image credit:Instagram
多種多様な写真加工アプリの登場により、スマホで簡単に写真加工ができる時代だ。SNSに投稿されている写真だってそれがリアルだとは限らない。イギリスの旅ブロガーで写真家のキャロライン・ストリッチさん(32歳)は先日、インスタグラムで興味深いプロジェクトを実行した。
キャロラインさんは約20万人のフォロワーを抱える人気インスタグラマーでもあるのだが、完全なるフェイクをあえて投稿したのだ。
彼女の偽投稿は果たしてフォロワーたちに受け入れられたのだろうか？
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スマホアプリで完璧に加工したセルフィーをアイコンに
キャロラインさんはオンライン上でまったくの別人になってみたいと考え、またそうすることでどういう結果になるのかということも知りたかった。そこで実験として、スマホアプリ「FaceApp」でバリバリに加工した写真をフェイスブックのプロフィール写真にしてみた。
親友や姉妹、母親ともつながっているしきっと「顔違うじゃん！」とかなんとかつっこんでくるだろうと予想していたが誰も何もいってこなかった。
image credit:The slow traveler
完全なるフィクションをインスタグラムに投稿してみた
じゃあもっと思い切ったことをやってみよう！ってことで、キャロラインさんは完全なるフィクションに挑戦。架空のストーリーを設定して実際の年齢より10歳も若くサバを読み、これまでインスタグラムに何度も顔出しをしているけれどあえて加工バリバリのセルフィーを投稿してみることにした。
image credit:Instagram
まず1日目、キャロラインさんはアプリで加工した完璧な見た目の自分がベッドに座り、マグカップを持ったのほほんショットを投稿。「明日は私の22歳の誕生日なの。カリフォルニアのディズニーランドに行って、眠れる森の美女の城の前で写真を撮るわ」とのメッセージを添えた。
image credit:Instagram
2日目、前日の宣言どおりディズニーランドの眠れる森の美女の城の前に女性が佇んでいる写真を投稿。すると、どちらの投稿もフェイクなわけだが、キャロラインさんのフォロワーたちはコロリと騙されたのだった。
最低なものより最高なものを見たいSNSの世界
数日後、キャロラインさんはブログやインスタグラムでこのプロジェクトについてのネタバラシをした。そして、
インスタグラムには私が示した「完璧な自分」が溢れているわ。アプリやフォトショップを使うことがいいことか悪いことかは分からないし、今回のプロジェクトは一線を超えた感がある。でも、誰だって最低のものより最高のものを見たいと思っているはずと語っている。
なお、キャロラインさんは決してインスタグラムを否定しているわけではなくインスタグラムのおかげで人生のチャンスをつかんだ一人だそうだ。
まあSNSがおもしろい理由のひとつに、現実世界とはまったく違う自分になれるってところがあったりもするだろうし・・・。
他人に害のない範囲で楽しむ分にはそういうのもありかもしれないけどその線引きが難しかったりするのかもしれない。
References:Instagram / Boredpanda / The slow travelerなど / written by usagi / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
「国民は真実など知りたがっていない、彼らは常に[知りたいこと]を知りたいのだ」
なんて事を、ヨーゼフ：ゲッペルスって言う人が言ってたらしいよ。
2. 匿名処理班
現実社会でも、ネット上でも
虚構に満ち溢れている。
それを許せる人、許せない人
どう解釈するかは各人次第。
そういう考え方もあるのかと、感心することもあるしね。
3. 匿名処理班
そもそも楽しむのと信じるのは別なんだよな
綺麗な画像見せてもらって楽しい気分になるのはいいことだから
そこ間違えちゃいけないよなと思う
4. 匿名処理班
最初からフィクションです。って
付けて、写真をあげるって企画も
面白いかもね。
5. 匿名処理班
これはすぐ分かる。休園日か早朝しか撮れない。
6. 匿名処理班
反社会的な行動で合法と非合法の境目をウロウロすることを生業とすると別人格を想定して実践するのは役に立つんよ(良い悪いは別にしてね)
ブレない義理を欠かないホンネを出さない
ついつい欲望を出しちゃってヘタを打つことがあるギョーカイではホントに大事
まあ、一流のセールスマンも詐欺師もしていることですけどね…
7. 匿名処理班
＞親友や姉妹、母親ともつながっているし
＞きっと「顔違うじゃん！」とかなんとか
＞つっこんでくるだろうと予想していたが
＞誰も何もいってこなかった。
逆に言えないよね？
そんなに自分の顔いやだったんだ……
気を使って気付かない振りしておこう…ってなるだろｗ
8.
