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パンダは双子のうち1頭しか育てない……それならば!ニンゲンが思いついた驚きの方法

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 パンダは双子を出産すると、どちらか1頭だけに母乳をやって育てる習性がある。もう一方の子パンダはどうなるかというと、つまり、残念ながら死ぬということだ。

 ところがそのパンダの習性を逆手に取り、双子のパンダを立派に成長させるべくニンゲンたちが思いついた驚くべき方法がある。

 1日10回、双子のパンダを”取り替えっこ”するのだ。

Panda Doesn’t Realise She’s Had Twins! | BBC Earth

 中国にある成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地で暮らすメスのパンダ、リーリーは、生まれて18日になる双子パンダのお母さんだ。だが彼女は、自分が双子を育てていることを知らない。

 飼育員が、こっそり2頭を取り替えているからだ。

 ぎゅうっと赤ちゃんを抱っこしているリーリー。飼育員は、リーリーの気持ちをそらすために、大好物のはちみつを溶かした水をなめさせる。

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 飼育員が赤ちゃんへ手をのばすと、はちみつ水をペロペロしつつも嫌がるリーリー。

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 リーリーの母性と飼育員の忍耐、根比べの末にとうとう赤ちゃんをつかんだ!

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 心配そうに赤ちゃんを見るリーリーに、やさしく語りかける飼育員。いくらはちみつ水がおいしくても、大事な赤ちゃんを取り上げられたら不安だよね。

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 連れ出された赤ちゃんは、保育器で飼育されているもう1頭の赤ちゃんと交代する。こうすることで、どちらもリーリーの母乳を飲むことができるんだ。

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 入れ替わりで連れてこられた赤ちゃん。

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 さっきまで抱っこしていた赤ちゃんと入れ替わっていることに気づかないリーリーは、このあとちゃんと赤ちゃんを抱っこしていたよ。

 この”はちみつ水でとりかえっこ大作戦”は、1日に10回程度行われている。今のところこの方法で、100%双子パンダの生育に成功しているというから驚きだ。

 大好物で気を引いてそのすきに……というなんとも古典的な方法だけれど、パンダとニンゲンの間に強い信頼関係がないとできないことだよね。

 この世のかわいいを全力で加速させてくれるパンダと、その繁殖に力を尽くしているニンゲンの皆さんに、あらためて感謝と敬意を表したいな。

written by momo

※この記事はカラパイアの姉妹サイトマランダーから転送したものです。マランダーで前日一番人気の高かった記事を、後日カラパイアの紙面上で紹介しています。

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この記事へのコメント 56件

コメントを書く

  1. 白浜の双子パンダも生まれたばかりのときはこの方法で育てられてるよね!

    • +41
    1. ※1
      やってるどころか、良浜と飼育員さんは強い信頼で結ばれてるので、良浜は「鳴いて飼育員を呼ぶ」「飼育員にシッターしてもらってる間に、食事や睡眠をとる」という術を編み出してる。
      因みに、パンダには珍しく「双子に自分で授乳する」という術も身に付けてる。

      学者が知ってる「パンダの子育てに関する常識」を悉く覆す、実はちょっと困り者のパンダ

      • +19
  2. 「ママ、パンダさんのお目目こわい」
    「ほんとだね、でも、シャチさんよりは、いくらかましよ」

    • +2
  3. 白浜のパンダちゃん、9頭目の子ども生んだね~
    パンダ好きは白浜アドベンチャーワールドへ行こう!

    • +28
  4. 母パンダがハチミツ水を飲みすぎてないか心配。

    • +32
  5. 今はいいけどある程度大きくなったら大丈夫なのかよw

    • +1
    1. ※6
      ある程度大きくなったら大丈夫。
      パンダの子供は、超未熟児で産まれるんだよ。
      食料に乏しい地域に生きてるパンダには、2人育てるのが難しい。
      だから、元気な方を育てる。という習性ができた。

      双子双方がある程度丈夫になれば、親は両方育てるよ。

      • +27
  6. もっと一瞬でサッとすり替えるのかと思ったら
    布にくるんで保育器に持っていき、もう一匹を連れてきてすり替え。
    これでもバレないんだね。

    • +14
  7. こんな育児放棄する実母と両方とも関わらせるより、片方は子育てに情熱を持つ
    人間に任せた方がいい気がするんだが。
    そんなに血のつながりって重要?

