この画像を大きなサイズで見る大の犬好きなら応募待ったなしの仕事だろう。時給はなんと1,000ドル(約159,000円)で犬の口まわりのニオイを嗅ぎ、好きなだけ触れ合うことができるのだから。
ニューヨークでドッグフードの定期購入サービスを提供するスポット&タンゴ社では、犬とキスして息のニオイを嗅ぐ仕事をする契約社員を募集している。
犬好きじゃなくてもこの給料ならやりたい人もいるかもしれないが、実際のところはどんなお仕事なんだろうか。
犬の口臭ケア用オヤツの効果を検証
今回、スポット&タンゴ社が出しているユニークな求人には2種類あって、ひとつは「犬の息を嗅ぐ仕事」もうひとつは「犬とキスする仕事」である。
このふたつは同社が開発した犬の口臭ケア用のデンタルガム、「PupGum」のプロモーションを兼ねたものらしい。
PupGumは犬のカミカミ用オヤツで、青くて溝のある形状が特徴だ。ポストバイオティクスや亜麻仁を配合することで、歯垢の予防と除去を実現するという。
青い色は炎症を抑える作用を持つブルースピルリナで、フレーバーはわんこの大好きなターキー風味。
そしてこのPupGumの効果を実証するために募集しているのが、今回の求人というわけなのだ。
犬の口臭を嗅ぐ「ドッグ・ブレス・スニッファー」
募集要項を見ていこう。「ドッグ・ブレス・スニッファー(犬の口臭検知員)」の求人ページには、こんな説明が掲載されている。
募集中:PupGum ドッグ・ブレス・スニッファー(契約社員)
勤務地:ニューヨーク
給与:時給最大1,000ドル(2026年4月現在約16万円)
あなたは犬に夢中ですか?
ほんのわずかなニオイさえ嗅ぎ分けられるほど、鋭い嗅覚をお持ちですか?
スポット&タンゴ社のPupGumは、犬の口腔衛生を新たなレベルへと引き上げるお手伝いをしてくれる「犬の口臭検知員」を募集しています
具体的な仕事内容は以下の通り。
- さまざまな犬の口臭を至近距離で評価する
- ニオイの特徴を細かく記録する
- ドッグパークなどでブレステストを行う
- ニオイを数値化する評価基準を作る
- その結果をもとにフィードバックを返す
つまり犬の口臭をたくさん嗅いで記録するという、簡単なお仕事だ。
その間、好きなだけわんこをワシャワシャ撫でまわし、抱っこし放題。もちろん職場に愛犬を連れてくることもOKだ。
求められているのはこんな人。
- 優れた嗅覚を持つ人(ソムリエ、ショコラティエ、バリスタ、調香師など歓迎)
- 犬が好きで、犬の鼻先に近づいてニオイを嗅ぐことに抵抗がない人
- ニオイの選り好みをせず、率直な評価ができる人
- 犬の行動学、動物看護、ペットケアの経験があれば尚可(または犬の口臭に興味がある方)
この画像を大きなサイズで見る犬とキスする「ドッグ・キッサー」
もうひとつ、「ドッグ・キッサー(犬とキスする人)」の求人はこんなヤツ。
募集中:PupGum ドッグ・キッサー(契約社員)
勤務地:ニューヨーク
給与:時給最大1,000ドル(約16万円)
あなたの犬好きはガチですか?
スポット&タンゴ社のPupGumは、犬からのキスにただ耐えるのではなく、そのために生きているような人を募集しています。「気づけばいつも犬が膝に乗っている人」と周囲に言われるような人向きのお仕事です
お仕事の内容はこんな感じ。
- ニューヨーク各地の犬から日替わりでキスを受ける
- それぞれの体験を記録し、評価する
- 各地域で協力してくれる犬を探し、アンバサダーとして招く
- 口臭が改善された犬たちについて広める
- 実際の体験をもとにフィードバックを行う
つまりこちらは犬たちが安心してキスできる状態かどうかを、実際にキスすることで確認するお仕事である。
このお仕事で求められるのはこんなスキル。
- 犬の口臭をまったく気にしない人
- 犬が本当に心の底から好きな人
- 打たれ強さと優しさを兼ね備え、犬が本能的に舐めたくなる顔の持ち主
この画像を大きなサイズで見る報酬は魅力的過ぎるけれど…
PupGumのウリは、「犬の口臭を良いニオイに変えること」である。今回の求人は、この効果を検証して確認するという、品質管理の一環としてのものなのだ。
両方とも好きなだけわんことイチャコラするだけで、1時間に約16万円ももらえてしまうという、夢のようなお仕事である。
ぜひやりたい、天職だ!と思った人もいるかもしれない。だがちょっと落ち着こうか。
応募を検討している方は、この仕事は自分の命を危険にさらすことになる可能性があることを認識しておくべきだろう。
