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家を買うとご希望なら猫が付いてきます。悲しい事情を知った夫妻、猫ごと家を購入する

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(著) (編集)

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image credit:janerypetbeds/Instagram
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 2018年のある日、中古の住宅の購入を考えていた夫婦は、その家の持ち主で、売却を希望している高齢男性に家の中見回っていると、1匹の猫に出会った。男性は、「家を買うと猫もついてきますよ」と冗談ぽくほのめかした。

 夫妻は気になって、男性に詳しく話を聞いてみたところ、そこには悲しい事情があったようだ。もし夫妻が猫をいらなければ、施設に送られる予定だという。

 夫妻はこの家を購入することを決意した。もちろん猫も一緒にだ。

購入予定の家にいた猫のハイディ

 2018年のある日、中古の一軒家を購入希望だったジェーン・ピアソンズさんは、夫と共に、2人の希望に叶った家を発見し、内見に出かけた。

 その家は妻を亡くした高齢者男性(当時89歳)が所有しており、夫妻は男性に案内され家の中を見て回った。するとそこには1匹の猫が。

 猫はこの男性の飼い猫であることは明らかだった。だが男性は「家を買ったら、この猫もついてきますよ」と冗談ぽくほのめかした。

 詳しく事情を聴きたいと夫妻が尋ねたところ、男性は、ハイディと名付けられた猫にまつわる話を打ち明けた。

亡き妻の忘れ形見の猫だった

 ハイディはもともと野良猫で、家に姿を現したのは、まだ子猫だった2010年頃だったという。男性の妻とすぐに絆を築き、とてもかわいがっていたという。

 しかし8年後、妻はアルツハイマー症を発症。猫の世話はおろか自分の世話もできなくなり、介護施設へ行くこととなる。

 男性は、毎日ハイディを連れて妻のいる介護施設を訪れたが、妻は間もなくして他界した。

 その8週間後、男性は妻と暮らしていた家を売却して、余生を過ごすための施設へ移ることになった。

 だが残念ながら、その施設ではペットを連れていくことは許可されていなかった。

夫妻は家と一緒に猫を飼うことを決意

 男性は、ジェーンさんにこのように打ち明けた。

ハイディは、私の猫ではなく妻の猫といっていいほど妻にとても懐いていました。

私が行く施設ではペット不可なので連れていくことができません。そこで新しい飼い主を探したのですが見つかりませんでした。だから、ハイディは地元の動物保護施設に引き取ってもらう予定なんです。

 それを聞いたジェーンさんは、心を痛めた。

8年間この家でずっと暮らしてきた猫は、最愛の飼い主を喪って、今度は家も失うなんて気の毒すぎる。

 そこで、ジェーンさんは男性が言った「家を買うと猫もついてくる」という言葉を真剣に考え、そして決意した。

 夫に「ハイディを引き取りたい」と相談すると、夫は快く承諾してくれた。二人は家の購入を決め、ハイディを引き取る旨を男性に伝えた。

 そうして、ハイディはジェーンさん一家と一緒に暮らすことになった。

時間をかけて心を開くようになったハイディ

 ジェーンさん一家は、その後購入した家に引っ越したが、最初見た時と同様、ハイディはポーチエリアに隠れており、一家とは明らかに距離を取っていた。

 それから数日間、ハイディは同じ場所に留まり続け、決して家族に近寄ろうとはしなかった。

 一家は他にも犬と猫のペットを飼っていたため、ハイディがボウルの中のご飯をちゃんと食べているのかどうか、はっきりと確認することは難しかった。

 そこである日、ジェーンさんはゆっくりとハイディに近付き、体を持ち上げた。ハイディは、少し唸り声をあげたが噛みつくことはなかった。

 ジェーンさんは、時間をかけてハイディを安心させることにした。やがて、ハイディは少しずつジェーンさん夫妻に慣れ始め、ジェーンさんは自分たちの娘をいよいよハイディに紹介する時がきたと悟った。

 すると、まだ小さい夫妻の子供をハイディが特に問題なく受け入れたのを見て、夫妻はほっと安堵した。

 現在も、ハイディはゆっくりと一家との絆を育んでいるという。今は家族に慣れ、末っ子のベッドの端で眠り、日中もまったりと昼寝を楽しんでいるようだ。

私たちのペットに馴染むことも、ハイディにとっては一苦労だったようですが、猫のアレサ(15歳)は、ハイディの存在を気にせず、互いに家の中の好きなスペースで寛いでいます。

