この画像を大きなサイズで見る嗅覚が非常に発達している犬は、発作や低血糖など、危険な状態の初期サインを嗅ぎ分けられる。更に、人間のストレスを嗅ぎ分けることができることもわかっている。
『Frontiers in Allergy』(2024年3月28日付)に掲載された新たな研究によれば、犬は心的外傷後ストレス障害であるPTSD患者のフラッシュバックのニオイさえ嗅ぎ分けられる可能性もあるという。
その力を利用すれば、飼い主のフラッシュバックの兆候を察知し、先回りして必要なサポートを与えるPTSD介助犬としても活躍できるようになるかもしれない。
犬にとって人間のニオイは体の状態を伝える診断書
普段どんなに清潔さに気をつけようとも、私たち人間はニオイを放っている。それは汗などによって分泌される揮発性有機化合物だ。
これらは遺伝のほか、年齢や現在の体の状態など、さまざまなことによって左右される。
もちろんストレスを受ければ、それがニオイとなって現れる。そしてこれまでの実験では、実際犬はそうしたストレス臭を感じられることが確かめられている。
ではPTSD(心的外傷後ストレス障害)はどうだろう?
過去にトラウマとなる経験をした人は、突然その時のことが脳裏をよぎって苦しむことがある。
もしも犬がその兆候を察知できるのなら、先回りして必要なサポートを与え、発作を予防したり、心の支えになったりできるかもしれない。
この画像を大きなサイズで見る犬は9割の正確さで人間のストレス臭を察知
今回行われた、カナダ、ダルハウジー大学チームによる研究では、犬にPTSDの人たちの息を嗅がせて、ニオイからその兆候を感じ取れるかどうか確かめられている。
実験では、26人の人間に協力してもらい、”ニオイの素”として息を提供してもらった。
参加者のうちおよそ半数はPTSDと診断される人たちで、彼らにマスクを着用してもらいながら、当時のトラウマ体験を思い出してもらった。
そしてこのマスクのニオイを嗅いだのが、25匹の犬たちから選ばれた2匹のわんちゃん、アイビーとキャリーだ。
2匹はストレスによって出る化学物質のニオイを覚えたのち、マスクのニオイ当てに挑戦。
まずは、同じ人物がストレスを感じている時と感じていない時に着用していたマスクを嗅がせ、それがストレスを受けていた時のものか当てさせてみた。
そしてこのチャレンジでは、2匹とも90%の正確さで嗅ぎ分けることができた。
この画像を大きなサイズで見る様々な人のマスクのニオイだけでも高確率でストレス臭を感知
今度は同じ人物のものだけでなく、さまざまな人たちのマスクを嗅いで、ストレスを受けた時のものかどうか当てさせる(これはストレス臭を一般化できるかどうかの実験)。
そしてこちらではアイビーは74%、キャリーは81%正解することができた。
面白いのは、2匹が必ずしも同じニオイに反応していたわけではない点だ。
ストレスに関係する化学物質というと、ストレスホルモンとして知られる「コルチゾール」がよく知られる。
だが、それ以外にもストレスで分泌される化学物質はある。
そしてアイビーは人間が「不安」を感じているときのニオイ、キャリーは「恥ずかしさ」を感じているときのニオイを特に嗅ぎ分けていたようなのだ。
この画像を大きなサイズで見る犬によって適性はあるもののPTSD発作を事前に検知してくれる可能性
なお今回の研究は、参加した人間もわんちゃんもかなり少ないので、犬が本当にPTSDのニオイを嗅ぎ分けられると断定できるようなものではない。
それでもはっきりしているのは、人間の鼻にある嗅覚受容体が600万個であるのに対し、犬は3億個もあるということだ。人類最良の友であり、いつも人間を助けてくれる犬の鼻が圧倒的にいいのは確かなのだ。
確かに向き不向きはある。アメリカン・ケンネル・クラブの主任獣医師であるジェリー・クライン博士は、「すべての犬が同じように才能があるわけではありません」と第三者の立場からコメントする。
技術的なことだけでなく、そうしたことを性格的に好まないわんちゃんもいる。クライン博士によると、多くの場合、嗅ぎ分けが得意な犬種や家系といったものがあるのだという。
だがすでに、セラピー犬や介助犬として訓練され、苦痛のサインや救助を求めるサインに対応できる犬たちはいる。
そんな子たちが活躍の場を広げて、PTSDの患者に寄り添えるような日が来るのだとしたら、素敵なことだ。
今回の研究結果は、犬たちの素敵な能力をさらに追求する研究者を後押ししてくれることだろう。
References:Frontiers | Can scent-detection dogs detect the stress associated with trauma cue exposure in people with trauma histories? A proof-of-concept study / Dogs can detect trauma stress by smelling humans’ breath, study shows – UPI.com / written by hiroching / edited by / parumo













以前に別の記事に書いたことがあるけれど、お尻を向けて自分の後ろで伏せっている犬が人間のストレス(例えば在宅勤務中)を察知して動くから、化学物質を感じ取っているというのは納得できる。
なおそれは長年相棒を務めてくれた先代犬の話で、今足下にいる新入りさんはまだ修行が足りていない。。。
犬「くさっ!ご主人の口くさっ!ストレスたまってる!ワイも臭くてストレス!」
こんなのもうヒーラーじゃないか(´・ω・`)
>それがストレスを受けていた時のものか当てさせてみた。
どうやって犬に、ストレスを受けていた時のものか聞くんだ?
>>5
そりゃ直接「今のストレス受けてた時の奴だった?」って聞けばええやん
怒ってる事も優しい人か如何かも匂いで判別してるって言うしね
鼻の良い種には匂いって表情筋見るのと同じなのかもな
>>6
臭いを嗅ぐことが挨拶になるくらいだから犬にとっては人間が考える以上の情報量があるんだろうね
わかるなぁ、辛い事があったときなんか側にずっといてくれたとしてたから
イッッッヌ!!!
散歩途中の犬によく吠えられるんだけど、何か吠えたくなるようなニオイでも出てるのかな?
猫好きのニオイとかあるのかな?猫いないんだけど