メインコンテンツにスキップ

当時の夢は現実に。1967年に思い描かれていた1999年の近未来的世界。

記事の本文にスキップ

39件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 1967年はカラーテレビの販売が数年前に始まったばかりで、PCどころか卓上の計算機を少し複雑にした程度のコンピュータが生まれたばかりの時代だ。もちろんインターネットそのものも生まれておらず、人類初の月面着陸が行われるのもまだ先だった。

 そんな時代にアメリカの家電メーカーが予想した”1999年の暮らし”は、PCやネット、電子レンジが不可欠で運動不足に悩む現在の私たちの生活に共通するライフスタイルが示されていた。

 およそ50年前の人々が当時の先端技術にリアルな想像力を駆使した興味深い未来予想動画が公開されていた。

“Year 1999 AD” – A 1967 Film Imagines the Future

 浜辺には少々そぐわないケープをまとってくつろぐ親子。今は何年だったっけ?とたずねる息子に、

この画像を大きなサイズで見る

“1999年”と砂に書いてみせるお母さん

この画像を大きなサイズで見る

 この短編映画は、蓄電池で駆動するラジオや無線機などを製造していた家電メーカーPhilco-Ford Corporationが1967年に作ったもの。となるとまたトンデモ予想だろと思いきや、案外実現しているものが多いのだ。

 近未来でモダンな装飾が施されたセットを背景に、この一家は現代にかなり近い暮らしをしている。この”明日の社会”の中では、今では生活の一部になっているPCやEメール、ネットショッピング、3D映像を思わせる技術があちこちに登場し、調理にも電子レンジが活躍している。

この画像を大きなサイズで見る
いわゆるPC。個人秘書も兼ねており、口座管理、教育や医療など、家族をサポートする万能機だ
この画像を大きなサイズで見る
家庭で授業を受けられる通信教育も最近あるようだ

 さすがにスマホは思いつかなかったようだが、家庭でのコンピューターの用途も現代に近い。たとえば、妻もしくは母親であるカレンは、パートもこなしている主婦で、ネットショッピングをしたり、請求書を夫の会社のPCに送り、家計の支出について相談している。

この画像を大きなサイズで見る
ネットショッピングもボタン一つで購入手続きが済む
この画像を大きなサイズで見る
遠隔地にいる同僚と会話をするお父さん
この画像を大きなサイズで見る
大画面でチェスの対戦ゲームをする息子

 もちろん中には実現していないものもある。長椅子に横たわるだけで健康チェックをして運動メニューを組んでくれる装置や、自動で衣類を清潔にする部屋や自動調理器などだ。まあ、家事系は家電ロボットが代行する予感もある。

この画像を大きなサイズで見る
運動は健康管理プログラムに従って自力でやるしかない

 1999年からは少々時が進んでしまったものの、今から49年前の人々が描いた未来の生活がわりと的中しているのはなんとも妙な気分だ。はたして私たちは彼らと同様に何十年も先の日常を当てることができるのだろうか。

via:atlasobscura・written D/ edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 39件

コメントを書く

  1. 女性の髪型がいかにも1960年代してるね
    男性と息子は、現代にいてもそれほど違和感無いかも

    • +5
  2. 60年代頃の特撮とかに見られるレトロフューチャー感ほんと好き

    • +14
  3. これからは緩やかに時代が流れていくので生活そのものはあまり代わり映えしなさそう
    医療が発達して長生き出来るようになる金持ちだけだけど

    • 評価
  4. ドラえもんやアトムが誕生してないとか
    銀色の服着てねえぞなどどうでもいいことで
    騒いでいるかもしれん

    • +1
  5. 生まれる時代は選べないね
    それとも、選んでこの時代に生まれたのかしら

    • 評価
  6. 予想が的中したというよりは、人々がそういう夢の実現に向けて技術を開発して行った結果、今日のような生活ができるようになった、とも言えると思う。

    • +26
  7. ものすごい先進的なコンピューターの描写にびっくりした。
    日本でもアメリカでもこの時代のコンピューターと言えばパンチテープで結果を見るのが当たり前だったのに。
    コンピューターはあった。テレビもあった。でも誰も演算結果をディスプレイに表示することを思いつかなかった。当時の特撮やアニメでもコンピューターといえばパンチテープばっかりだ。

    • +6
    1. ※7
      この時代既にディスプレイあるよ記事にも書いてあるようにカラー放送もあったし、表示装置もあったよ

      • +1
    2. ※7
      世界初のディスプレイに表示してのコンピュータゲームは、1948年に特許取得されてるから、1960年代後半だと珍しいとは言いにくいくらい普及してそうだけどね

      • +1
    3. ※7
      パンチテープは、記録媒体であって表示装置じゃないよ

      • +3
      1. ※13
        70年代の特撮・アニメの世界じゃあ、コンピューターの演算結果は紙テープで出力されて、それをもっともらしい顔で読む姿が普通だったんだよ
        コンピューターには大抵、記憶媒体と思しきでっかいリール巻きの磁気テープが回っていてな、意味あり気だが用途不明のランプが瞬いてるのもお約束で