犬のアンバーは、ハイディのベストフレンドになろうと、一生懸命です。そんなアンバーの努力が実った出来事がありました。

ある夜、2匹が一緒にソファを共有していたんです。互いに端と端に座っていたのですが、ハイディはアンバーがソファにそっと上っても飛び降りて逃げようとしなかったんです。

これは大きな進歩だと思いました。

私がデスクワークをしている時にも、ハイディは膝の上にのぼってきます。今、ハイディは家族の中で落ち着きを感じ始めています。ハイディを迎え入れて本当に良かったと心から思います。

 愛する飼い主を喪ったが、新たに暖かい家族ができたハイディ。これからも、過ごしてきた家を永遠の家として、快適に暮らしていくことだろう。

written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 29件

コメントを書く

  1. 素敵な家、素敵な猫、素敵な家族と犬のベストフレンド。
    ピアソンズさんご一家がこれからも幸せでありますようにと願わずにはいられない。

    • +47
  2. 実は手乗りじゃないセキセイインコも手乗りになりますよ、、
    文鳥は無理だったけど、、インコのほうが学習能力高いのかも、、

    • +1
  3. ハートフルな話だし猫の写真からも愛情が伝わる気がする。
    こういうストーリーってInstagramで収集してるんでしょうか?
    カラパイアって素晴らしいサイトだなって。

    • +26
  4. いい話だ…
    ハイディからしたら、自分がこの家族を迎え入れてあげた気持ちなんだろうけどねw

    • +30
  5. この夫妻はハイディが受け入れてくれるか
    ハラハラしただろうね
    うまくいきそうで本当に良かったよ
    こういった話を聞くと安心するね

    • +22
  6. すごく綺麗な柄の猫だな
    こういう模様好きなんだけど、なんて言うんだろう

    • +10
    1. ※11
      キジトラ白…だと思います。うちの実家にもこういう柄の子います。

      • +6
    2. ※11

      うん。キジトラ白。
      頭の柄が割れるのは白に限るので「ハチワレのキジトラ」とも言う。
      キジトラは学術的に野生型で、遺伝子的にリビア山猫にかなり近い
      キジトラと優性遺伝の白が交配したんだね。

      うちには、
      緑目のキジトラと、緑目のハチワレの縞三毛がいて、
      緑目の三毛がもっと混ざったサビネコ(薄いとムギワラ)♀もいました。

      美しく多様な目と毛、しなるシッポ、
      (人間の思うようにいかない性質)
      ネコ科の最大の魅力ですね☆

      • +4
  7. 高齢者男性(89歳)「動物好きなご夫婦ですね 今家を飼ったらネコとワシが付いていますよ」

    • +1
  8. 元飼い主女性の施設へは夫と共に日参しそれ以外は家にある飼い主女性のベッドで過ごしていたというハイディさん
    新生活もそろそろ3年ですか
    インスタを見るといまではカタログのモデル猫もこなすとかおだやかそうな様子いいですね
    娘さんとのツーショットは出会ってからほどなくてこの状態に至れるのかと才能に感心

    • +3
    1. ※14
      うちの父に言わせると 犬をもらったら母がついてきたそうだ。

      • +4
  9. ハイジにとって
    新しく住み着いた人間達とそのペット達は
    侵略者だったけど
    しばらくしたら悪意のある存在ではないと
    思ってくれるようになったのね

    • 評価
  10. ハイディさん、新しい家族が出来て希望が持てて良かったよ。
    実家のネコ、最愛のおとんが入院して帰って来なかったらたら、おかんの頑張りも虚しく絶望してしまい、後追ってしまった

    • +4
    1. ※21
      ご家族には二重の悲しみだね
      心からお悔やみ申し上げる

      • +7
  11. 「今この家を買うと霊がついてきますよ」じゃなくて本当に良かった。

    • 評価
  12. ハイディさんからすれば飼い主が自分の家から突然居なくなり知らない人間や犬猫が住み着きだしたんだから、そりゃあ困惑するよね。
    心を開く事が出来てよかった。

    • +4
  13. 〇〇不動産「そうか、猫を付ければ売れるのか」

    • +1
  14. 登場人物が全員善良 哀れみじゃなくて 愛のギフトがつながったんだね。
     猫を飼ったら家がついてきたってロマンチックだよね 猫は家に付くとはよく言ったものだ

    • 評価

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