この画像を大きなサイズで見る北海道でこれまででもっとも古い津波の痕跡が発見されたそうだ。それはどこか懐かしい輝きを放つ「琥珀」だ。
日本の産業技術総合研究所の久保田彩博士らによると、大量の琥珀を含んだ白亜紀初期の深海堆積物は、1億1600万~1億1400万年前に津波が起きたことを示す証拠であるそうだ。
琥珀は樹液が固まってできたものだ。したがって深海の琥珀ももともとは陸上にあった。ところが当時起きた津波によってさらわれ、海の底に沈んだと考えられるのだ。
琥珀に刻まれたミステリアスな炎状構造
大昔に起きた津波の痕跡は、なかなか見つかりにくい。それによって変形する海岸線や残された堆積物を、嵐などによるものと区別するのが難しいからだ。
そこで久保田博士らが注目したのは、北海道北部の「下中川採石場」にある1億1600万~1億1400万年前(白亜紀初期)の深海で形成された「シリカ堆積物」だ。
ここにはなぜか琥珀が豊富に含まれているのだが、それらを蛍光イメージングで分析したところ、ミステリアスな「炎状構造」が発見されたのである。
この画像を大きなサイズで見る琥珀は大昔の津波によって海にさらわれた
琥珀は大昔の鳥のヒナや恐竜の血を吸ったダニなど、太古の記憶をとどめていることでよく知られている。久保田博士らによるなら、この炎状構造もまたもっとも古い津波の記憶であるという。
琥珀の材料である樹脂は、空気に触れているとすぐに固まるが、水の中では柔らかいまま保たれる。
下中川採石場にある大量の琥珀もまた水中にあり、しばらく固まることがなかった。炎状構造はそのおかげでついたものである可能性が高い。
このことから、久保田博士らは、その琥珀はまだでき始めのうちに津波によって海にさらわれ、やがて泥に埋もれて保存されたのだと推測している。
こうした琥珀以外にも、同じように海へと運ばれた陸上起源の堆積物は、津波のような古代の大規模かつ破壊的な現象を解明する手がかりになるとのことだ。
この研究は『Scientific Reports』(2025年5月15日付)に掲載された。
References: Amber in the Cretaceous deep sea deposits reveals large-scale tsunamis / Ancient amber may contain traces of tsunamis
















あんまり津波のイメージが無いあたりだけど、昔は違ったんだなー
まぁ、現代でも3.11以降北海道の地震分布がだいぶ変わったからなー
北海道は 2018 年の北海道胆振東部地震のようにそれなりに地震はあるもので、火山も結構ありますから津波も多分結構あったと思いますよ。 多分わたしらが知らないだけじゃないかな。 千島列島は火山島が多いし、北海道の有名な火山といえば有珠山とか昭和新山とかね。 あまり研究が進んでないのかもしれないのでこれからに期待ですねー
北海道をひとくくりにしてるあたり道外の
人かな?
胆振東部は割といつも通りなのよ、太平洋側は地震多いから
おかげさまで、P波の1発目が分かる程度には鍛えられてる
例にあげるなら奥尻の方がいいね、日本海側だし津波もあったから
御明察! 東南海地震の影響を受けるというか被災の可能性のある所に住んでます。 北海道は遠い見果てぬ大地でいつか訪れてみたいところがたくさんあります。 火山もたくさんあるし、東に日本海溝もあるから大地震もある=津波もあるだろうなくらいの認識です。 今回のような記事はとても興味深く読んでます。 確かに奥尻の話というか日本海側も津波ありますものね。 勉強になりました。 ありがとうございます
白亜紀前期だと北海道の東側はまだ海面下で、中川の辺りはちょうど太平洋に面した海岸だったらしい。アンモナイトもよく出るとか。
かなり内陸に入った夕張川の上流域でもアンモナイトゴロゴロ見かけるで
石狩平野の大部分が海だったとしても高地だったであろう山の中なのに
海が陸になったりそこからさらに大移動したり地殻変動ってダイナミックでスゴいね