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平均寿命を超えた22歳のジャイアントパンダ、無事に赤ちゃんを出産(アメリカ)

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(著) (編集)

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平均寿命を超えたジャイアントパンダが奇跡の出産
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 コロナ禍が続く中、アメリカから嬉しいニュースが届いた。ワシントンにあるスミソニアン国立動物園で、ジャイアントパンダのメイシャンが高齢出産に成功したという。

 ジャイアントパンダの寿命は約20年と言われているが、メイシャンは22歳。園側は「妊娠の可能性は1%未満」と覚悟していたが、無事に人工授精、妊娠、出産の運びとなり、その「奇跡」に歓喜した。『Smithsonian Magazine』などが伝えている。

22歳のジャイアントパンダ、高齢出産に成功

 ワシントンのスミソニアン国立動物園は、8月21日にジャイアントパンダのメイシャンが22歳という高齢で、無事に赤ちゃんパンダを出産したことをSNSや園のサイトで報告した。

 赤ちゃんが生まれた瞬間の映像がこちらだ。

Get a Glimpse of a Giant Panda Cub at Smithsonian’s National Zoo

 メイシャンの高齢出産は、世界2位の高齢出産記録となるという。

 同園は、8月17日に超音波検査中に、メイシャンが妊娠していることを確信。

 赤ちゃんが間もなく生まれるであろうことを知ったスタッフは、喜びで興奮しながらメイシャンを見守り続けた。

 そしてついに、21日の午後6時35分頃、長い陣痛の後メイシャンは出産した。現在は、赤ちゃんに授乳したり赤ちゃんの体を舐めたりと順調に育児をしているということだ。

Get a Glimpse of a Giant Panda Cub at Smithsonian’s National Zoo

人工授精で妊娠したメイシャン

 ジャイアントパンダの繁殖期間は非常に短い。メスは毎年24時間~72時間しか妊娠する可能性がないと言われている。

 1998年7月に中国のジャイアントパンダ保護研究センターで生まれたメイシャンは、スミソニアン国立動物園へと搬送され、これまでに3頭の赤ちゃんを出産した。

 最近の出産記録は2015年8月22日で、生まれた赤ちゃんは去年11月に中国の四川省成都市にある動物園へと輸送された。同じく2頭の赤ちゃんも、既に中国へ戻った。

 今回、メイシャンの妊活は動物園がコロナによるパンデミックで一時休館となった間に行われた。

 スタッフチームは、3月中旬にメイシャンが庭を歩き回ったり水遊びをしたりする行動の中に変化を発見し、「もしかしたら妊娠の準備ができているのかもしれない」と推測。

 そこで3月22日、オスのティエンティエンの凍結精子を使って人工授精をメイシャンに試みた。

 スタッフチームは、メイシャンの妊娠の可能性が1%未満であることを覚悟していたが、辛抱強く見守り続けた。

 パンデミックの最中ということもあり、スタッフは慎重に観察機器をセットアップし、観察するスタッフの人数も制限することで接触を最小限にするなど、特別な予防策を講じて来た。

Giant Panda Mei Xiang Cares for Her Cub at Smithsonian’s National Zoo

メイシャンが貴重な種の生存に貢献できたことにスタッフら歓喜

 無事に出産を終えたメイシャンと、元気に生まれた赤ちゃんにスタッフ一同、歓喜の声を挙げたのは言うまでもない。

 動物園の責任者スティーヴ・モンフロントさんは、希少なジャイアントパンダの出産の喜びをこのように語っている。

メイシャンは高齢なために、妊娠の可能性がかなり低いことはわかっていました。ですが、わずかな可能性に賭けたかったのです。種の生存に貢献できる機会を、メイシャンにもう一度与えたかった。今回のメイシャンの妊娠は、まさに奇跡と言えるでしょう。

ジャイアントパンダは、絶滅の危機に瀕した野生生物であり、希望の国際的シンボルです。この貴重な赤ちゃんの誕生が、世界に純粋な喜びの瞬間をもたらしたことを、とても嬉しく思っています。

 なお、園側のインスタグラムTwitter、ウエブサイトではメイシャンと赤ちゃんの様子が度々更新されている。特に、サイトのパンダカム(Cam2)では、ライブ映像も見ることができる。

パンダのメイシャンのライブ映像「パンダカム」

 もうしばらくして、飼育係が赤ちゃんを回収できるようになれば、新生児検査を行う予定であることを明かしている動物園。その時には、この赤ちゃんの性別も判明するということだ。

written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 10件

コメントを書く

  1. へぇ!もっと50年くらい生きるんだと思ったジャイパン

    • +3
  2. 逆にいろいろ研究が進めばまだまだパンダの寿命は延びるってことじゃないかな
    人間だって古代には繁殖年齢の終わりがだいたい平均寿命って時代もあったはず
    メイシャンよかったね!まだまだ元気に子育てしてね

    • +5
  3. 白浜の永明・良浜カップルの子供たちもまだまだ増える可能性があるのかな
    上野のシャンシャンにも弟か妹ができるといい

    • +3
  4. 発情があったから人工授精に踏み切ったわけか
    方法としては人工的だけど、メイシャンからしたら相手がいるなら自然交配してたわけだもんね。

    • +3
  5. 檻がめちゃ狭いように見えるんだがストレス溜まらないのかしら。
    手前はもっと広いのかな。

    • -1
    1. ※5
      パンダは木のウロや洞穴で出産するみたいだから
      分娩時は狭い方が落ち着くんじゃないかな

      • +7
      1. ※6
        笹は季節問わずあるから 冬眠しないとはいえ、
        そういうトコはやっぱ熊なんだな。

        • +1
    2. >>5
      クマに限らんけど、たいていの哺乳類は出産・睡眠など無防備なときは狭い処が好きやで
      ネコの箱好き、イヌの穴好きは有名だし、人間も布団の圧迫感が好きなのいるしな

      • +3
  6. パンダって犬とか猫と同じくらいしか生きられないのか。
    体でかいし草食系だから長生きだと思ってたけど

    • +1

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