
気分が落ち着く色を身近に置くことで、ストレスは軽減し、幸福感が向上する。医療現場では、こうした色彩心理学をうまく使って、患者に穏やかでリラックスできる環境を提供している。
家を建てるとき、あるいはリフォームするときには、幸せを感じ、リラックスできるような色を選ぶと良い。
例えばキッチンにはオレンジ、寝室にはグリーン。ある色を加えるだけで日々の暮らしが幸せになるという。
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台所にオレンジ色

オレンジは温かく元気が出る色で、食欲を増進する。ファストフード店のロゴマークの多くが、オレンジ、赤、イエローの組み合わせが多いことを考えるとよくわかる。これらの色はエネルギーを高め、独創力や会話力を刺激する。
「オレンジという色は、あらゆる色の中でももっとも社交的な色。会話、コミュニケーション、相互の関係を活性化させます。若さやエネルギーを反映し、活発な活動を行ったり、あふれるエネルギーが求められる場所に最適な色です」トロント地域で活躍するインテリアデザイナーのジェーン・ロックハートは言う。
他にもオレンジ色は、ジムや娯楽室、子どもの寝室のアクセントウォールなどに最適なのだそうだ。
寝室に薄いグリーン

グリーンはあらゆる色の中でもっとも気が休まる落ち着ける色なのだそうだ。大地、誕生、新たな始まりを連想させ、生命、霊感、平和、健康がみなぎる色なのだと、前出のロックハートは語る。
グリーンは、大自然に憧れる人にとっても理想的な色だ。
都会のアパートに住んでいる人が、家に自然の感覚を持ち込みたいなら、クールな色でまとめる色彩設計がおすすめだ。
グリーンやブルーを活用したり、グレイといった中間色と合わせると、狭い空間を広く見せることができ、調和のとれた自然な感じを生み出すことができる。
リビングに赤

赤をキッチンやダイニングルームに使っても効果的だが、赤だけでは少し刺激が強い場合もあるので、特に狭い部屋では、壁の一部に入れるとか、家具のアクセントにするなど、抑え気味にしたほうが良いだろう。
書斎やオフィスにはブルー

仕事に必要なエネルギーを刺激するので書斎やオフィスには最適の色だ。
同時にブルーは気持ちが落ち着き、精神的に安定し、充足感が得られるため、寝室にも適しているという。
玄関や通路に白

明るすぎる白のトーンが現代的で無機質な感じがしすぎるというのなら、淡いグレイやクリームを使うといい。一色で部屋全体を包みこむと、見る者の目には宇宙空間を旅しているような感じに映るだろう
独創性とドラマをもたらしたいのならウルトラバイオレット

協会のホームページによると、この特別な紫の色合いは、"わたしたちの意識と潜在能力をより高いレベルに引き上げてくれる"という。
寝室やオフィスを紫にするのはちょっとという人には、アクセントウォールをこの色にするなど、まわりに少し加えるといいかもしれない。
バスルームにピンク

パスルームを陽気なピンクに塗り、朝そこに入ると、一日の仕事を始める前に幸せな気分が広がる。
ピンクにどうしても抵抗がある人は、サンシャインイエローを試してみると、同じように温かく気分が高揚する効果が得られる。
日のあまり当たらない部屋にイエロー

