
マサチューセッツ工科大学で開発されたコンセプトネット4と呼ばれる人工知能に、幼児向けの標準知能検査であるWPPSI(Wechsler Preschool and Primary Scale of Intelligence、ウェクスラー幼児・初等知能検査)を課してみた。しかし分野によって得意不得意が激しくて成績は安定せず、もしこの結果を本当に4歳児が出したとしたら、何らかの障害が疑われるだろうという。

AI開発で最も難しいのは、一般常識にのっとった判断を下させることだという。一般常識には非常にたくさんの「事実」の知識が必要で、これには人が知っていることを意識してない暗黙の常識も含まれる。例えば、コンピューターは水が何度で凍るのかを知識として知っているが、人は氷が冷たいことを経験上知っている。

現代のAIではまだ、こうした一般常識を基本にした理解力という面では、8歳の子供の知能に遥かに及ばない。スローン博士らは、この研究によって見えたAI研究の難題に、研究者が焦点を当ててくれることを期待しているという。
via:sciencedaily 原文翻訳:konohazuku
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コメント
1. 匿名処理班
今段階、「自我」が無いんだから何やっても意味ねえよw
2. 匿名処理班
本能も経験の積み重ねが刷り込まれてるものだと思うので、AI同士で検討させて新しいAIを生ませていくのはどうだろう。
人間とは全く違った知性が生まれるかな?
しかし感覚を得ずに進化した知性ってなんて呼べばいいんだろうね。
3. 匿名処理班
evaのマギみたいなのするにしても情報の入力が現状は人間にしかできない。
将棋はチェスやね。専門分野や高度な関数処理の能力はもはや人間を上回ったが
独自進化するとこは無から物を作り出せない機械では無理だろう。
有機AIとかSFレベルまでいけばわからんがね。
4. 匿名処理班
人と同じ知能を持つAIを目指すのか、人に足りないところをカバーするAIを作るのか。
AI研究は難しいねぇ。
今は「知識」・「演算」に特化してるのかな。
「感性」はまだまだ先か。
5. 匿名処理班
実際のところ犬猫どころかカラスやハムスターにも劣るのが正確なところでしょう。
ハムスターは何も教えなくても、えさが入っている缶のフタを開けて、えさを盗み食いするくらいだから。
ネコもえさの入った容器のフタが自分で空けられないと、人間様にフタを空けさせる。
6. 匿名処理班
「自我・意識」は有機物から生まれた者だけが持てる特質。
無機質のシリコン、メタル、電気、あるいはプログラムを幾ら駆使したって自我と意識は
生まれねえよ。
現代科学と地球上の素材じゃ人工知能の開発なんてタイムマシンなみに無理。
7. 匿名処理班
※2
確か、そう言った研究プロジェクトがアメリカで行われていた筈。成功したと言う報告が無いので、多分駄目だったかと。
現時点では知性は身体と感情、体調も大きく関与している事が分かっているので、「未来で完成した人工知能には身体も感情もあるので、人工知能ではなく人工生命体と呼ばれているだろう」とのこと。(偶然とは思うが、※1が真理を突いている)
8. 匿名処理班
フレーム問題ってやつ?
9. ぱん
サイコパスな感じになるのかな?
10. 匿名処理班
IBMのワトソンだと
どうなんだろか?
