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寿命は100年以上、大きさは2メートルを越えるものも。光を食べる巨大な貝「オオシャコガイ」の神秘に迫る!

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(著)

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 殻長2m、重量は220kgを越えるものも存在するシャコガイの仲間「オオシャコガイ」は100年以上の寿命を持つ二枚貝の最大種である。

 殻を完全に閉じずに常にヒダヒダ(外套膜)が常にはみ出しちゃっているのも特徴的である。

 南太平洋やインド洋の暖かい浅海のサンゴ礁に生息するのだが、あまりにも大きすぎるため、うっかり泳いできた人間を待ち構えて丸のみにするという都市伝説すら存在する。

Giant Clam (Tridacna gigas) – Reef Reality Episode 8

なぜここまで巨大化したのか?

 中央のブラックホールのような陥没穴は水管と呼ばれるもので、これをつかって海水を濾過しプランクトンを食べている。

 ここまでは普通の二枚貝と一緒だが、オオジャコガイがここまで巨大化したのには秘密がある。ただプランクトンだけを食べてここまで大きくなったわけじゃない。

 オオジャコガイは足糸を持って生まれてくるが、移動のチャンスは一生に1度だけ。お気に入りの珊瑚礁を見つけると足糸は失われそこから動かなくなる。

 まるで置物状態となったオオジャコガイは体内に取り込んだ褐虫藻と呼ばれる藻の仲間を住まわせ共生関係を作り上げる。

 体にいる何十億もの藻が光合成により作り出す糖分やタンパク質を消費することで、巨大な体に成長するのだ。

光を感じる無数の目

 これだけでは終わらない。藻が効率よく光合成をおこなえるようオオシャコガイはさらに進化した。口の中には数百もの光を感じる細胞(眼)があり、ソーラーシステムのような働きをしているという。

 これで光量や光の波長を調節し、褐虫藻に光を届ける役目をしているのだ。その為にオオジャコガイは光を食べる貝とも言われている。

 この画像の水色っぽく見える丸いぶつぶつが光を感じる細胞、いわゆる貝の目である。

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via:creepybasement

 家賃、光熱費無料の至れり尽くせりの住宅環境を作り上げ、おいしいごはんをいただいた結果、ここまで大きくなれたのだ。

 ちなみに褐虫藻への依存度は半分程度で太陽光、豊富に与えればプランクトン無しでも生きているのだそうだ。藻との共存共栄によりここまで大きく、長生きできるようになったんだね。

 ただし、人間にとってはこんなに珍しい貝もないわけだ。閉殻筋(貝柱)は珍味であることから食用として、巨大な殻を工芸用品として、また水族館やコレクターへ飼育用として乱獲され、絶滅が危惧される種となっている。

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この記事へのコメント 58件

コメントを書く

  1. 干潮の時にうっかり足を突っ込んで仕舞うと貝が閉まって抜けなくなり満ち潮で徐々に水面が高くなりそのまま溺死してしまう恐ろしい貝なのだ

    • +11
    1. ※1
      これが怖くて調べてみたら、
      流石に貝だから閉じるけど、段階的にゆっくりと閉じる
      みたい。
      もしシャコガイに足を突っ込んだらすぐ足を抜くこと。
      これで挟まるようじゃ、ただのマヌケ、貝は悪くない。

      • +6
  2. 物覚えの著しく悪い私が、今でもよく覚えていることの一つで、
    「ブラックジャック」のエピソードの一つに子供の足ががシャコガイに挟まれて…というのがある。
    実際そうなるかどうかというのはおいておいても、シャコガイと聞くとどうしてもそのことを思い出して背筋が寒くなる。
    ある種のトラウマかしら??

    • +43
    1. ※2
      やっぱそれ思い出しますよね~!笑

      • 評価
    2. ※2
      全く同じこと思った。
      俺もそれで軽くトラウマ。

      • +1
  3. サムネの、真ん中に空いてる穴が怖い;;
    ほかの漏斗状になってるのはそうでもないのに;
    穴恐怖症なのかしら;;;

    • +4
  4. 観覧注意やんけ!泣いちゃったじゃないか!

    • +1
  5. 海底二万マイルの真珠を持った貝ってコレ?

    • 評価
  6. 手や足を挟まれると抜けなくなる系の怖い話は知っていたけれども、絶滅に瀕している種だなんて知らなかったよ。

    • +3
  7. 淡水の貝の大物はナイトスクープで有名になったドブガイ。

    • -1
  8. ボーリングの玉突っ込んだらデカ真珠出来ないかな?

    • +4
  9. こういうのって寄生や病気だったものがなんとか共生へともっていった結果種として固定されたとかそういう可能性はないんだろうか?

    • +3
  10. 地元のボランティアでカトリック教会の清掃に参加したとき、
    聖水を入れる容器として使われているのを見たことがある。
    直径は40cm程だったけど、どっしりとした重厚な佇まいに
    優雅に波打つシェイプが融合していてそれは神秘的でした。

    • +1
  11. 鉄鍋のジャンが調理してたやつだな。絶滅危惧種を食うんじゃないwww

    • +7
  12. この貝、なんでも削り取って食べちゃうような魚が流入してきたらあっという間に絶滅しちゃうんだろうな…
    現生してるのがある意味奇跡だよね。ずっと残っていて欲しい

    • 評価
    1. ※16
      細胞に褐虫藻類を共生させている海洋動物は多いよ
      オオジャコに限らずシャコガイ類はみんなそうだし
      (だからシャコガイ類は上を向いている)、
      サンゴ礁をつくるイシサンゴ類もそうだし、
      ウミウシにもいるしその他いろいろ

      • +8
  13. 実際にはオオシャコガイは大きくなればなるほど、自身の肉厚な外套膜が邪魔してほとんど口を閉じられなくなるので、見た目に反して小さい若い個体の方がむしろ危険かな?

