
飼い主亡き後2年間墓参りを欠かさない猫 image credit:nana.oyen/Instagram
忠犬ハチ公のように、飼い主が亡き後も慕い続ける犬の話は多く耳にするが、猫も大好きだった飼い主を偲んで、飼い主にゆかりのある場所に寄り添ったり、墓参りをしたりする個体も報告されている。猫も飼い主に深い愛着を示すようだ。マレーシアに住むナナという猫も忠猫の1匹である。ナナは、可愛がってくれた飼い主が亡き後、毎日欠かさず墓参りを続けているという。ナナのひたむきな姿に心打たれた飼い主の娘が、『Malay Mail』などにその様子を伝えた。
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ナナと深い絆を築いた飼い主の男性
マレーシアのクランタン州に住むハズリン・ノジさん一家の猫ナナ(6歳)は、今は亡きハズリンさんの父にとてもかわいがられていた。
image credit:Hazlynn Nozi/Facebook
生前、教師だったハズリンさんの父は、猫が大好きで数匹の猫を飼っていたが、特にナナとは特別な絆を育んでいたそうだ。ナナも、自分を可愛がってくれる飼い主が大好きだったようで、ハズリンさんの父が礼拝に行くと、決まって後をついていき、礼拝堂の前で祈りが終わるまで待ち、一緒に家に帰っていたという。
しかし、大好きだった飼い主は2年前に他界してしまった。
毎日飼い主の墓参りを続けるナナ
ナナは、飼い主の死にかなりショックを受けたようだ、食欲を失い、体重も減った。そして、飼い主のいない寂しさを紛らわすように、ナナは生前ハズリンさんの父親が気に入っていたブランコや車の上に乗って過ごすようになった。
そんなナナの姿からは、飼い主の思い出の場所に少しでも長く一緒に居たいという思いが感じられたとハズリンさんは言う。
ナナが食欲を取り戻したのは、父が亡くなって3か月経ってからだそうだ。
今、ナナは朝になると毎日ある場所へ出かける。そこは、亡き飼い主が眠る墓だ。ナナは、この2年間毎日欠かさずに飼い主の墓参りを続けているのだ。

image credit:nana.oyen/Instagram
ハズリンさんが家族と一緒に墓参りをすると、既にナナは墓の前で待っているという。

image credit:nana.oyen/Instagram
ハズリンさんは、父親とナナが築いた絆に思いを馳せ、その忠誠心に感心させられながら、毎日墓前に座ったり、傍で横になって寛いだりして1日を過ごしているナナを見守っている。追記(2020/11/01)本文を一部修正して再送します。
written by Scarlet / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
猫は心霊的なモノが解ると言われるので、お墓で飼い主さんに会ってるのかも知れないね。
2. 匿名処理班
涙が出る
3. 匿名処理班
そこに眠ってるって理解してるってことよね、頭いいよね
4. 匿名処理班
土葬…?
5. 匿名処理班
無粋で邪推と前置きしたうえで。
猫がたまたま墓場にいる写真撮ってその話とともに公開してる可能性が在りますよね、CGでリアルに動画作れる時代に人が真実を見抜くのは難しい、真実であると思うのは自由ですけど。
6. 匿名処理班
猫「なんか連れてこられた 動くのだるい」
7.
8. 匿名処理班
※5
なるほど、確かにそれは有り得るかもしれない。特にこのサイトの記事の多くは、真実か確かめる手段はない。だとしたら、貴方は何故このサイトを開いてわざわざ読んだんだい?
さらに言えば、SNSのほとんどがそうだ。疑えばきりがない。そしてその無粋で邪推を思いつくと言うことは、常にそんなことが念頭にあるんだろうと邪推する。
なので無粋で邪推なアドバイスを貴方にお送りしよう。
ネットなど開かず、目の前にあるリアルだけを楽しめ。
9.
10. 匿名処理班
こういうのに、心霊だのなんだの持ち出す輩本当にやめてほしい。
猫は思ってる以上に賢いんだぞ。
11. 匿名処理班
土葬だったら故人の匂いが残っているからかな…
12. 匿名処理班
娘さんにとっても父と仲良しだった猫とお墓参りをして一緒に過ごす時間は優しくて切ない特別なものだろうね。
13. 匿名処理班
>>5
というか、お墓の場所がこの猫の縄張りなんだろうと思った。縄張り大事にしてて毎日パトロールする律儀な性格の猫なんだろう。
飼い主に愛情を持ってた事を否定するつもりは全然ないけど、お墓なんて所詮人間の考えた風習だし、猫には関係ない話さ。
14. 匿名処理班
読んでどう思うかは個人の自由だよ
私は感動したな。うちの子も私が死んでも私の靴下を集めてその上でお昼寝する癖を続けてくれるかな😊
15. 匿名処理班
忠誠心ってのは違うだろ。家族を失った感覚じゃないのか?
