
アメリカのモンタナ州で、子育てに大忙しの母ギツネの姿が捉えられた。お母さんは、13匹の子ギツネを抱えてたった1匹で頑張っていた。
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Red fox mom nursing 11 babies. The babies are so pushy they actually rotate her.
全員が自分の子?13匹の子ギツネを育てる母ギツネ
モンタナ州のイエローストーン国立公園北部にあるパラダイスバレーで、アカギツネの子育ての様子が動画に収められた。去年10月にEPIC Natureのアカウントで公開されたYouTubeの動画には、11匹の子ギツネが映し出されているが、実際にはこの時、お母さんギツネは13匹もの子育てをたった1匹でしていたようだ。
この動画を撮影した環境科学研究所のジュディー・レムバーグさんは、次のように話している。
13匹のうち2匹だけが他よりも少し大きく、もしかしたら別の母親の子供である可能性もあります。しかし、私たちはこの2匹の子ギツネの母親を一度も見たことがありません。実は、このキツネファミリーの巣穴は往来の激しい高速道路の近くにあり、この動画を撮影する数日前、不運にも、子供たちの父親とされるオスのキツネが交通事故になって命を落としてしまったという。
もしかしたらこの時、この母ギツネは自分の11匹の子供と一緒に、2匹の子育てもしていたのかもしれません。
お乳をたくさん出すためには自分も食べなければならない。だが、この母親は狩りも自分1匹で行わなければならない状況となっている。
狩りをして獲物を捕って、それを食べて子供たちにお乳をのませる。しかも子供の数は13匹。そりゃもう大変なことだ。

キツネの乳は8つしかないので一度に全員が飲むことはできない。子供によってはなかなか飲めない子もいるのだろう。
それでも母さんギツネは全員が元気に育つよう毎日奮闘中だ。

・キュートな動画。でも母さん狐は大変だね〜。なお、専門サイトによると、狐は夜行性で、通常は単独で採餌し、牧草地や森林の端に沿って移動するためにあまり人の目に触れることはないという。ただ冬の間は、狐は夜明けや夕暮れ時、更には昼間でも活動を増やすことはあるそうだ。
・子育てってほんと、大変だなというのがわかる。
・狐ってこんなにたくさん子供を産むんだね。知らなかった。
・うわ、どうか母さん狐が休憩できる時間がありますように!
4月下旬と5月、メスが巣穴で子育てしている時には、子供のために十分な餌を得ようと忙しく動き回るため、日中でも姿が見られることも多いということだ。
References:thekidshouldseethis.comなど / written by Scarlet / edited by parumo
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コメント
1.
2. 匿名処理班
父狐が交通事故・・・そこが一番ショッキング。
野生動物に人間がサポートしてはいけないとは言うけど、不慮の事故くらい欠けた分のサポートくらいはしていいと思うのよね。
3. 匿名処理班
ワンオペ育児! もうね、どの生物でも「お母さん」には感謝ですよ。 年取って、ますますそう思う。 夫じゃないとオスの他の狐は手伝ってくれないのかな…… ちょっと寂しい (´・ω・`)
4. 匿名処理班
※2
狐は夫婦で子育てをするらしいからダメージも大きいね
5. 匿名処理班
母乳って血液と同じなんだよ
13匹を満足させるだけの母乳を毎日吸われるって
おっかさんマジ大丈夫か・・・・
子だくさん=畜生腹と昔は言ったけど、獣ってほんと強い。人間よりはるかに。
6. 匿名処理班
パパン…
7. 匿名処理班
動物と言えど「母は強し」
8. 匿名処理班
狐カーチャンがクラウドファンディングできたらなあ。
丸鷄の差し入れくらいはしちゃうよ。
対価は親子の健康な姿の映像でオッケーです。
9.
10. 匿名処理班
13匹全員が無事育ってくれますように。
11. 匿名処理班
ご飯持って行ってあげたらダメなの?
父親失ったのは人間のせいなのに、助けるのはダメってことは無いと思うんだ。
と思ってたら他の人も書いてたw
12. 匿名処理班
ママきつね「今さら二人くらい増えたってどうってことないわよ、全員うちの子です、きっちり育てますとも!」だそうです。
13. 匿名処理班
このシングルマザーには周囲の援助が必要だと思う
近所に住んでたらおかず作り過ぎたから貰ってって差し入れに行くんだけどな
14. 匿名処理班
>>4
そうなんだよね
キツネのオスは子どもに餌を運んでくるし、少し育つと直接餌を与えるのではなくて自分で捕る練習もさせる(しかも最初はわざと捕りやすい位置に餌を置いてやる)
そんなオスなしでひとりで頑張ってるお母さんすごいよ
15. 匿名処理班
母ギツネが栄養失調になりそう
16. 匿名処理班
※2
人間が損失を与えた文に関しては人間が補償してもいいかもね
17. 匿名処理班
>>2
昔、実家をウロウロしている野良猫が隣の家で子猫を産んで生後2週間ぐらいの子猫5匹をウチのガレージに連れてきた。地域で餌をあげていたのだけど、授乳中の母猫はガリガリに痩せ細っていて不憫なぐらいだった。しばらくすると子猫を連れて散歩したり近所の家の庭の木で木登りを教えたり地域で話題だったよ。野生で生きる動物の母親って凄いよね。
18. 匿名処理班
母狐さん母乳のうちは何とかなるかもだけど乳離れが始まったら、子狐達は狩の仕方や十分な餌にありつけるのかかなり不安。父狐が居なくなった原因は人間にあるわけだし、せめて一時的に保護してあげてもいいんじゃ。もちろん独り立ちできるようになれば自然に返す前提で。母狐が疲労で耐えきれなくなりそうで怖い。
19. 匿名処理班
>>3
メス同士で手助けしてもいいと思う
20. 匿名処理班
月並みだけどご飯を人間があげちゃうのが習慣化しちゃうと
結果的に彼ら全員の命を縮めることになるからな
永久に彼らにご飯をあげるわけじゃないんでしょ?
飽きたら狩りのしかたを知らないキツネが残されるだけ