この画像を大きなサイズで見る世界の海面水温が、本来ピークを過ぎて冷めるはずの8月に異常な熱を帯びている。
欧州連合のコペルニクス気候変動サービスのデータによると、2026年8月22日、極域を除く世界の海の平均海面水温が21.1度に達し、近代観測史上最高の記録を更新した。
人間の活動による地球温暖化に加えて、強力なエルニーニョ現象が重なったことが原因である。
このまま海水温の上昇化が続けば、深刻な海洋熱波が海洋生物を脅かし、世界規模の異常気象をさらに悪化させる恐れがあるという。
参考文献:
- Copernicus: Daily global sea surface temperature breaks 2024 record | Copernicus
本来なら冷めるはずの8月に海面水温が過去最高を更新
地球の海が悲鳴を上げている。欧州連合(EU)の気候監視機関「コペルニクス気候変動サービス(C3S)」の最新データによると、2026年8月22日、極域を除く世界の海の平均海面水温が21.1度に達した。
人工衛星が精度の高いデータを送り始めた1979年以降の記録の中で、過去最高の日次記録である。
これまでの最高記録は2024年3月に観測された21.09度だったが、今回はそれをわずかに上回った。
カナダ・オタワ大学の環境学教授ライアン・カッツ=ローゼン氏は、今回の水温について、約1万1700年前から続く「完新世(かんしんせい)」全体、あるいは12万5000年前の最終間氷期にまで遡っても最高だった可能性があると示唆している。
ただし古い時代の水温は、観測機器ではなく間接的な証拠から復元したものであり、確かめる方法はない。
今回の記録で最も憂慮すべきなのは、最高値を記録した「時期」である。
世界の海面水温は、南半球の夏が終わる3月か4月頃にピークを迎え、その後は下がっていくのが通常だ。
南半球は北半球よりも海面の面積がはるかに広く、全体に与える影響が大きいためである。
本来なら冷めるはずの8月下旬に、海がこれほどの熱を帯びた原因は何なのだろうか?
この画像を大きなサイズで見る人間の活動と強力なスーパーエルニーニョ現象
異常な海の水温上昇は、単一の要因では説明できない。
数十年に及ぶ人間の活動、主に化石燃料の燃焼による温室効果ガスが地球を暖め続けており、その熱の90%以上を海が吸収している。
海全体の温度が底上げされているのは、この温暖化のためである。
そこに追い打ちをかけているのが、熱帯太平洋の海面水温が高くなる自然の気候変動「エルニーニョ現象」である。
急速に発達している今回のエルニーニョは、数十年見られなかった規模に達する「スーパーエルニーニョ」の可能性があると予測されている。
すでに世界各地の大雨・洪水被害、逆にインドでの雨不足、インドネシアでの大規模な山火事、オーストラリアでの火災の危険性の高まりなど、世界中に影響を及ぼしている。
C3Sを運営する欧州中期予報センター(ECMWF)で気候部門を統括するサマンサ・バージェス博士は、「エルニーニョはシステムに熱を加えていますが、それは数十年に及ぶ人間主導の温暖化の上に乗っかっているのです」と指摘している。
この画像を大きなサイズで見る海洋生態系と大気を脅かす「海洋熱波」の恐怖
温かい海は、海の生物たちにとって致命的な影響をもたらす。
世界中の「海洋熱波」の発生日数は、1990年代初頭から3倍以上に増加した。
アメリカ海洋大気庁(NOAA)の報告によると、2026年7月には世界の海の37%が海洋熱波に見舞われた。1991年以降の月別では2番目に高い割合である。
さらに同機関は、2026年から27年の北半球の冬には、この範囲が45%に達し、1991年の記録開始以来もっとも広くなる可能性があると予測している。
海洋熱波は、生き物が適応できる温度を超え、サンゴの白化(水温などのストレスで白くなり死滅する現象)を引き起こす。
さらに、多様な生物の住みかとなる海藻「ケルプの森」などの生息地を奪うのだ。
生息地の喪失は漁業に打撃を与え、沿岸の地域社会の生活を根底から揺るがす。
その影響は海の中だけではない。水は温まると膨張するため、海面上昇を引き起こして沿岸部や低海抜の島国の洪水リスクを高める。
さらに、温暖化した海はエネルギーと水蒸気を大気に放出し、嵐や大雨などの異常気象を極端に激化させる。
