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転んでも自力で起きてまた歩く。器用で学べるアヒル型AIロボットに予約殺到

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(著) (編集)

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器用で学べるアヒル型ミニロボットMicroduck/image credit:youtube
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 よちよち歩きで転ばされても、ヒョイっと起きてまた歩く。近ごろ話題のミニAIロボットをご存じだろうか。

 愛嬌のあるアヒルのような「Microduck(マイクロダック)」は、物がつまめるくちばしをもつ、高さ25cmのロボットだ。優れたバランス感覚で、二足歩行やローラースケートまでこなす。

 しかもこのロボ、今どきの学習機能を有しており、シミュレーションで学んだ動きを再現できる、フィジカルAIとして注目の的なのだ。

転んでも自力で起きてまた歩くロボット

 こちらのロボット「Microduck(マイクロダック)」は、よちよち歩くアヒル型のミニロボットだ。

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image credit:youtube

 パッと見は、ちょっとだけ頼りなさげな子どものおもちゃ。ところが中身はずいぶん器用だ。たとえ転んで倒れても、頭を使ってヒョイっと体を立て直し、何事もなかったように歩きだす。

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image credit:youtube

 しゃがんで姿勢を低くして、くちばしで落ちてる物を拾い上げたり

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image credit:youtube

 足の部分を車輪にすれば、ローラースケートモードでスイスイ滑走もでき、クワクワという独特の鳴き声でおしゃべりしたりもする。でも人語でないため内容まではわからない。

 こうした動きは、工場出荷時に学習済み。あらかじめ学習した7種類の動作(ポリシー)によるもので、箱から出したらすぐに見せてくれるそう。

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image credit:youtube

 Microduck は高さ25cmで重さ780gほど。15自由度で、モーター15個、前方カメラ、8×8画素のLiDAR(レーザーを用いた距離測定センサー)に加え、IMU(慣性計測装置)2基、マイク、スピーカー、NFC(近距離無線通信)、Wi-Fi、Bluetoothを搭載。

 操作はゲームコントローラーでも可能。NFCタグ付のアクセサリー認識や、複数台でレースやサッカーを楽しむこともできる。

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image credit:youtube

シミュレーションで練習して実機で再現

 とくにMicroduckで注目すべきは、MuJoCoという物理シミュレーターで、新しい動作を教えられるところだろう。

 ユーザーがこのシミュレーターで動作を訓練した後、学習済みの動作(ポリシー)を実機に転送すれば、訓練したように動かせる。

 こうした技術は「sim-to-real」と呼ばれる。とはいえ、この技術はときに失敗することもあり、ロボティクス研究分野においては課題の一つとなっている。

Microduck Sim 2 Real.

 シミュレーション上の学習は、ユーザー自身のPCのほか、クラウド環境でもできる。

 新しい動作が完成すれば、コミュニティに公開でき、他のユーザーが再利用したり、改良したりもできる。ソフトウェア一式は、Apache-2.0ライセンスのもと、GitHubでも公開中だ。

 させたい動作をいきなり実機にやらせると、うっかり壊れてしまうリスクもある。たとえ転送に失敗することがあったとしても、あらかじめ仮想空間で何度でも試せるところは強みといえそう。

Microduckに期待を寄せるHugging Face

 Microduckを手がけたのは、フランス拠点のロボティクス企業 Pollen Roboticsだ。その親企業、Hugging Faceは、アメリカを拠点とするプラットフォーム企業で、AI開発者たちが学習済みモデルを共有する場を提供している。

 そのHugging Faceは、ソフトウェアで培ったオープンソースのスタンスを、ロボットという物理的な製品領域に拡大しようとしている。

 ちなみにオープンソースとは、ソフトウェアの設計図(ソースコード)を公開し、誰でも利用・改変可能にする開発方式だ。

 つまり話題のMicroduckは、いわば小型のオープンソース・ロボットであり、開発者や研究者にとって身近なフィジカルAI(物理的なAI)となる。

 同社CEOクレマン・デラング氏は、米メディアAxiosからの取材に対し、現在最も売れているロボットの数は約2万台と明かしたうえで、今回のアヒルロボット Microduck がその記録を上回ることを期待している。

お値段6万3,000円。日本でも発売

 Microduckは米国、カナダ、欧州連合(EU)などのほか、日本にも販売される。

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image credit:youtube

 カラーはクリーム、グラファイト、ラベンダー、スカイの4色。本体とバッテリー、USB-Cケーブル、ゲームコントローラーも同梱とのこと。

 海外発の製品にしては、だいぶ小さく軽いほうだし、省スペースがデフォな日本でも扱いやすそう。気になる価格は340ユーロ(約6万3,000円。税・送料別)と、比較的手ごろだ。

予約直後から注文殺到、新規は4〜6カ月待ち

 予約は2026年8月27日から始まったが、発表直後から注文が殺到したため、しばらく新規の予約は受けられない状態だという。

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image credit:pollen-robotics

 その人気ぶりは同日公開のこの動画からもうかがえる。公開から4日で再生数120万回超と確かにすごい反響だ。

We made a new robot.

 Pollen Roboticsの公式販売サイトによると、現時点(2026年8月31日)で、当初予定していたクリスマス前までの初回配送すら保証しかねるそう。

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image credit:store.pollen-robotics

 急ぎ増産中で、予約受付分を順次発送するものの、次に予約できるのは4〜6カ月後の見込み。この遅延はメーカーとしても想定外だったようだ。

 下は予約開始と同時公開のプロモーション映像。このロボットができることがざっとわかるぞ。

Meet Microduck, the $399 Tiny Robot You Can Teach New Tricks

 今後SNSから次々レビューが出てきそうだし、興味がある人は、待ちがてらそのへんチェックしとくといいかも。

References: Axios

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