        • 評価
  8. 2016年のオレが30年後に望む近未来
    不老不死、貧困の根絶、ハゲの迅速かつ恒久的な解決

    • +6
    1. ※8
      自分の望み
      デブの根絶。 栄養のない食い物(だけどこってり美味い)の開発だな。
      それと自己免疫疾患の原因と治療法確立。
      現代の治療法は免疫力を落とすだけ。 これは解決にはなっていない。
      なぜ免疫が暴走するのかを追求しないと。

      • +3
  9. AIはいずれ人間不必要って結論を出すよ

    • +1
  10. こういうのは星新一に学ぶべきだね。星ならもっと早くにもっと凄みのあるものをもっと一杯書いてるから。
    因みにAIなんて時代遅れ。星の{神}って短編は、人間自らがコンピューターを使って正真正銘本物の神様を創造しちゃう話し・・・その後とんでもないオチがまってるけどさ。

    • +3
    1. ※12※15
      そもそもこれは
      >家電メーカーPhilco-Ford Corporationが1967年に作ったもの。
      だからおそらくだが、メーカー技術者たちがそれなりに考えているのだと思う。
      なので荒唐無稽なところから発想するのとはちょっと違うのではないかな?
      それにしても当時の映像と照らし合わせてみると感慨深い。
      パソコンがあるのは素晴らしい。
      SF番組でも現実でもコンピューターに画面があるというのはない時代だ。
      現実世界のコンピューターはHITAC 8000やIBM360のような大きなものでテープを回しているんだもんな

      • +2
  11. AI「あれ、じゃあ誰のために働いてるんだっけ(自己崩壊)」

    • +3
  12. >6 まさしくそれな。人間が想像可能なものはいずれ実現するんだよね。

    • +4
  13. 今は技術の進歩より、それに追いついていない(知性的に)人が
    多すぎる気がします。便利なものを使う前に、一呼吸置いて
    使う側のモラルを考えてから、使用したいものです。

    • +8
  14. 藤子F先生の晩年の悩みは
    「どんどん秘密道具(に似た性能の商品)が本当に
    商品化されるようになってアイデアに困るなあ」
    という天才ならではの異次元クラスの悩みだった。
    今頃手塚先生と一緒にすごい漫画描いてるんだろうなあ。

    • +9
    1. ※17
      草葉の陰から腕ラジオがAppleWatchとして100%実現したことを驚いていそう(笑)。

      • 評価
  15. 60年代の標準的な生活レベルがわからん。
    どんな生活してたの?

    • +1
  16. 1971年にアメリカで公開された映画で「時計じかけのオレンジ」というのがあるが、
    あの映画の時代設定は、近未来ということになっていたが、
    その中で、主人公のアレックスの自室の様子が、現代にも通じるようなオシャレな内装だと思った。

    • +1
  17. この砂浜は猿の惑星で使われたロケ地かな?
    撮影アングルが似ている。

    • +3
  18. 健康チェックはまあ・・・血圧測る機械や体脂肪計なんかで実現したと言っておこう。
    苦しいかな。

    • +1
  19. 何より凄いのが、これら「有ったら便利だな」
    と思う物を本当に作ってしまった事でしょうね。
    最後のヘルスチェックマシンだって、アドバイスはしないけど、タニタから「体組織系計測機能付き体重計」も出てるし。

    • +1
  20. 60年代の人間が、50年後の人類が破れたジーンズを履いてるの見たら驚くだろうな。かようにファッション予測はむずかしい。

    • +3
  21. ジェリーアンダーソン作品の方が夢があるな
    今回のもこれはこれで色々興味深いけど

    • 評価
  22. どうせなら西暦3000年ぐらいに生まれたかったな

    • +1
  23. 75週年記念事業だとしても、
    わざわざ30分近いプロモを作るガッツが、今と違うなと思う。
    なんていうか、夢の見かたが本気よね。

    • +1
  24. 何を驚いたかと言うと最後に出てくる男性歌手の音域
    凄すぎるだろww

    • 評価
  25. 東京ディズニーランドに2002年まであったミートザワールドというアトラクション、
    出口のとこに「未来の家」っていうジオラマがあったんだけど
    あれで描かれていた世界は20年足らずでほぼ実現してた。
    すっかり「未来」じゃなくなってしまったのでアトラクションの終了よりも前に閉鎖されてた。
    動画サイトに映像があるんだけど今見てみるとなんか感慨深いですよ。

    • 評価
  26. 今だと文明が滅びて荒廃した世界が思い描かれてるかな

    • 評価
  27. はたして私たちは彼らと同様に何十年も先の楽しそうな日常を想像することができるのだろうか。

    • 評価
  28. テレビ電話は昔の未来像では定番アイテムだけど、
    いざ実現したらわざわざ顔突き合わせて話す必要が無い事に気付いて普及しなかったという

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

サブカル・アート

サブカル・アートについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動画

動画についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。