また、海が温かくなると二酸化炭素を吸収する効率が落ちるため、地球温暖化に対する自然の緩衝材としての機能が弱まるという悪循環も懸念されている。
この画像を大きなサイズで見る未来の海を守るための「30by30」目標
自然保護団体「キャンペーン・フォー・ネイチャー」のディレクター、ブライアン・オドネル氏は、この危機的な海の温暖化を食い止めるために2つの重要な行動を挙げている。
化石燃料の排出を急速に削減することと、各国が海洋および沿岸の生態系を保護することである。
ケルプの藻場やマングローブ、湿地などの自然環境は、二酸化炭素を吸収し蓄える力を持つ。サンゴ礁は嵐の被害を和らげ、海の生き物たちに安全な生息場所を提供する。
現在、世界190以上の政府が、2030年までに地球の陸と海の少なくとも30%を保護・保全する「30by30(サーティ・バイ・サーティ)」という国際目標に合意している。
あとは合意を紙の上の公約で終わらせず、陸と海での効果的で永続的な保全活動として現場で実行していけるかにかかっている。
海からの警告を、私たちは真摯に受け止めなければならない。
References: 30x30 — NEWS — Campaign For Nature
















現状見てるともう手遅れなんじゃないかと思ってしまう
目先の金や利益が出なけりゃ人は動かないし
観測史って長いようで短いからな
寒冷化していた時代を基準に温暖化を考えても意味が無い
どの時点を基準に温暖化を考えるかではなく
どうして気温の上昇が起きてるかが問題かと
当然ながら何の理由もなく勝手に気温が上がることは無いので
今の温暖化については人間の活動以上に
大きな要因は見つかってないから、この先どうなるかは
人間次第の部分が大きいだろうということ
こう暑いと魚は大変だよな
逃げ場がない
たぶん来年も、その次、そのまた次も・・
こういう内容を見ると自分が害悪の人間であることが嫌になる。でも、クーラーやヒーターが無いと困ると思ってしまう自分がいるんだ😞
トップの皆さんご一緒に
「人生の終盤を何故他人の為に」
海が風呂代わりになろうとやめないでしょうな
確か太陽は今は活動期じゃなかったかな。 って調べてみると 2025 年が極大期のピークだったようで、今はピークを脱しつつあるようです。 たとえば地球の北半球の季節の気温も一番太陽がよく当たる夏至のころではなく、三か月後の秋分までの半分くらいの 7 月下旬から八月上旬くらいがピークなのだから、太陽の 11 年周期で同じような考えで行くと秋分相当までは 2.8 年、 7 月下旬から 8 月相当までは 1.4 年と仮定すると 2027 年の後半にピークアウトするかな?と雑な計算。 温室効果ガスの増加と相まってあと半年から一年くらいはそういう傾向になりそうな気がします。
温室効果ガスを考えなければその後 6 年弱は気温が下がり続けた後、気温が上がる傾向になるかなと。 平均気温が白亜紀の 22-29 ℃(現在は 15 ℃くらい)程度まで上がると鳥が恐竜化しそうな…… そんなことないか……
太陽活動の11年周期はそれほど地球の気温に影響しないよ
極大期と極小期とでせいぜい0.1℃程度の差と言われてる
過去の世界平均気温の推移を見ても別に11年周期で変動はしてないでしょ
世界の平均気温の推移の回帰直線は右肩上がりで、各年の平均気温が振動しているのは太陽活動によるものかと思ってました。 10 年前後の周期があるように見えてました。 太陽活動関係ないなら気温が下がる方は気にしなくてよさそうですね。 教えてくださってありがとうございます。 白亜紀くらいまで気温が上がると昆虫なども大型化するかもと期待してます
サングラスかけてメシアになるのは俺や!バンバン海温上がりよる!土下座せー!爆笑じゃ~!発作か~!
縄文時代から大和朝廷できる辺りまで、関東や九州も海岸線かなり内陸側だったし、こんなん地球からしたらまだまだなんじゃないかなあ
散々言われているけど自然環境による温度変動の範囲内ならば(問題はあっても)問題はない
ただmそれに人間の活動が上乗せされているから、その分が問題って話
排出権取引で総量を抑えるしかないと思うけど
アメリカがパリ協定また離脱しちゃったからな
化石燃料をやめても原発が温水を海に流してるんだから意味ない。
コップの中にお湯を注ぎ続けるのをやめない限り、冷えることはない。
湯沸かし器以外の発電方法を人間が主流にしない限り、この問題は解決しない。