    • -43
    1. ※9
      そんな情緒の話でなく母乳が必要なんだよ。

      • +52
    2. ※9
      完全に人工保育されたパンダは自分の子育てがうまくできないという問題もあってね

      • +26
  8. 簡単なのに思い付かなかった画期的な方法だ・・・!

    • +2
  9. 熊は2匹産んでも2匹とも育てるのに、パンダはそれをしないのは何故だろう?

    • +11
  10. 1日10回もハチミツ水やって大丈夫なのかな?

    • +15
  11. 上野のパンダも中国じゃなく白浜からレンタルしろよ

    • +5
    1. ※14
      ある程度育ったら中国に取られるから無理だよ
      いくら日本で沢山生まれても全部中国が管理するシステム

      • +17
    2. ※14
      現在日本にいるパンダは全てレンタルで例え国内で子供が生まれてもその権利も中国にある契約だから勝手に融通出来ないし、ある程度育ったら返還しなければいけない
      そんな契約するなと言ってもそれにOKしないとそもそもレンタルすらしてくれない

      • +8
  12. 人口ミルクだけでは免疫が付かないと言う事か。

    • +14
  13. ハチミツ水もいつか飽きてしまうだろう
    そうなってからが本当の闘い…!

    • +3
  14. 不自然なことして、変な反動がなければいいんだけど……。

    • +1
  15. 一匹ならいいけど、二匹の授乳は
    子パンダ(拒んだ)🐼 我がママだね(ー”ー;)

    • -10
  16. パンダって自分の体に対して指ほどの小さい子供を産んだり育てるのに
    どうしてそんなに大変そうなのかいつも不思議だ

    • +2
    1. ※24
      極端に小さいよなw
      あまりに未熟児だからほんの少しの変化でも命取りになってしまうのかも

      • +11
    2. ※24
      でもあれ見てるとヒトももうちょっとお産が楽ならなあと思わなくもないw
      パンダやカンガルーほど極端でなくてもいいからさあ

      • +4
      1. ※39
        人間でも超未熟児としてかなり小さい状態で生まれてしまうことがあるけど
        生存率は普通の赤ちゃんより低いし育てる期間がそれだけ長くなるしむしろそっちのが大変だと思うよ
        人間の妊娠期間が長いのは子供の生存率を高めるためなのだから

        そう考えるとなんでパンダの子供は妊娠期間短いのかな

        • 評価
        1. ※52
          いうても、普通のクマも
          パンダほどじゃないにせよ、新生児の小ささは大概だぞ。

          クマ類は、冬眠(熱帯方面を除く)中に出産するから
          長い妊娠期間を維持するだけの体力や栄養が母体に不足し、
          早めに出しておく方が有利だったのではと云われている。

          パンダは、常緑の竹や笹を主食にしているから冬眠しないけど
          そもそも競合相手がいない代わりに低栄養という
          ニッチな食べ物を選んで進化した結果、
          一日中食べても食べても常にカツカツ状態。
          (脂肪は胎盤を通過できず、糖が胎児には必要になるため
          母体の蛋白質を分解して変換した糖を与えているとか何とか。
          あんまり自分の体を削りすぎると母体がヤバくなるらしい。)

          • +4
  17. 成長したあとで2匹を同時に見せたらどういう反応するんだろうね

    • +2
  18. 気付いてないわけじゃないと思うんだよね
    自然界では一度に育てる余裕が一頭分しかないだけでさ

    それにしてもパンダの繁殖については話を聞くたびに
    よくもまあこんな習性で今まで絶滅せんかったなあと逆に関心するわ

    • +29
  19. 取り替えても気づかないんかい!結果よしならいいか。

    • 評価
  20. 動かない鳥 で有名なハシビロコウも双子だと先に生まれたのだけかわいがって次の子は放置するんだって。
    こっちも取り替え作戦でどうにかなったりするのかな?

