メインコンテンツにスキップ

米軍の輸送機が無人航空機(ドローン)の空中回収に初めて成功

記事の本文にスキップ

25件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

アメリカ国防高等研究計画局(DARPA)が実施したフライトテストで、輸送機が無人航空機を空中で回収することに初めて成功したそうだ。

 フライトテストの機体は、ダイネティクス社が開発するドローン「X-61 グレムリン」。2機のX-61が投入され、自律的な編隊飛行と安全性がチェックされた後、空中でC-130輸送機に格納された。

 X-61のプログラム責任者ポール・カルホーン中佐は、「今回の成功は長年の努力の結晶です。安全かつ信頼性の高い空中回収が実現できることを実証しました」と語る。

輸送機からの空中回収に初成功

 フライトテストは、10月29日にユタ州ダグウェイ実験場で行われた。

 動画では、C-130輸送機後部の貨物ドアから空中給油機のようなアタッチメントが下され、X-61無人航空機(ドローン)をドッキング・回収する様子が映されている。

DARPA Gremlins Program Demonstrates Airborne Recovery

 アタッチメントと見事ドッキングしたX-61は、ぐるっと翼を回転させて収納し、ミサイルのような姿になってC-130に回収される。

この画像を大きなサイズで見る

2機の内1機は事故で破損

 この実験では、2機のX-61で計4回のフライトが行われ、機体の性能や接触部位の影響など、各種データが集められた。

 なお動画では鮮やかな空中回収シーンしか確認できないが、1機は事故で破損したとのことだ。

 カルホーン中佐は「空中回収は複雑な作業です」と述べ、「しばし今回の成功を味わってから、またデータ分析に戻って、次のステップを決めるつもりです」と、今後について説明している。

この画像を大きなサイズで見る

敵防衛圏外からミッションを遂行

 X-61無人航空機はセンサー・電子戦システム・武装といった装備を搭載したまま、各種航空機から出撃することを念頭に開発が進められている。

 今回のような空中回収を確実に行えるようになれば、UAVの行動範囲と可能性が飛躍的に向上する。

 有人プラットフォームは安全な場所にいながら、X-61を敵防衛圏へと派遣。帰還した機体を空中で回収・補給して、24時間以内に次のミッションへ再出撃。そんな恐るべき波状攻撃が可能になる。

References:Gremlins Program Demonstrates Airborne Recovery / written by hiroching / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 25件

コメントを書く

  1. 戦闘妖精雪風で確か空中空母があったけど、それの具現化かな

    バンシー級原子力空中空母

    とか名前が付いたりして

    • +1
      1. >>17
        呼称としてはたぶん有力候補

        過去にBansheeと名付けられた戦闘機もあったからな
        今回の無人機がグレムリンだからそっち系統かもしれないけど

        • 評価
  2. その昔、有人で同じ事をやろうとした飛行機がありまして。XF-85ゴブリンていうんですけど、見た目が丸くて可愛いので一見の価値があります。ただこれは母艦からの発進はともかく帰還と収納が難しくて上手く行かなかったそうですが。

    • +6
    1. ※2
      回収フックに頭ぶつけてるのかわいい。
      技術の進歩を感じるよねえ。

      • +3
    2. ※2
      1930年代にも飛行船アクロン号、メイコン号(搭載機数はいずれも5機)を母機に専用の複葉機F9Cスパローホークを作ってまで飛行航空機母艦を建造している。両方とも事故で失われてしまいましたがー

      • +1
    3. >>2
      母機が速度全然違う飛行船だったから難しかったんじゃない?

      • 評価
  3. BGMにセンスがないな。「ULTRA SEVEN」とか「MATワンダバ」とかつければいいのに

    • +1
    1. ※4
      デンジャラスゾーンだと無人機がいきなり有人機のような
      激しい飛び方しそうで合わんしヤバイ
      未来の咆哮だと熱くなりすぎてこれも合わん
      適当に緩やかなこの音楽で十分じゃねえの

      • +2
  4. いずれ有人でやる為のテストでも有るんだろうな

    • +1
    1. >>5
      有人だとコックピット邪魔だしパイロットの乗り降り考えなきゃだから有人機は無いんじゃないかなぁ

      有人機なら普通に空中給油した方が良さげに思える
      超巨大な空中空母とかだったら話は違うけども

      • +2
    1. >>6
      今の内に戦闘機で渓谷を低空飛行したりトンネルの中を飛ぶ練習しなきゃ・・・

      • +2
  5. この手のはイギリスが先にやると思ってた。
    (ハリアーを駆逐艦に搭載するスカイフック計画の延長でやれそう)

    • 評価
    1. >>9
      危険空域内にC-130が入る訳じゃ無いんだし母機の生存性は関係ないんでは?

      • 評価
    2. >>9
      耐用年数がもう直ぐだもんな
      新規の購入でもするのかね

      • 評価
  6. >XF-85ゴブリン
    戦略爆撃機を護衛するのに普通の戦闘機じゃ燃料が足りなくなりやすいから
    あらかじめ爆撃機に護衛戦闘機を搭載しておけないか というアイデアだったんだけど
    実際に作ってみると性能が中途半端なわりに重くてかさばり
    しかも爆撃機との空中ドッキング時に事故が起きて開発中止になったんだよな

    ゴブリンの場合は人間の操縦でドッキングしようとしたからだろうけど
    最新のコンピュータ制御でもまだまだ難しいのかねぇ

    • +1
  7. パラサイト・ファイターも無人機で復活かな

    • 評価
  8. 無人機でもコイツは、自律飛行できるタイプだから、既に運用されている無人偵察/攻撃機とは毛色違う

    • 評価
  9. 前にDARPAか米空軍がドローンを運用する空中空母のアイデア募集とかやってたけど、これはその流れで試験しているだろうな
    あと十年もしたら在日米軍にも空中空母を配備したり、それに続いて航空自衛隊による空中空母が開発されたりするんかな
    空自採用の空中空母は川崎C-2あたりがベース機になりそう

    • +1
  10. 軍事目的の無人機は戦闘機なみに大きいと聞いて驚いたけど、
    これはどれくらいの大きさなのか気になります。

    • 評価
    1. >>25
      記事のグレムリンの部分をクリックしてみるといいよ
      Wikipediaにリンクが張ってあるので、Wikipediaのページの「仕様」という項目を見ると大きさ等の公開されている諸元を見ることができる、そう!大きさもね

      • 評価
  11. 見てるだけでワクワクしてくるな。攻撃に使うだけじゃなく、低高度偵察や長時間の地上支援を引き継げるからとても有用。

    • +1

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

サイエンス&テクノロジー

サイエンス&テクノロジーについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動画

動画についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。