9. 匿名処理班
みんなどうかしてるよ
オレが夢中なSNSのあの子以外はウソに決まってるじゃないか
10. 匿名処理班
行きすぎると出来損ないのフィクション見てるみたいで
すぐに飽きられそうだな
11. 匿名処理班
まさに嘘も方便とはこのことだな
12. 匿名処理班
騙されたというより皆優しかっただけですね
13. 匿名処理班
日本なら、「あぁ、またやってるよ、」って感じで見てるだろうな。
14. 匿名処理班
20万人もフォロワーいて一人も加工し過ぎ虚構過ぎなことについて絡んでこないなんて、みんなマナー良いな
もしかして投稿されてる写真は最初から作品として見てるのかもな
15. 匿名処理班
そこにリアルマネー、利益が絡んで来ると敵は必ず生まれるだろうね。
16. 匿名処理班
大半のフォロワーは彼女自身にそれほど興味がなかった、とも言えるんじゃないだろうか。よく知らないけどいい写真が流れてくるアカウントが、今までよりマシなモデルを使うようになった程度にしか感じてないのかもね。
17.
18. 匿名処理班
※1
ゲッベルスどころかカエサルやハドリアヌスも言ってたし人間の習性なんだろうな
カエサルは「人間は見たいものを見るのだ」だったかな
19.
20. 匿名処理班
写真をよく見るのはフォローする時だけ、あとは見ないでいいねしてるだけやで
21. 匿名処理班
パッケージ詐欺や表紙詐欺なんて昔からあるからな
顔認証で嘘発見器作ってる偉いさんもいるし
そのうちアプリとかで詐欺してるとか分かるかもしれんな
22. 匿名処理班
うーん。実際に利害関係が発生しなければ良いのかな〜。でも遅かれ早かれ揉めそうではある。ちょい否定派
23. 匿名処理班
ある時ふと虚しくなる気がするんだが
現実と掛け離れ過ぎると何時か毒になりそう
24. 匿名処理班
ある意味正直でよろしい
25. 匿名処理班
※7
ホントに。
ツッコミ待ち状態に突っ込むって、結構ハードル高いよね。たぶん、親しければ尚更ね…。
26. 匿名処理班
小難しい記事には自主的に解説をしてくれる物知りな蟻んこ達が涌いてくれるから助かるわい
27. 匿名処理班
この人の場合は化粧前と化粧後程度の差しかないので、特に誰も突っ込まなかっただけでは？ベースをしっかり塗り込んでアイラインをがっちり描き込んだだけじゃん。
28. 匿名処理班
女性はこの位の補正は化粧で当然の如くはじき出してくるから同じだと思うんですけど
化粧を取った従姉の顔が別人で感動したものだ、アートですよあれは
29. 匿名処理班
化粧で原型分からなくなってるような人って意外と居るしなぁ
30. 匿名処理班
現実世界と全く違う自分？ネトゲの方が面白いぞ
31. 匿名処理班
そこに悪意があるかないかで騙された側も気分が変わってくる
32. 匿名処理班
※25
某巨大掲示板で有名なコピペのひとつを思い出す
顔出しで女の子が
「はぁ…自分の顔ブス過ぎて辛い笑笑笑」
とのツイートに
「うわぁ、マジでブスじゃん」
て返したら
「ブスじゃないもん」
って本人の女の子が反論するやつ
33. 匿名処理班
niconico(ニコニコ)
34. 匿名処理班
パリスヒルトンのツイッターやらインスタ見てると
一部の人々が思う理想の生活を見事に演出してると思うの
だからあんなにウケたんだろうな
35. 匿名処理班
インスタどうとかじゃなく写真てそういうモノやろ^^；最高の瞬間とか有り得ない構図とか現実離れした美しさとか。。そういうのを狙っていくもんやで？ｗｗｗ騙されたてｗｗｗもう何にもみるなよトンチンカン！！ｗ