何も部屋全体をその色にする必要はない。ほんの少しこれらの色を取り入れるだけで、気分が良くなり毎日の暮らしがより幸せなものになるだろう。
References:mentalfloss/ written by konohazuku / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
薄い黄色は情緒が安定しそうでよいね。
2. 匿名処理班
バスルームにピンクでいかがわしい気がしてしまった
3. 匿名処理班
期待して読んだけどおまじない感が強かった。
4. 匿名処理班
※3
もちろん抽象的な部分は大いにあると思う。
無意識な部分に訴えるものが多いから、実感しにくいのもあるかも。
ただ、色の持つ効果ってわりと重要視されてるよ。
例えば?
ここでもよ〜く取り上げられるけど、
青い食べ物なんかまさにその典型じゃないかな。
5. 匿名処理班
寝室のファブリックだけはちょっと色考えてるかなぁ
カーテンでもベッドカバーでも、面積が広いものは「目に刺さらない色」を心がけてる
おのずとアースカラーの取り合わせになる
記事中の少しくすんだ緑なんかも使ってる
疲れなくていいよ
6. 匿名処理班
色からイメージするものや受ける影響って、育った文化によっても違うから、一概には言えないと思う。
7. 匿名処理班
赤は血の色だから興奮させる効果がある。だからサッカーチームなんかがよくユニフォームの色にしてる。相手チームがそれによって冷静さを欠くという科学的な根拠があるんだと。
んで反対に青は気分を落ち着かせ、冷静にさせてしまう。つまり…。
8. 匿名処理班
眼福。どの部屋も良い感じ。
9. 匿名処理班
家具は木目調が好きだったけど
製品によって色が違うから白にして
カーテンや絨毯
クッションカバーなどの布系は
生成りかベージュ、クリーム色
センスのいいインテリアって
難しそうだから無難で落ち着く系にしてます…
10. 匿名処理班
ないない
11. 匿名処理班
紫の部屋は死を連想させて健康を損ねるって、昔ギャラリーフェイクで言ってた
12. 匿名処理班
リビングにアカレンジャイ!
13. 匿名処理班
バスルームのローズは、朝シャワーを浴びる習慣のある欧米ならではだよなぁ。
夜、リラックスして入浴したいなら、バスルームは緑か青が良いって事かな?
14. 匿名処理班
でも単色って精神的にきつくない?
なんか意図的に何かを強いられているよな気がして・・・
15. 匿名処理班
このモデルルームはちと色が濃いと思うよ。
わかりやすくイメージを表現してるんだろうけど、実際に住むとなると色の押しつけっぽくなる(上手くない表現だが…)
それはそれで色がしんどい。
もっと淡い色か要所要所で使う方が良いと思う。
あと、紫は止めておけ。
ドラマだとか独創性とか言われてもオススメできない。
なんでもないのイライラした精神状態になるよ。マジで…
16. 匿名処理班
寝室に同意。カーテンはエメラルドがかった海のような、
ブルーグリーン&グレイのパターンで気に入ってる。
キッチンはオレンジを使うと食欲が出るそうだ。
料理の意欲UPにはいいけど、作りすぎ&食べすぎ注意かなー。
17. 匿名処理班
色彩心理学vs.風水 、ファイッ(ッカーン)
18. 匿名処理班
広く見せたい→白の壁紙
のんびりしたいリビング→緑のじゅうたん
落ち着きたい寝室→青のじゅうたん
暗くなってしまう遮光カーテン→黄色
台所→油汚れが目立たないオレンジ
微妙に合ってた
19. 匿名処理班
それぞれ綺麗だね
コレを一軒の家の中に全て採用すると…何かちょっと慌しい感じになりそうだけど
20. 匿名処理班
※1
ただ、淡い黄色とかクリーム色って
使い方を誤ると「汚れて黄ばんだ白色」
に見えるリスクもあるんだよな…。
(壁紙やレースカーテン等)
21. 匿名処理班
>寝室に薄いグリーン
和室の砂壁ですね、わかります
22. 匿名処理班
待合室はピンク
23. 匿名処理班
日本だと、夕方に火を使う台所や
大開口の掃き出し窓を設置することの多いリビングって、
オレンジだの赤だのの暖色系にしてしまうと
夏場の暑っ苦しさを倍増しそう…。
24. 匿名処理班
色分けできるほど部屋がない!(ワンルーム賃貸)
読むかぎりブルーは万能っぽいし、好きな色でもあるけど、部屋全体的に使うには寒々しいかなぁ。
25.
26. 匿名処理班
色に限らず、こうやってオシャレに統一された部屋は心安らぐし意欲も出るんだよな
27. 匿名処理班
オレンジのキッチンは汚れが目立たないので不衛生だなあ
あとファブリックの色を統一するのって結構お金かかるよね
28. 匿名処理班
壁や天井が白だと本が日焼けしていかんと思っていたが、蚊や蠅が入ってきたとき見つけやすくて助かった。
29. 匿名処理班
海外のカラフルなインテリアに憧れて自室の壁をペンキで淡い青緑に塗ったよ
好きな色だと目に入る度に嬉しい気持ちになるね
30. 匿名処理班
これを全部取り入れると変な家が出来上がる様な
31. 匿名処理班
最近、賃貸でも差し色で一面だけカラフルにしていたりするよね。
アースカラーとかならともかく、ワンルームで壁真っ赤とか真っピンクとか、リスキーな貸し方だなと思って見てる。
うちの寝室は電球色にしちゃうから何色でもオレンジフィルターかかる。。
32. 匿名処理班
サムネイルが素敵。「カールじいさんと空飛ぶ家」だ。
33. 匿名処理班
※3
そんなことはない
都市の景観も自然と同じ配色になってるんだよ