16. 匿名処理班
心霊だかなんかは知らないが
ナナさんの乗っかってる車が気になる
17. 匿名処理班
ネコはねー、一緒に暮らすとわかるんだけど俗説とは違って非常に情が深いんだよ。複数のネコと暮してきたが、何度もその愛情深さに驚かされるよ。
だからこういうネコがいても不思議とは思わないな。
18. 匿名処理班
愛猫より絶対に先には逝けないと再確認した
うちの子にこんなさびしさを絶対に味わわせられない
19. 匿名処理班
シンプルに考えろよ
賢い猫には故人を偲ぶ感覚があるってだけだ
だとしたら現実的だけど感動的でもあるだろ
20. 匿名処理班
※16
俺も気になった。
1950年型のシボレーっぽくしたVWビートルの改造車じゃないかな?
21. 匿名処理班
※5
確かにいい話をでっちあげてイイね稼ぎをする人はいる。
けど、捏造するような人なら、わざわざ埋葬した直後と墓を整えた後とで猫を連れてきて写真を撮るような面倒くさいことをするとは思えない。(たとえその墓が他人のものであっても)
それに親族の不幸を利用してまでイイね稼ぎをする人は稀だろう。特に疑う理由が無ければ信じるね。
22. 匿名処理班
>>5
もちろん各々が好きな解釈をするといいとおもう
このエピソードに関してはわたしは本当の話だと考える方が気分がいいからそうする
嘘だと思う方が気持ち良い方はそうするといいですよね
23. 匿名処理班
感動して涙出てきたのにコメント欄のせいで…
フェイクだと思うのは自由だけど書かないでほしかったなぁ…
24. 匿名処理班
>>11
遺髪とかは残るからね。故人のニオイとか。けど何十匹も猫を飼ってきたけど尻尾の短い(曲がっていたり)するタイプはかなりの割合で愛情深い個体が多かったよ
25. 匿名処理班
泣いちゃう
26. 匿名処理班
普通に信じるよ!
クルマに轢かれた瀕死の野良猫を弟が泣きながら連れて来て
直ぐに動物病院へ直行!九死に一生を得て何とか生還。
以後その猫はウチの家猫になったけど天に召されるその日まで
弟が家に居る時は弟の半径1メートルから離れようとしなかったよ。
しかも弟が帰宅する約10分前くらいから玄関で待っていて何時も不思議だった。
愛情や信頼を超越する何かが必ず存在すると思う。
27.
28. 匿名処理班
犬やネコもそうみたいだけど、結構いろんな動物でこういう話はあると思う。馬とかロバも飼い主やその家族を守ったり偲んだりするという話を聞いたことがあるし、ウサギでもこういうことはある。喋れはしないけどそれこそいろんな行動で表す
29. 匿名処理班
>>23
必ずみんなと違う意見の自分は真実が見えててカッコイイんだぜ!なコメントは出てくるから、ああ厨二なんだなぁ、と生暖かくスルーしたらいいよ
30. 匿名処理班
14年一緒に暮らした猫が亡くなってお墓も作ってあげたけど
毎日お参りに行っていません・・・ごめんなさい。
31. 匿名処理班
※13
加えてご遺族よくお墓参りをされていて
墓所になじみがあるのかも知れませんね
32. 匿名処理班
>>30
人間だってお盆とか一年に数回ってのがほとんどじゃない?
目に見えないけどいつも隣にいるから謝ることはないって
貴方みたいな人に飼われた猫は幸せだったと思うよ
33. 匿名処理班
※5
般若心経の写経でもしてなさいな
34. 匿名処理班
※30
お墓作ってあげたの?猫、幸せかもね。
自分のは交通事故で共同墓地に知らない間にいれられてた。
乳歯が唯一の形見になってしまったよ。
35. 匿名処理班
私のことなど忘れてダラダラ食っちゃ寝して欲しいと思う
36.
37. 匿名処理班
>>35
ほんそれ。
幸せに暮らしてくれるなら自分のことなど忘れても構わないよね
38. 匿名処理班
一昔前の学者に人間だけが理性や感情を持ってて他の動物は本能だけで生きてるとか言った奴が居たが嘘やないかーい(´;ω;`)