この画像を大きなサイズで見る『カエルの子はカエル』ということわざがあるが、親子が似るのはやはり遺伝子が深く関係しているようだ。
新しい研究によれば、子どもの認知能力は主に親からの遺伝によって決まり、育った家庭環境の影響はほとんどないという意外な結果が示された。
この発見は、『親がどれだけ良い教育環境を与えるかが子どもの能力を左右する』という一般的な考え方に一石を投じるものだ。もちろん、『トンビが鷹を生む』といったケースもあるが、それは例外的でごく少数にすぎないという。
賢さは生まれか、育ちか?
賢さは生まれか育ちか? この疑問は昔からある議論のテーマだ。
親と子供の認知能力はよく似ていることがわかっている。だがその理由はよくわかっていない。
賢い親のもつ賢い遺伝子が子供に備わったからか?(生まれ)、賢い親だから、子供が賢く育つような環境を整え、教育にお金や時間をかけた結果、子も賢くなったのか?(環境)
この疑問に答えるには、遺伝による影響と、環境による影響をはっきり区別して調べなければならない。
そこで、ドイツ、ビーレフェルト大学の行動遺伝学者たちは新たにその謎を解明するための研究を行った。
研究の中心人物トビアス・ウォルフラム氏はその論文で、「ウィルソン効果(Wilson effect)」という興味深い事実を指摘する。
これは幼い頃は環境の影響が強くても、だんだんと遺伝の影響がはっきりしてくる現象のことだ。育った環境がどうであれ、最終的には親子の認知能力が同レベルで落ち着くのなら、やはり賢さは遺伝なのではないだろうか?
この画像を大きなサイズで見る世代間の認知能力を分析してみた
ウォルフラム氏らの研究で分析されたのは、「ドイツ・ツインライフ・サーベイ」のデータだ。同性の双子と血のつながりのある家族を対象としたこの大規模な調査は、遺伝の影響から環境の影響を区別できるよう工夫がされている。
例えば、遺伝子が100%同じ一卵性双生児と、50%だけが同じ二卵性双生児を比較することで、遺伝と環境それぞれが与える相対的な影響力を推測できるだろう。
さらに幼児期(5~6歳)から若年成人期(21~25歳)までの長期的な発達までをもカバーしているため、遺伝や環境の影響が年齢に応じてどう変化するのかも分析することができる。
ウォルフラム氏らはこうしたデータを「核家族双子デザイン」という高度な統計的枠組みを利用して分析した。
この枠組みは世代ごとのデータを用いることで、認知能力などの特性が世代間でどのように受け継がれるのかという、従来の双子研究では把握できなかったことまで調べることができる。また似たもの同士が結婚しやすいという傾向までも考慮されている。
この画像を大きなサイズで見る親子の認知能力が似ているのは遺伝子によるもの
こうした分析によって明らかになったのは、親の認知能力は、環境ではなく、主に遺伝によって子へ伝えられるということだ。
調査対象となったどの年齢層でも、親から子へと伝えられる認知能力が、環境によって左右されているという証拠はほとんど見つからなかった。
分析によって裏付けられたのは、親子の認知能力の類似性は、同じ遺伝子を持つことが原因ということだったのだ。
この研究では「受動的遺伝・環境相関」がないことも確認されている。受動的遺伝・環境相関とは、こうした遺伝的な性質に沿った環境による影響のことだ。
たとえば高い知能を持つ親は、その知能の高さゆえに子供の知能を刺激するかもしれない。
これは十分にあり得ることだが、今回の研究ではそれが起きているという証拠は見つかっていない。
このこともまた、認知能力が親から子へ受け継がれる際、家庭環境はほとんど影響していないことを告げている。
しかも意外だったのは、子供が幼い頃ですらも、親の認知能力が環境を通じて伝えられたという証拠がほとんど認められなかったことだ。
一般に環境が認知能力に与える影響は、幼児期が一番強いとされている。ところが、そうした形跡がほとんど見られなかったのだ。
このことは、ならばこれまで確認されてきた幼少期の環境効果は、一体何によってもたらされたのかという興味深い疑問を突きつけてくる。
この画像を大きなサイズで見る環境と賢さにまったく関係がないわけではない
今回の研究から得られた重要な結論は、親子間の認知能力の類似性は、共通の環境ではなく、共通の遺伝子によるものだということだ。
子供の認知能力の発達は、しつけや教育、それに費やせるお金や時間などの賜物であるという考えはある意味常識だが、それを裏付ける証拠がほとんど見られなかったのだ。
ただし、これは子供の認知能力の発達に環境がまったく関係ないという意味ではない。
今回の研究が対象とした環境の影響とは、親の認知能力に関連し、なおかつ兄弟全員に等しく影響するもののことだ。それ以外の環境の効果についてはまったく調べられていない。
たとえば、親は特定の興味や性格の子供をより気にかけるなど、兄弟でも異なる対応をしているかもしれない。
それが子供の学習や発達に影響を与える可能性はあるが、今回の研究はこうしたことを調べていない。
