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こいつ、動くぞ!ハシビロコウが華麗なる舞いで特大ファンサをしてくれた

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(著)

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 私の地元、栃木県の那須どうぶつ王国でハシビロコウが見られなくなって早3年、だがついにボンゴぱいせんが帰って来た!なので会いにいってきたよ。

 ハシビロコウと言えば、「動かざること山のごとし」で知られているが、この日はごきげんだったようで、目の前でバサッ!と飛び立ち、大きな翼を広げて見せてくれた。

 その姿はまさに空飛ぶ恐竜!そこだけ白亜紀にタイムスリップしたかのようだ。特大ファンサをありがとう!

那須へと帰還したハシビロコウのボンゴ

 2026年3月13日、那須どうぶつ王国の「ウェットランド(亜熱帯の湿地を再現した屋内施設)」で数年ぶりとなるハシビロコウの展示が始まった。

 名前はボンゴ。タンザニア出身で、現在推定13〜14歳のオスである。 

 2013年4月には、アサラト(オス)とカシシ(メス)と共に那須どうぶつ王国で展示が始まったが、2014年10月、アサラトとカシシが神戸どうぶつ王国へ移り、ボンゴも同年12月、繁殖プログラムのために那須を離れた。

 代わりに那須に戻って来たカシシは2022年までいたが、その後転勤で高知県立のいち動物公園へ移ったため、那須どうぶつ王国にはハシビロコウが1羽もいなくなった。

 だがついに、ボンゴは日本に来て最初に過ごした「原点」の場所に戻ってきたのだ。 

 那須どうぶつ王国では、ほぼ3年ぶりのハシビロコウの展示となった。

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パルモ撮影

動かないはずのハシビロコウが翼を広げて飛んだ!

 上野動物園のハシビロコウには会いに行っていたが、那須ならいつでも会えるだろうと思っていた私は、ハシビロコウ不在に啞然とした。

 やはり今そこにいるハシビロコウ。会える時に会っておこうと、2026年9月24日、従妹と共に、車で那須どうぶつ王国に行ってきた。

 そしてついに、ウェットランドへ突入だ。

 最初に目を奪われるのは、足元をちょこちょこ歩く、愛くるしいクロエリセイタカシギ。

 ウェットランドは開放型なので、自由に動物たちが歩き回っているのも楽しい。

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クロエリセイタカシギは、ウェットランドの来園者通路に舞い降りて、ちょこちょこ歩き回っている。パルモ撮影

 クロエリセイタカシギに気を取られながら、いよいよボンゴぱいせんと対面する。

 ハシビロコウといえば、「動かない鳥」として知られているが、ボンゴぱいせんはアクティブ派だったようだ。

 島にたどり着いて数秒後、「バサッ!」と、灰色の大きな翼を広げて、下にある池のそばへと飛び降りていった。

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かっこいいボンゴぱいせん パルモ撮影

 すぐさまスマホで撮影を開始すると、今度は池から高い部分へと舞い上がってきた。

 盛大なるファンサを受けて、私は感無量。

 従妹は「飛ばないっていってたのにすごく動いてんじゃん」と私にぶつくさ文句を言ってきたが、そんなこたぁーどうでもいい。

 今ここにあるハシビロコウなのだ。

 那須どうぶつ王国の公式noteによると、ボンゴは「どちらかというとアクティブな方」なのだそうだ。

 公開当初、ボンゴは島から池の中央の島へ、飼育スタッフが架けた橋を歩いて渡っていたが、今では、橋がなくても自分で飛んで池を渡るようになったという。

 浅瀬にあるお気に入りの巣へ、飛んで移動することもよくあるそうだ。

ハシビロコウが動かない理由

 ハシビロコウという和名は「くちばしの広いコウノトリ」という意味だ。

 かつてはコウノトリの仲間とされていたが、DNA分析によってペリカンに近いことがわかり、現在はペリカン目に分類されている。

 ハシビロコウ科に属するのは、ハシビロコウ1種だけだ。

 じっと動かないのは、獲物を確実に捕らえるためだ。

 好物の肺魚(ハイギョ)は、酸素の少ない沼地に適応した魚で、ときどき水面に上がって空気を吸う。

 ハシビロコウは何時間も動かずに、その瞬間を待ち伏せしているのだ。

 獲物を見つけると、体ごと前に倒れ込むようにして一気に捕らえる。この動きは「コラプス(collapse)」と呼ばれ、1秒もかからないほど素早く力強い。

 ハシビロコウの翼開長(翼を広げた端から端までの長さ)は2.2〜2.6mにもなり、ゆっくりと力強く羽ばたいて飛ぶことができる。

 渡り鳥ではないが、より良い餌場を求めて季節ごとに移動することもある。

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スマホの壁紙にちょうどいいサイズ。パルモ撮影

ボンゴに会いに那須にGO!

 ボンゴに会える那須どうぶつ王国は、自然豊かな環境で動物たちとの距離が近いことが魅力の動物園だ。

 IUCN(国際自然保護連合)によると、野生の成鳥は3300〜5300羽ほどしか残っていないという。

 すみかの湿地の減少や密猟、違法取引などによって数は減り続けている。

 那須どうぶつ王国に行けば、翼を広げたボンゴぱいせんのファンサを見られるかもしれない。

 ちなみにハシビロコウの寿命は野生では約30年、飼育下では50年ほどだという。

 現在13~14歳のボンゴぱいせんは、まだまだ元気な姿を見せてくれるはずだ。

那須どうぶつ王国のアクセス情報

  • 住所:栃木県那須郡那須町大島1042-1
  • 展示場所:王国タウン「ウェットランド」(マップ番号16)
  • 営業時間・休業日:時期によって変動するため、公式サイトの営業カレンダーで確認
  • アクセス:東北自動車道「那須IC」から車で約30分、または「那須高原SA(スマートIC)」から約15分。
  • 公式サイト:https://nasu-oukoku.com/
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この記事へのコメント 2件

コメントを書く

  1. 那須どうぶつ王国毎年行ってたけど今年は行けない…
    カシシさんも本当に動きませんでしたよねえ。
    ボンゴぱいせんにお会いしたい。

    • +3
  2. ハシビロコウ絶滅危惧種に認定されてる・・・
    正直、動かないからそりゃあそうだろうとしか・・・・

    • 評価

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