    鳥だけに。

    • +8
  21. パンダを育てるのも大変だねぇ?
    しかし、どうして1頭だけ育てる様に進化したんだろう?
    余り生息数が増えるとエサが不足する…とかの理由が有ったのかね
    天敵は居なさそうなので、育てられない…が理由でもない気がする
    多分、笹しか食さないので、エサが不足してしまうのだろうな

    • +1
  22. 和歌山の良浜ママはスタッフさんのやる事もすっかり理解し信頼関係が出来上がって
    双子パンダのダブル授乳という技を身に付けました
    今は超未熟児で死にかけてた子パンダが危機を脱してすくすくと育ってます。

    • +17
  23. 嫌がりつつ、人間に赤ちゃんを掴まれて取られても怒って暴れたりしないんだな。
    信頼関係がしっかりしてるのか、単にパンダがノンビリしてる性格なのか。

    • +5
    1. ※35
      自分が子供の時から人間と接しているので『ん?親役の仲間が持っていったのか?』くらいの認識なんじゃない?たぶん仲間認識しているんだと思うよ?自然繁殖したパンダだと、そうも行かない気もするけれど。

      • +4
  24. パンダって確かにおっとりのんびりで愛すべき生き物だけど、ここまで大事にされてるのって種の保護的な意味よりもレンタル物件的なアレだよねぇ

    • +5
  25. もうずーーーと前から
      知 っ て た !

    • -5
    1. ※38
      パンダは、ワシントン条約で保護された動物だからね。
      出生地主義で戸籍や永久譲渡を認める。というのは、ワシントン条約で禁止してる「売買」になるから無理。
      今の方法は、「生息域での伝染病流行による絶滅を防ぐために、他地域で繁殖研究を行っている」という名目で、ワシントン条約を掻い潜ってる。

      • +9
  26. 確かに小さいし、毛も生えてないけど、
    産声が犬猫とは比べものにならないほどパワフル。
    シロクマのベイビーと同じくらいで、
    さすがクマー一族と思う。

    • +2
  27. 有袋類と一緒で超未熟児でうまれるけれど、そういうときどうしてたんだろ。あと、パンダの母乳は緑色っておもしろい

    • +1
  28. パンダママ、意外と食べものにつられるよな 黙ってみてりゃ

    • +1
  29. 中国はパンダ以外の動物にも此の情熱を分けてあげてくれ

    • 評価
  30. パンダは経済動物だからね

    日本にパンダを1頭貸し出すだけで年間1頭あたり1億円以上が中国共産党へ入ってくる

    数を増やそうとするわけだよ

    • 評価
  31. 双子のパンダ、母親パンダでも匂いで個体差が判別できないのだろうか?それとも、母親パンダもすり替えられていることは薄々わかっているが母性本能でどちらの子供だろうが1匹しかいない場合は乳をあげずにはいられないのだろうか?

    • 評価
    1. 「んーホントは赤ちゃん渡したくないけど、
      ママ(飼育員さん)なら心配ないし、
      ハチミツおいしいから。」って感じじゃない?

      ※50 シェパード犬の実験では、いっしょに暮らす
      一卵性のふたごの兄弟(子供)を見分けられないそうだよ。
      人間の親だって間違えるしね。
      実際、エクボのあるなしで判断したりしてるし。

      • 評価
  32. 以前、ネットだか本だかで読んだ記憶があるんだが・・ 実は親パンダはシッカリ気付いている、とか?って… 結局どっちなんやろ?
    パンダとしては、人間が上手い事サポート?してくれるんで、それで大目に見て?両方育てに”協力”してくれているのかも?
    人間から見たら、人間が協力しているつもりだが、親パンダから見たら、親パンダが協力しているつもりなのかも?

    • +1
  33. 1番最初に双子入れ替え作戦で育った大宝と二宝(ターパオとアールパオ)は、ある程度大きくなったところで同時に母親に見せたら両方受け入れてくれたらしい。

    • +1
  34. そう考えるとアドベンチャーワールドって凄い…まだ結構小さい頃の桜浜と桃浜(海浜と陽浜だったかな?)良浜が同時に抱っこしてた記憶ある。アドベンが凄いのか良浜が凄いのか…どっちもか。

    • +1
  35. それにしても上野のパンダは1匹しか生まなかったね
    双子じゃないのは珍しいのかな?
    ともかく育児に専念できるから良いかも

    • 評価

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