友達や課外活動、あるいは偶然による出来事など、親があまりコントロールできない環境が認知の発達に大きな役割を果たしている可能性だってある。これも今回の研究の分析対象ではない。
こうしたいくつかの注意点はあるが、この研究では、親子の認知能力が似ている理由は、主に遺伝であることを告げている。
これまで重要とされた家庭環境は、限定的な影響しかなかったのだ。
だが、ウォルフラム氏は、「遺伝子が運命を決定するわけではないことを忘れてはなりません」ともで語っている。
遺伝と環境の相互作用が認知能力をどう形成しているのか、それは今後も重要な研究分野であるとのことだ。
まれに親よりも優れた学力を発揮して名門大学に行き素晴らしい仕事をしている子もいるけど、もしかしたら親が本気だしてないだけで、やればできるタイプだったという仮説も成り立つな。親戚にすごく頭の良い人がいれば、その可能性もあるってわけだ。
この研究は『Research in Social Stratification and Mobility』(2024年9月11日付)に掲載された。
References: Genetics, not shared environments, drives parent-child similarities in cognitive ability
















音楽大学生は親の才能を受け継いでいる影響が大きい気がするが、
美術大学生は「子供の頃に頭を強く打ったことがある」ことのほうが影響大きい気がする
>音楽大学生は親の才能を受け継いでいる
たいていは幼少期から親に教育をされて「エリート」に育つ。
親の失敗や成功経験を仕込まれる。
才能だけとは思わないかな。
アカン(◞‸◟)
私も、ちょっと絶望した。(T▽T)
_| ̄|○
この遺伝がすべてを決めるみたいな話だと映画「ガタカ」のような世界になっていってしまい、希望もへったくれもなくなってしまいます。 でも、それなりの部分が遺伝によって決まるというか傾向というのはわかるような気もしますが、環境と分離できないことが多くて今回の研究はその辺をうまく分離できたみたいでとても興味深いです。 性格傾向が遺伝するというのは知られてきているようですが、やっぱり知能もっていうのはちょっと残酷なような…… でも努力しないと私みたいなアホウは知能が低いままなので頑張って勉強します
認知能力は遺伝要因が大きいとしても
環境要因が大きい能力も多々あるだろうから
それを磨けばいいんじゃないかと思う
世界中で優生学を否定するための研究を行えば行うほど優生学の正当性が確固たるものになるの皮肉としか言いようがないな
中学生の頃にIQテストで
ほぼ満点(完全な回答は無いらしい)をとったら
国の機関が調査のため、毎月1回ホームルームにして
別室でひとりIQテストを受けていた。
そんな僕は大人になったが
IQ値がズバ抜けて高くてもいいことは無いのであった。
「 IQが20違うと会話が通じない」
同じくらいのIQの人がいる職場、家を探すと良かったかも。詳細は知らんけど。
国の機関(?)がIQ高い子供を個別に呼び出して月一で調査……?何のために?スカウトとか言い出すなら漫画の読みすぎだよ。
むしろ際立って低い数値を示した子を、適切なケアを受けさせるために呼び出して個別に面談するんだったらわかる。
メンサかな?
妹もそういう機関から親と教師に連絡来ましたが、特別なことはせずに普通に保母さんしてます。
ただ、仕事が異様に速いから、常に周りと軋轢があり、やっかまれ、大変そう。
俄かに納得はできんな
身近な人達見る限り環境の方が遥かに影響デカいと感じるが
知能もモラルも親の遣る事見て育った結果だとしか思えない事例の方が多い
結論付けるんだったら具体的な調査方法くらいは書いて欲しかったな
認知が高くても、その高い認知力を生かせることができなければ意味がない
実際「認知は高いけど、生かせていない人は多い」ってオチはありそう
元論文がリンクにありますし、なんとフリーなのでマテメソも読めますよ
個人が身近な人を主観で見てても分からなかったことが、大規模な統計解析で分かるのが科学の良いところです
そして安心してください、この論文は認知能力にしか言及しておらず、広い意味の知能や、ましてモラルに対しては環境の影響を否定していません
賢さが遺伝するってのはなんとなく感じてた
でも賢くなくても幸せに生きられるし人の能力は賢さだけではないからそんなにこういう研究に振り回されなくてもいいかなあって気がする
認知能力に関わるいくつかの問題の解決に繋がるかもしれないから研究自体は有意義だけど
脳のスペック自体は遺伝で決まる
その脳を年相応に成長させるのは幼少期からの環境
遺伝か環境どっちかが全てとか言っちゃうタイプが低スペックのそれ
検索したら『認知能力とは知能検査で測られるものを言う』そうだ
(広義ではテストで数値化して評価できる能力全般、記憶力、思考力、計算力、言語力、IQなど)
なら以前から言われていた「知能指数は遺伝する」の言い換えに過ぎないのでは???
