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バイキング時代の見事な銀のブレスレット7点がデンマークで発見される

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(著)

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 デンマーク、オーフス北部にあるエルステッド平原で、バイキング時代初期にさかのぼる貴重な銀製品が偶然に発見された。

 精巧なデザインが刻まれた見事な7つのブレスレット(腕輪)で、バイキング(ヴァイキング)世界の特徴である広範な交易ネットワークや諸外国との文化的つながりについて新たな事実をおしえてくれることになりそうだ。

バイキング時代初期の銀の腕輪7つを発見

 2024の春、オーフス大学で考古学を学ぶグスタフ・ブルンスガード氏(22)の金属探知機が地中に埋まっていた銀の腕輪を検知した。

 後日、もう一度現場に戻ってみると、さらに6つのブレスレットが見つかった。総重量は500g以上あった。

 その後、専門家に詳しく調査してもらうと、この遺物は西暦8世紀頃のバイキング時代初期のものであることが確認された。

 当時、アロスと呼ばれていたオーフスの町は、バイキングの集落として急成長しつつあった。

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腕輪のひとつはコイルのようにらせん状になっている。 image credit:Poul Madsen/ Moesgaard Museum

バイキングの富と交易を反映するもの

 バイキング時代、銀は富を測る主要な尺度であり、通貨としても地域の象徴としても使われていた。

 ブルンスガード氏が発見したブレスレットは、標準化された重量システムに適合するように作られていて、取引の際に価値を判断しやすくなっていた。

 こうしたアイテムは、支払い手段としてだけでなく、持ち主の富や影響力がすぐにわかるものとして機能していたと考えられる。

 7つのブレスレットはデザインがそれぞれ異なり、当時の交易ネットワークがいかに広範にわたっていたかがひと目でわかる。

 ひとつはウクライナかロシア発祥のタイプで、のちにスカンディナビアで模倣された。

 複雑なデザインが施されたバングル型のブレスレット3つは、南スカンディナビア起源のもので、アイルランドで人気を博した。

 残りの3つは平坦でシンプルな作りだが、英国とスカンディナビア両方で似たようなものが見つかっていて、希少品だとされている。

 モースガード博物館の歴史学者カスパー・H・アンダーセン氏は、これらブレスレットはバイキング時代の重要な交易地点としてのオーフスの重要性を感じさせてくれる貴重な発見だという。

これらブレスレットは、オーフスと遥か東のウクライナ、ロシア、西のイギリス諸島
を結びつけています。北大西洋からアジアまで広がったバイキング世界におけるこの町の重要性がはっきりわかります(カスパー・H・アンダーセン氏)

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複雑なデザインが施されたバングル風ブレスレット。南スカンディナビア発祥 Poul Madsen/ Moesgaard Museum

バイキングの幅広い交流の象徴的な品

 ユトランド半島の東海岸にあるオーフスは、スカンディナビアと東西ヨーロッパを結ぶ交易ルートの要所として、戦略的に非常に理想的な位置を占めている。

 ブレスレットのデザインがさまざまに違う多様性も、デンマークのバイキング入植者とヨーロッパ各地だけでなく、それ以外の地域の他文化との幅広い交流があったことを反映している。

 8世紀、オーフスは商業の中心地として栄えバイキング世界から商人、職人、戦士が続々と集まってきていた。

 アイルランド、英国のような近隣地域だけでなく、ウクライナやロシアのような遠方の国からの銀製品が入ってきていることから、商品、アイデア、文化的習慣が盛んにやりとりされていたことがわかる。

 このエルステッドの銀製品という宝物は、バイキングが探検、交易、征服を通じて築いた広範囲にわたるつながりを具体的に感じさせてくれる。

 この銀製ブレスレットは現在、オーフスのモースガード博物館に所蔵されていて、一般公開されている。

 この博物館には、バイキングの遺物の膨大なコレクションがあり、こうした驚くような発見物の落ち着き先としてふさわしい。

 訪問者はブレスレットを間近に見ることができ、その職人技に驚嘆し、1000年以上前に作られてから再発見されるまでにブレスレットがたどってきた歴史の旅に思いをはせることができるだろう。

 こうした貴重な宝はまだまだ埋もれているかもしれない。

References: Sølvskat fra vikingetiden fundet nord for Aarhus | Moesgaard Museum / Spectacular Viking-Age Silver Hoard Unearthed Near Aarhus | Ancient Origins

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この記事へのコメント 7件

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  1. ありがとう
    ジュエリーがいまの趣味なので、こういうアクセサリーにはとても興味があります
    よく言われますが、ジュエリーの技法は進歩したり衰退しますが、モチーフは大きく変わりません
    この蛇のブレスは今でも見られます(ミシャのやつが有名)

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  2. 多くの人が使い所持し、ここまで来た行き先は興味がそそるぜ

    • 評価
  3. 70年台ミュージシャンがこういうのをドカドカつけてたな。特にロバートプラントは自分でヴァイキングの子孫って言ってただけあって、ダントツに似合ってたわ。

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  4. 今はジュエリーは純粋なファッションだけど、こういった時代では旅の途中で遭難先で万一の時に頼れる身に着けられる資産だったのかもなあと思うとちょっと感慨があるね
    今と違って簡単に外せないようになってるわけだ。絶対に盗まれず無くさないようにガッチリ体にくっつけて外すときは無理やりひん曲げる感じなのかな

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    1. 実際、ゲルマン社会のring(腕輪や指輪)は装飾品として持ち歩ける貨幣としての機能があって、重量が決まっていたという。

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