11. 匿名処理班
良心回路を設置しておくべきだ
って光明寺博士が言ってた
12. 匿名処理班
意識のイージープロブレムとハードプロブレム
13. 匿名処理班
動物の場合、自己保存の法則に従って認知と推論の統合が為されるけれど、機械にはそれがない。
そもそもが環境から切り離されてる。環境から独立した意識なんて存在し得ない。
14. 匿名処理班
”本能”は脳にあらかじめセットされてる”欲求”がトリガーとなって起動するかなりシステマチックな人間の機能。
対して”感性”は本能に付け加えて、人間が備えている各種のセンサー(視覚・嗅覚・触覚・味覚や聴覚)から得られる各種経験則・学習により後天的に組み上げられる複雑でソフトウェアな脳処理だ。
AIが感性的な処理を苦手とするのは、こういった経験を得るための器官や環境に身を置いていない為。人間は、人間社会で育つだけで膨大な生の情報に身を置いている。
AIは既にアーカイブ化された情報から擬似経験を得る事ができるが、人間が視覚・触覚・嗅覚等を同時に駆使し一つの事柄から膨大な情報を得ていることに対し、AIは一つの情報からは記録された一面しか得る事ができない。
これがAI育成の障害になっているということ
15. 匿名処理班
サリー・アン課題
スマーティー課題
アイスクリーム屋課題
妨害と欺き課題
悪意の無い嘘課題
くらいは、出来る人口知能になって欲しいな。いくつかは、方程式で出来る問題だけど
16. 匿名処理班
やっぱり体と自我は不可分なんだろうなあ。
固有の物質的身体があるからこそ、己とは異なる他の固体と親交を結べるわけで、
その社会性に動機付けや理由が必要になってくるのではないだろうか。
17. 匿名処理班
人工知能を劇的に発達させるには
人間と同じような感覚を司る「体」が必要なんだと聞いたな。
18. 匿名処理班
AIは赤ちゃんと同じだから人間が育てるんだよ。
将来的には誰がどの様に育てたかで評価されるようになるだろうな。
19. 匿名処理班
確かにあまり意味があるとは言えない気がする、ちなみに、くまねずみの知性は3歳児に相当すると言われているそうだ、4歳だとねずみに毛が生えた程度かw
20. 匿名処理班
記号着地問題とフレーム問題だね。
この二つが解決されない限り人工知能は何時まで経っても、人間が与えた情報と枠組みの中で最適解を出すだけの存在、いわゆるエキスパートシステム以上にはなれない。
※15
そう、人間は生きているだけで外世界から膨大な情報を得てその処理をしている。
今後AIが発展し上記二つの問題をクリアするためには、コンピュータの進化だけでは駄目だと思う。現実世界に生きる「身体」と「感覚器」、それと基礎的な「欲求」(=本能)を持たせない限り、現実世界の問題にフレキシブルに対応出来るAIは生まれないのではないかと思う。
21. 匿名処理班
ウフフ・・・
※欄みんな難しすぎ〜
よくわかんなーいw
22. 匿名処理班
人工知能はアスペ
23. 匿名処理班
実際は4歳児並みの知能なんてまだ夢のまた夢ってレベルだし
コンピュータにこんなテストをやらせる意味がないわ
24. 匿名処理班
IQテストの結果はしらんが、
あいつら車とか飛行機運転できるぞ
モノレールもそうっぽいし
25. 匿名処理班
>>17
そう。だから五感センサーを持つような高度なアンドロイドが登場すると、いきなり短期間で感性をもつAIが登場する可能性がある
26. 匿名処理班
>>26
環境や知覚的要因もそうですけど、俺は自我の形成に際してどうしても前提として「死」の概念が絡んでくると思うんですよね。食欲や性欲といった欲求、あるいは触覚や痛覚といった知覚システムも、出来るだけ「死」を回避するために組み込まれた先天的プログラムですから。アンドロイドに「死」という概念、もしくは実際の人間と同様に滅びる身体を付与しないと、死ぬことの無いアンドロイドに欲求は発生せず、自我が発生する余地も無いのでは?と考えるのですが。
27. 匿名処理班
ちょっと内気だったり無愛想だとやれコミュ障だアスペだ言われる昨今では、人工知能クンの将来も暗いな(笑)
28. 匿名処理班
コンピュータはダメだからこそ改良のチャンスが無限にある。
検索エンジンで「アマゾン」と入れるとオンラインストアのアマゾンが出る。
「そうじゃなくて、ブラジルの熱帯雨林のやつ・・・」って言うと、
「それじゃオンラインストアのほうは検索結果から外すね。」
と言ってブラジルのアマゾン川流域の情報だけを出してくれる、みたいなことができるだけでもずいぶん進歩だし大儲けできるね。
29. 匿名処理班
蟻んこ一匹どころか植物性プランクトンすらいまだに造れない人間が
人工知能とか、もうね・・・・・・w
30. 匿名処理班
>>30
知性と生物はまた違ったものだぞ
あと、アメリカの研究チームが、微生物を使った遺伝情報を人工的に合成して、この微生物に自己複製させることまで成功してるぞ。
これはまだ設計ではなく既に存在する生物の模倣の域をでてないが、完全に新設計の生物誕生までもう一歩のところまできてる
31. 連邦の白いの
1番じゃなきゃダメなんですか?2番じゃダメなんですか?
32. 匿名処理班
人工知能作って何するのさ?
理想や完成型が見えないものなんて何年かけても作れない
到達点が不明瞭じゃ中途半端な物しかできないのでは?
33. 匿名処理班
※1
w付けてるような奴が自我が何たるかを説明できる訳ないよなぁ。
34. 匿名処理班
これは2013年の記事です
35. 匿名処理班
AIの研修で講師がGPT-4でIQ100以上になってると言ってた。
それが事実なら半数の人間は現時点でAIにIQ抜かれてる。