんは振り返る。
だがバートンさんはどうしても諦められなかった。現地の情報サイトにシャドウの写真を投稿し、頻繁にチェックを続け、目撃情報が来ることを祈っていた。
氷点下の荒野で5ヶ月、一匹で生き抜いた奇跡のサバイバル
行方不明から5ヶ月が経過し、季節は冬へと変わっていた。
カナダ北部のロッキー山脈エリアは、冬には極寒となる厳しい環境だ。飼い猫が単独で生き延びるにはあまりにも過酷な場所である。
「さすがにもう駄目かもしれない」。バートンさんが諦めかけていたその時、リアード・ホットスプリングスの公園管理者が驚くべき発見をした。
なんとシャドウが突然、公園に姿を現したのだ。
どうやって飢えや寒さ、外敵から身を守っていたのかは謎だ。だが、発見されたシャドウは健康な状態だったという。
もしかしたら猫好きのやさしい人たちに餌をもらったり、暖を取っていた可能性もあるが、もし自力で生き抜いたのだとすれば、驚くべき生命力だ。
この画像を大きなサイズで見る国境を越えた善意のリレー
シャドウが元気に生き延びていたことに誰もが喜んでいたが、ここで最大の壁が立ちはだかる。
どうやってシャドウを家に連れ戻すかだ。バートンさん一家の住むオクラホマから、リアード・ホットスプリングス公園までは、陸路でおよそ4,000km離れている。
これは日本列島が北海道から沖縄まですっぽり入ってしまうほどの距離だ。いかに家族が再会を望んでいても、これほどの長距離を移動するのは、費用も時間もかかりすぎるため、家族は悩みに悩んでいた。
この厳しい状況に救いの手を差し伸べたのが、フォート・セント・ジョンに住むクリスティン・サザーランドさんとブルース・コスギさんの2人だった。
彼らはこのニュースを聞きつけ、シャドウを保護してまずは、よりアメリカに近い自分たちの町まで連れて帰る役目を買って出た。
「町まで連れて帰る」といっても、それだけで片道約690kmの距離があり、車で約8時間かかる。東京から岡山あたりまで行くのに匹敵する距離を、彼らは猫を助けるためだけに往復したのである。
しかも、コスギさんは重度の猫アレルギーを持っていたが、医療用マスクで完全装備し、この長距離ドライブを敢行した。
道中、サザーランドさんがシャドウを膝に乗せてあやし続けた。
この画像を大きなサイズで見る最高のクリスマスプレゼント、ウィニペグでの感動の再会へ
現在、シャドウはサザーランドさんが保護しているが、12月中に飛行機でカナダ・マニトバ州ウィニペグまで飛び、そこでバートンさんと落ち合う計画だ。
バートンさんはオクラホマから車で北上し、ウィニペグでシャドウを受け取った後、自宅へ戻る予定である。
片道16時間以上かかる運転は過酷だが、家族全員が揃う喜びには代えられない。
この画像を大きなサイズで見るバートンさんは、見ず知らずの自分たちを助けてくれたカナダの人々に深く感謝している。
「シャドウのために協力してくれたカナダ北部の人々に本当に感謝しています。最近、両国の間にはいろいろありましたが、個人的な友好関係と政治の問題は別です。見ず知らずのアメリカ人とその猫を助けてくれた恩は一生忘れません」
サザーランドさんもまた、この奇跡的な再会に関われたことを喜んでいる。
「困っている家族を助けるのに、時期も国政も関係ありません。この猫は二人の少年たちにとって本当に大切な存在なんです。クリスマスの前に彼らが猫に会えるなんて、本当に素敵なことです」
北ロッキー山脈の厳しい冬を生き抜いた小さな命は、多くの人々の優しさに支えられ、一番暖かい場所へと帰っていく。
編集長パルモのコメント

この家族がどんな事情で猫と長旅をしていたのかはわからない。猫は家の中にいても神隠しにあったかのように姿を消すことがある生き物だ。旅先での脱走リスクを考えれば、もっと厳重な対策が必要だったことは確かだし、飼い主自身が一番、後悔と罪悪感に苛まれたことだろう。これは私たちにとっても他山の石となる教訓だ。
