この画像を大きなサイズで見る地球から約450光年離れた場所で、形成から100万年未満という観測史上最も若い太陽系外惑星「Elias 2-24 b」が確認された。
チリの研究チームが、過去の望遠鏡のアーカイブデータを分析して明らかになったもので、質量は木星とほぼ同じだという。
NASAが「赤ちゃん惑星」と呼ぶこの星は、現在も周囲の円盤からガスや塵を取り込みながら成長している。
既存の惑星形成モデルの予測よりもはるかに短い時間で誕生したと考えられるこの惑星は、太陽系がどのように形成されたのかを解明する手がかりとなる。
この研究成果は『The Astrophysical Journal Letters』誌(2026年9月16日付)に掲載された。
参考文献:
- Newfound ‘Baby’ Planet Smashes Record for Youngest Known World - NASA Science
- Youngest Exoplanet Yet Discovered Found Hiding in Keck Observatory Data – W. M. Keck Observatory
生まれたばかりの太陽系外惑星を発見
チリのディエゴ・ポルタレス大学の研究チームは、2026年9月、これまで発見された中で最も若い太陽系外惑星を確認したと発表した。
ハワイにあるW・M・ケック天文台のコロナグラフで過去に収集された観測データを分析したところ、地球から約450光年離れた、へびつかい座の方向にある恒星「Elias 2-24」の周囲を公転する惑星「Elias 2-24 b」は、形成から100万年未満の若い星であることがわかった。
100万年と聞くとどこが若いの?と思うかもしれないが、天文学的にはまだ生まれたばかりの赤ちゃんだ。
地球は誕生から約46億年経過しており、仮に地球が46歳であるなら、「Elias 2-24 b」は生後わずか4日足らずの新生児で、NASAは、「赤ちゃん惑星(baby planet)」と呼んでいる。
質量は木星とほぼ同じで巨大なガス惑星だ。
この画像を大きなサイズで見る厚い塵の円盤に隠された惑星形成のプロセス
惑星は、生まれたばかりの恒星を取り巻くガスと塵の円盤の中で誕生する。
しかし、形成の初期段階にある惑星を観測することは非常に難しい。厚い塵が惑星を覆い隠してしまうからだ。
現在確認されている約6000個の太陽系外惑星の多くは、惑星が恒星の前を横切る際の光の変化を利用するトランジット法で見つかっている。
だがトランジット法は、塵に埋もれていたり、恒星から遠く離れた軌道を回っている惑星の発見には向いていない。
そのため、現在見つかっている惑星の大部分は形成から数十億年が経過しており、恒星の近くを公転している。
惑星は周囲の物質を取り込みながら恒星を公転するため、軌道に沿って隙間ができる。
そこで研究チームは円盤の隙間に着目し、隠れていた惑星の姿を捉えることに成功したのだ。
理論の予想より早く誕生していた巨大惑星
今回の発見は、天文学者たちが約10年間抱えていた疑問を解決するものだ。
チリのアルマ望遠鏡などの観測により、恒星Elias 2-24を取り囲む円盤に隙間があることは以前から分かっていた。
ヨーロッパ南天天文台の超大型望遠鏡(VLT)も、隙間の中に微かな光の点を発見していた。
しかし既存の理論では、地球から太陽までの距離の約55倍も恒星から離れた場所で、巨大な惑星がこれほど短い時間で形成されることはないと考えられていた。
現在のモデルでは、太陽から木星までの距離で木星サイズの惑星が形成されるには、約500万年かかると予測されている。
恒星から遠く離れれば、さらに長い時間がかかるはずだった。
ところがElias 2-24は誕生から100万年未満の若い恒星で、周囲を回る惑星Elias 2-24 bが形成されるまでの時間はさらに短い。
そのため、隙間の中の光の点が本当に惑星なのか、確証が得られていなかった。
論文の共著者で、チリの天体物理学研究所のルーカス・シエサ教授によると、これまで直接撮影で見つかった中で最も若い惑星は4つあり、いずれも誕生から500万年以上たっていたという。
既存の惑星形成モデルは、4つの惑星でさえ説明するのに苦労していたという。
シエサ教授は、最良のモデルでさえ重要なプロセスを見落としていることを、Elias 2-24 bが示していると指摘している。
この画像を大きなサイズで見る何年も前の観測データが惑星の存在を裏付けた
惑星Elias 2-24 bの存在は、ケック天文台に保存されていた2018年と2020年の観測データによって確定した。
2018年の観測では微かな信号が見えていたが、惑星と判断するには証拠が足りなかった。
研究チームを率いるアンドレア・ベルナルディ氏は、新しいデータ処理技術で2018年のデータを分析し直し、2020年のデータと組み合わせて光の点の動きを追跡した。
その結果、光の点は画像の乱れや遠くの背景の星ではなく、恒星の周りを回る惑星と同じように動いていることがわかった。
ベルナルディ氏は、複数の望遠鏡のデータを組み合わせることで初めてこの発見が可能になったと語っている。
形成初期の星系の研究は、何十億年も前の太陽系がどのような姿だったのかを知る手がかりとなる。
2026年8月30日に打ち上げられたNASAのナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡は、より高性能なコロナグラフを搭載している。
今後は、恒星のまぶしい光に隠された、より内側を回る若い惑星も観測できるかもしれないとして期待されている。
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References: DOI.10.3847/2041-8213/ae9bb6















100万歳までくらいが赤ちゃんの年齢だなんて😮惑星って長生きなんだな〜
宇宙のスケールに比べたらデーモン閣下とか小さいな
100万歳児(木星サイズ)
宇宙ヤバい
綿あめ作りの割りばしのような感じなのかな。
赤ちゃん惑星(割りばし)が理論より早く誕生していたという発見で。
>NASAが「赤ちゃん惑星」と呼ぶこの星は、
>現在も周囲の円盤からガスや塵を取り込みながら成長している。
>理論の予想より早く誕生していた
かすみをつかむような話だなあ。
へその緒が付いてる
わ~かく 明るい♬
卵子に精子が
宇宙はまだまだ全然未知に溢れている
楽しみは無くならないってこと!