    • +10
  14. 私もブラックジャックで見たって思った。
    それだけ色んな人のトラウマに…

    • +2
  15. 食べると美味しいよ。沖縄で食べれるよ!

    • 評価
    1. ※21
      そうだよね
      ただ若い個体は他のシャコガイ類と見分けつかない気もする。というか、上の画像にもヒレシャコガイあたりが混ざっているし。

      • +1
  16. 軟体動物の皆さんは節足動物以上にフリーダムだな

    • +6
  17. 100年以上生きてあんな巨大になるんだろ。
    むしろどうやって、どういう原因で死ぬのかが気になる。
    あんだけでデカくて外敵(人間以外)いなくてどうして死ぬんだ?
    生物だから死ぬのは当たり前だけどさ、なんか半永久的に生きてそう。

    • +1
    1. ※24
      どの生物の細胞にも、テロメアという分裂するたびに短くなる部分があって、
      テロメアがなくなったら、それ以上分裂出来なくなって死ぬ。
      見かけ上不死なのは、「ヒドラ」という生き物だけど、本当に不死ではなく、
      新しい子孫を次々と生み出してるだけ。

      • +16
    2. ※24
      心臓の拍動回数の上限が生物共通のソニータイマーになってる。

      • 評価
  18. この貝を見ると何か落ち着かない気分になる・・・

    • 評価
  19. おねがい、長い時間をかけて大きくなったシャコガイは、とらないで守ってあげて

    • 評価
  20. 昔たけしの番組で,中に大根を突っ込んだらどうなるか実験してたな。
    結果は全然閉じなくって,ダイバーが足を挟まれたりするのはウソって結論だった。
    それでも実際に足を突っ込む勇者はいないだろうな。

    • 評価
  21. あれ?動けないならどうやって増えるの? と思って調べたら
    雌雄同体で、フェロモンを吹き出して同種でタイミングを合わせ
    精の後、卵を吹き出すことで受精させるそうな
    よくできてるなぁ

    • +13
    1. ※31
      大きくなったのはなんか食べたらバチがあたりそうだよねw
      で・・・味はどうなんだろうか気になるw

      • +1
  22. 貝柱珍味なのかー
    巨大だから貝柱もきっとデカイんだろうな
    喰ってみてぇ
    そうやって絶滅危惧種になっちゃったんだろうけど

    • +2
  23. 言っちゃーなんだが、人間より寿命の長いものを採集するのは冒涜だと思う。
    わがままな感想だが。

    • +11
  24. 俺もブラックジャックを真っ先に思い出した

    • +1
  25. プランクトンと光で育つんなら陸で養殖とか結構できそうだけど育つの遅いのかな

    • +4
  26. やはりバターで炒めるのがいいのでしょうか・・・

    • 評価
  27. ニンゲンもこうやって生きていけたらなぁ…
    光があるだけで何もせずに満腹になれるなんて素敵だぁ
    食事なんて金払わなきゃいけないし
    食ったら出さなきゃいけないしで面倒臭い
    あんなもん食わずに済むんだったら食いたくないよ
    あぁ~…腹減ったなぁ…

    • +2
  28. 海の大木って感じ?
    光合成だとは思ったけど藻を利用しているとは、賢い!

    • +1
    1. ※43
      昔行ったパラオのマリカルチャーセンターでは養殖というか畜養してたよ。ただ、確かに成長が遅いので食用としての養殖は効率悪いかもね。研究目的だったのかもしれない。
      また、沖縄ではシャコガイを食用にしてて、水産試験場でヒメジャコ(名前の通り小さいシャコガイ)の養殖を試みてるはず。実験的にやってみただけか、商業として軌道に乗ったのかはわからないけれど。

      • +2
  29. 海底二万里思い出した
    海はスゴい
    人の想像を軽く超えてくる

    • 評価
  30. 貝類は死ななければ、かなり大きくなるらしい。
    長さ40cmくらいの巨大アワビを親が取ってきて食べたけど。
    ゴムみたいで硬くてまずかった。
    ある程度大きくなり過ぎた貝類はまずくて売り物にならないんで漁師は採らないんだと。

    • +1
  31. どうぶつの森だと500ベルかそこらで売れるよな

    • 評価
  32. 絶滅危惧種だとは思わなかった(゜д゜)!
    人間って 罪な生き物ですよね・・・
    保護が進みますように(ー人ー)

    • 評価
  33. シャコ貝、シュール可愛い♡
    シャコ貝に限らず、もしかしてハマグリやアサリやシジミも、天敵に食われたりせずに元気で無事に長生きしたら、デカくなる⁈

    • 評価
  34. これで原子力を食べる様になったらどれだけ巨大化する事か

    • 評価
  35. ブラックジャックだとえらく狂暴な貝みたいに描かれてたけど、実際はそんな機敏に殻を開け閉めはできないらしい

    • +1

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