私は決して「美談」として紹介したつもりはないんだが、あえて美談があるとするなら、見知らぬ猫と家族のために、自分の時間と労力を惜しみなく捧げた人々の行動だ。長距離の運転や飛行機の手配なんて、そう簡単にできることじゃない。
私も人のやさしさに救われたことが何度もあり、今でも鮮明に思い出すことができる。この話から学ぶことがあるとすれば、自分のできる範囲で、やさしさの連鎖をつなげていくことだ。それはとても勇気がいることだけど、救いの手を差し伸べた時、自分の心も同時に救われた気分になる。
困っている者の存在を、見て見ぬふりをした時の後味の悪さったらない。 そのことを知ってしまった時点で、私たちはもうその物語の「部外者」じゃなく「出演者」なんだ。
どうせかかわるなら、ハッピーエンドを迎えられるよう、何か行動を起こすことをためらわないにしようと、改めて思い出させてくれたよ。
References: Energeticcity / CBC
















吾輩の命は9多重あるのだ
強い子だし、強くて優しい人たちだ……
皆さまに幸あれ
ニャンコ連れ回すなよ…
(飛び降りる)
👉(シャドウが気になる)
カナダ崩壊で草
かわいいしすごい
正直、フォート・セント・ジョンまでは飼い主さんが迎えに行くべきなんじゃね? と思った。
🐱 「実はNNN秘密結社の依頼で地球の裏側から戻ったばかりにゃ」
クロネコシャドウ君の大冒険!
小型ボディカメラ装着しといたらおもしろかったね。
家猫にも眠れる野生というものがあって
大自然の中でスイッチが入った可能性もある。
ホント 人騒がせな奇跡的大冒険👍
飼い主達を操って野生への里帰りツアーコンダクターやらせてる感すらある。
Bruce Kosugi インスタの人かしら?
陰の実力者w
道中長いのはわかるけどケージに入れようよ
距離がイッパイアッテナ
サザーランドさんとコスギさんいい人過ぎる
この後もう1匹発見からの帰宅で
先に帰った猫は
猫違いだったとかいうオチを
期待してしまう
無事で良かったし、低温の中で生き延びれたのは奇跡だね。
しかし猫を連れまわすならリードは常につけておかんとなぁ。
猫は直ぐにパニックを起こして逃走する。
荒野で猫は生き抜いて
という本を買ったがまだ読んでない。
寒いとはいえ
まだ最初が夏だったのが良かったのかもしれない
シャドウって名前カッコいい
黒い体毛白い胸毛…
もしや究極生命体だったのかも
逃がしたことは仕方ないとして、自分で迎えにいくべきでは?と思うんだが… 「金も時間もない」って言われて届けてあげる人たちはあまりにも善き人たちですね
ロッキー山脈だけにシャドーで身体を温めてたのが容易に想像できる
良かったね〜。飼い主さんが迎えに行く行けないは・・まぁ、ですが。
ご自分の不注意から迷子にさせたと悩まれ後悔されたお気持ちはお察しします。
世の中、善き方がいらっしゃるんだなぁと何かわからないんだけど気持ちが温かくなりました。それにしても5ヶ月よく頑張れましたね。
だから、旅行が好きなら猫じゃなくて犬にしろって!(呼び戻しの訓練は必須)
世の中には旅行ができる猫も居るかもしれないけど、それは小学生が飛び級で大学行くくらいの珍しいことなのよ。誰でもできることではないの。
バカな真似はよしなさいな。
いや〜、連れ回すなよってのも分かるけどそりゃ心配だったろう
見つかって良かったやんけよ
先月亡くしたうちの猫に模様がよく似ている
うちのはお嬢さんだったけどね
家に戻れてよかったね
なんで家に猫の世話できる子供が残ってるのに、国またいで4000kmも先の公園まで連れてったん?
いや、まず猫を旅行先に連れていくなよ