高知能なら高知能、そのなりの人はそれなりの子供が生まれる というだけ
*知能検査はWW2のアメリカで、自らの足を打ち抜く間抜けに困った軍が、そういうのを除外するために作ったの最初
その後、医療などに利用され、テストの標準化や種類も増え(性格検査も)、複数を組み合わせでその人らしさを測るために使われている
つまり蛙の子は蛙は事実って事か・・・
親の影響あっても、活かす生活してない人は活かせませんよその能力。
活かす人は活かす努力して身につけてるんです。
だから親の影響って言われた所で「ああ、そう」で良いんじゃないでしょうか。
有名なナイフメーカーの方が作った超高級なナイフ一本手に入れて、「これ一本でサバイバルできるぜ!」とか言ってる人がいても、その人がリンゴの皮一つ向けない人だったら、そのナイフ何にもできないナイフな訳ですよ。それと一緒です。
サバイブできるナイフは大概刀身が分厚いので林檎の皮剥きはできないよ
あれは刃が薄いからできることなんだ
だからたとえがおかしい
できますけど?トヨクニの5mm厚コンベックスです。
なんならシルキーのナタでも同じことできます。
割らずに切ることもできますよ?端から薄く切るだけです。
大根でも人参でも可能です。
割らなきゃいけない場合、割れた断面を薄くそいで整えれば見た目綺麗ない和食も作れます。削いだ断面はつまみ食いすればいいんです。
一回だってそんな事してないでしょ。その言い方だと。
ナイフが好きですか
嬉しいですね
さてサバイバルは持ちません
マチェットや剣鉈があり厚物はわかります
お気には ICヒロのハンター
ポケットにビクトリノックス ハントマン(?)
>一回だってそんな事してないでしょ。その言い方だと。
いやいや2~3回試したことはあります
上手くいきませんよw
ポケットナイフを使うか齧りつきます
シースは不向きです
トヨクニさんは、今でもメールが
「5mm厚コンベックス」は知りません、不勉強ですいません
「シルキーのナタ」はエッジの幅があり、これは可能かも
まあ、モノによっては不可能ではないかな
通常の鉈では…(エッジ角を変えると通常使用で刃を潰します)
あと断面云云は私は言及してません
これを書いたのは貴方で、それをするというのは
「カット面が綺麗じゃない」ということですね
またナイフの記事でコメントください
楽しみにしてます
自分はどうやら非常に長距離走に適した身体を持って生まれ、常に陸上部員と並ぶタイムだったけど幼児期から運動嫌いでゴロゴロしてる
鬼ごっこすら楽しくないし朝はギリギリまで寝て放課後は友達とマックとか寄りたい
努力して伸ばすとか自分の選択肢には無かった
そんな生き方ってことかな
母と父どっちがより遺伝的に濃くなるかとかは無いのかな
よく知能と運動能力は母方が重要といわれてるけど
兄弟姉妹でも「賢さ」の差を感じる事も多いけど、母系と父系の差?
遺伝の組合せにばらつきや揺らぎがあるし何故この結論になるのか、分かったようでよくわからない。
あと、そもそも認知能力とは?