犬の口は人間の口よりも清潔だという俗説は明らかに誤りであり、実際は極めて危険であることが判明しているからだ。
犬は生涯の半分を汚れた場所に鼻を突っ込んだり、糞の上をうろうろしたりして過ごすので、鼻先にはあらゆる種類の細菌やウイルス、バクテリアがびっしり付着しているのです
ロンドンのクイーン・メアリー大学のウイルス学・細菌学教授であるジョン・オックスフォード氏は、このように警告する。
犬(特に野良犬)の唾液中に生息する細菌は、敗血症を含む致命的な感染症を引き起こす可能性があり、最終的には臓器不全や死に至ることもあるという。
だからこのあまりにも高額な給料は、命がけの仕事の代償という面もあるのかもしれなかったりする。
とはいえ、この破格の報酬に、ネット上では「ちょっとやってみたいかも」という声も寄せられてた。
- これなら喜んでやるよ。どうせ家でもタダで犬の口臭嗅いでるし、この給料なら十分だろ
- 一度やってみたいな。犬舎で働いたことあるけど、排泄物のニオイよりはマシなはず
- 犬と一日中いられて、しかも高収入なんて、夢の仕事じゃないか
- 口臭を嗅ぐだけでこの報酬なら悪くないな。鼻が詰まってないといいけど
- しっぽの裏に隠れてるほうのニオイじゃなくてよかったな
- いかにもニューヨークって感じだな
実は同社は1年前にも同様の求人を出していたが、その時は時給25~35ドル(約4,000~5,560円)という「薄給」だったという。
今回、時給が1,000ドルに跳ね上がった理由はわからないが、ニューヨークにお住まいで興味のある人はぜひ応募してみてはどうだろうか。
編集長パルモのコメント

私は犬が大好きで、子供のころは飼っていたが今はいない。でも仲良しの友人が犬を2匹飼っていて、一緒に犬OKのホテルに泊まったり、ドッグランに行ったり、犬的ディズニーランド的なところに同行している。幸い犬たちも私のことを嫌いじゃないようで、キスしてくれるし、口も舐めてくださってくれるので、この仕事は楽勝でできるかもと思いきや、8年前のインフルエンザからのウイルス性嗅覚障害で、ニオイに敏感じゃなくなってしまったので落選かも。犬の肉球のポップコーンっぽいニオイもたまらないよね。日本でもそんなお仕事あればいいのに。
References: ou Can Make $1,000 an Hour Smelling Dog Breath
















ある意味、薬の「治験モニター」みたいな仕事
だから高額報酬にはそれ相応のリスクあり…でも相手が犬だと興味湧くなぁ
自分の靴下を嗅ぎ過ぎて肺がやられたなんて記事も以前あったし、
頻繁に不特定多数のワンちゃんと濃厚接触するのは割と怖いな
デンタルガムの効果はともかく、フードで口臭・体臭は変わりますね
まあ当たり前なのですが、それが理由でお魚由来のフードを一袋でやめた経験があります
いまお世話している大型犬は、驚くべきことに歯磨きが大好きなので、ガムに頼らなくても口臭はほぼ無いです
体臭は、犬種的に結構強めですけど
意味不明
最大は16万円
最低は1円かもしれん
そこまでして犬の口臭消さんでも…という気もする
口臭は口内環境の悪化のサインだから、
健康のためにはケアしたほうがいい。
歯周病や虫歯菌が全身にまわってさまざまな疾患の原因になることは
よく知られているところで、それは犬も変わらないから。
タダでいいから吸わせてくれ!全て自己責任で構わない!頼む!
飼ってるのはともかく、不特定多数はどうかな…
価格設定見る限り、ただオイシイ仕事って訳では無さそうなんだよね…
犬にしてみたらむしろ人間の臭いに困らされるのではないだろうか
家賃が45万円とかのニューヨークが勤務地か
臭気判定士って国家資格が日本にはあるけど海外には似た職業ないのかな?
インコの匂いならただでもいいぜ
若くて健康で手入れされていればそこまで匂わないと思うけどな
人間と同じで歳とってくると匂うのはしょうがない
犬は3日間で歯石がつく
だから3歳以上の8割は歯周病っていわれてる
基本的に激臭と思っていい
>ニオイの特徴を細かく記録する
人並外れた、または犬みたいな嗅覚を持っている人ということか
ウイルス性嗅覚障害って大変ですね。鼻の奥の「嗅裂(きゅうれつ)」という部分が癒着してるのかな。
水に海塩(または塩化マグネシウム)を少量入れた溶液で鼻の穴を湿らせたり、口に含んで鼻呼吸…ってのを何日間か継続していれば、酵素を含む再生能力が元気になって、治癒できるんじゃないかしら。
そんな簡単な話じゃなさそうですね。8年だなんてかわいそうすぎる。