って思ったら、どなたか書いて下さってた。
南カリフォルニア大学の研究でも同じような結果が出てたな。
親が不完全である限り、親から生まれた俺達も不完全なのは当然だね…
よく読んで。
1親等だけ由来遺伝じゃなく、n親等由来の〜受け継ぎ、てある。
6親等はみないと。
取り換え子とかでその人だけ親と性格がかなり違うとかあるしな
それが~ どうした 文句が有るかぁ~♪
これって基本的には「環境による認知能力への影響」の証拠がなかったって話しだから、認知能力へ影響を与えるのが親の遺伝子のみとは言えないと思うんだけど…。
そもそもここでいう「認知能力」ってなにを指してるのかもよくわからないし。
いいですか、よく聞いてください。
いくら認知能力が高くても、記憶力が無ければ宝の持ち腐れになるのです…
そう、IQ130あるのに暗記系全滅のせいで滑り止めにしか受からなかった私のように…
みんなそんなものなので安心して良い
自分も小中高と知能テストは130以上あったが大学はアホ大の理系だったよ
性格が自分中心だったのでテストを考えた人の心理を読んだり、好きな分野の勉強以外はやらなかったからね。
受験とかあまり興味が無かったし役人にならないなら別に高学歴でなくても良いと考えていたからね。
人生たった一つの機会なので好きに生きた方が良いとの判断だったけど人それぞれだね。
認知能力を生かせる人生にすれば良いと思うよ。
よくSF小説に出て来るDNAで優秀な遺伝子を持つ母親と父親の遺伝子から更に目的別に遺伝子の組み換えをして理想的な人を生み出すというのがあるが、後からの努力とか環境による知能の進化とかはDNA遺伝子に比べて小さな影響しか無いと言われると悲しくなるな
この記事では、「認知能力」「賢さ」「知性」などの単語が出てくるけれど、それぞれ何を指しているのかは曖昧で、
各々の読者がそれらをどのように解釈して受容しているか、となったらそれこそ千差万別になってそう。
安易な早合点で優生思想の肯定、門地による差別、などに繋がらないよう、注意したいところ。自戒を込めて。
誰か元の論文に当たってもすこし詳細に教えてくれないかな(他力本願)
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0276562424000933?via%3Dihub
↑元の論文
翻訳ツールでも使って解読するとよい
同じく気になっていた、認知能力なのか知能指数なのか判らないなと感じていた
論文には一言も知能(intelligence)の単語はなかった(参照にはあった)
あったのは全て認知能力(cognitive ability)
psypostという記事には知能(intelligence)はあった
蛙の子は蛙もあるけど、トンビが鷹を産むこともあるのよ
生まれ持ったものをどう生かすか伸ばすかは環境だと思うんだ
半々だと思う
>例えば、遺伝子が100%同じ一卵性双生児と、50%だけが同じ二卵性双生児
同じ両親から生まれた兄弟姉妹が遺伝子の半分を共有しているとは限らない、という記事がカラパイアにあったよ
どういう研究かよくわからなかったのでもう少し詳しく知りたいです
両親ともメッチャアタマイイダイガク出てるのに義務教育でつまづいた俺は…?
認知能力を生まれが決定するのは特に疑問はないな。犬でもネコでも種類によって知能が相当に異なるし、犬はそうした特性を選別してたくさんの種が生まれた。同じ哺乳類の人間もそれほど変わらないでしょ。
でも玉磨かざれば光なし、というようにその後の教育も欠かせないファクターじゃないかな。勉強するための環境やそれを許される経済状況とか。
頭いい人の子供がみんな頭いいみたいなこと言うじゃん
笑える
「認知能力」の定義が無いのでなんとも。読解力か、空間認識力か、絶対音感か、etc…。
認知能力が高い人が必ずしも賢いとは限らないでしょ?
私のまわりにも「賢い」人が何人かいる。
勉強は出来るけど人との話し方を知らないとか、成績には結び付かないけどものすごいアイデアマンとか、良い大学に行ったのに無職とか、普通の主婦だけど、なんかその人の言葉にはいちいち感激しちゃうとか。
上手く言えないけど、人はいいとことそうでないとこがあって割とトントンなんじゃないかと思う。
自分のいいとこを知ってる人が「賢い」と思う。
とりあえず、自分や配偶者の能力を無視して子供には「出来のいい子」を求めるようなのはま~じでギルティって思うね。
自分が頑張りたい分は好きに考えたらいいけどさ。
子供に「なって欲しい姿」があるなら配偶者も吟味して、そんで自分でも多少挑戦しなくちゃ理不尽ってもん
まさにイチロー氏の語ってた
才能を伸ばす才能は別にある
だと思う。
認知能力とか遺伝子レベルで引き継いだ能力を引き出してブラッシュアップできるのは、また別の要因が必要かと。
度胸だけは負けるな❢❢❢チキンレースに持ち込めば勝敗は五分五分や❢❢❢
知性や認知とは違うが、冒険遺伝子
とか恐怖不感の遺伝子が見つかってるから、もう生まれつき強いやつがいるんだって
エピジェネティクスも遺伝に含むのかな?
自分は声がめちゃくちゃデカい&甲高い(3点Fまで楽に出せる)けどこの素質は実生活では何の役にも立たない
子供の頃からレッスン受けて音大行けるぐらい金持ちだったらオペラ歌手になれたかもなーと下らないことばかり考えてる
知能と学業成績との相関は0.4~0.6程度とか
過度な学歴社会なら資質そっちのけの総力戦で教育に投資する親も出て当然
でも社会が見出し育てたいのは、誰でも純粋にその才能に応じていずれ社会に資する可能性、それを正しく見出し育てるのに楽なマニュアルはないのかもしれない
科挙制度や現代の学歴社会は人類の黒歴史かも…
片や天才のモツァルトでも、息をするように音楽表現の手段を使いこなせたのは父親の教育の賜物だったかも そしてもし彼らが音楽と無縁で何の業績も無い人生だったとしても、優れた資質があった事に変りはないんだろう