この画像を大きなサイズで見るアメリカ・ペンシルベニア州の野生動物救助センターに、生後数日の野生の七面鳥のヒナが2羽運ばれてきた。
交通事故で母親を失い、孤児となった2羽のために、スタッフは代理母として掃除用の羽ぼうきを用意した。
すると2羽は羽ぼうきの下にもぐりこみ、ママンを慕うかのように寄り添い、少しずつ落ち着きを取り戻していった。
ヒナでも大きい、野生の七面鳥の赤ちゃん
日本には野生の七面鳥が生息していないので、自然で見ることは少ないかもしれないが、アメリカでは森や草原で暮らしており、住宅地の裏庭にひょこんと現れることも少なくない。
私も今回の舞台となったペンシルベニア州にいたころ、裏庭に七面鳥が数羽で現れ、その大きさに度肝を抜かれたもんだ。
七面鳥はキジ目の最大種で、オスは全長122cm、体重は9kgに及ぶ。メスはオスのおよそ半分程度だ。
七面鳥は早成性(そうせいせい)で、卵からかえったときには目が開いていて、全身が柔らかな綿毛で覆われている。
とはいえ、生まれたばかりのヒナはピンポン球ほどの大きさで、体重は50g足らずしかない。
孵化からの成長は早く、生後2〜3週間ごろには羽が生えそろって短い距離を飛べるようになる。
とくに生後15日目あたりが大きな節目で、木の低い枝までひと飛びできるようになると、地上をねらう天敵から身を守りやすくなる。
生後6週を過ぎるとヒナと呼ばれる時期を卒業し、幼鳥として扱われるようになる。
この画像を大きなサイズで見る交通事故で母を失った2羽の七面鳥のヒナを保護
野生動物の保護とリハビリを行うレイヴンリッジ野生動物センターに、狩猟監視官から連絡が入った。
男性が道路脇を走り回る2羽の七面鳥のヒナを見つけたという。
ヒナたちが走っていたのは、母鳥ときょうだいが死んでいた場所の近くだった。
母親はおそらく車にはねられて命を落としたとみられており、生後1〜2日の赤ちゃんが2羽、取り残されてしまったのだ。
2羽はすぐにセンターに運ばれ、保温のために保育器へ入れられた。
いくら早成性と言えど、生後2週間くらいまでは体温調節がうまくできないため、ヒナを温め続ける必要があるのだ。
この画像を大きなサイズで見る母親代わりに掃除用の羽ぼうきを与える。
野生の七面鳥のヒナは母親に体を温めてもらったり、外敵から身を守ってもらっている。
母鳥のお腹の下にもぐりこんで温まり、危険が迫れば翼の陰に隠れるのだが、母親を失った2羽にとって、安心して身を寄せる場所がないことは大きなストレスになる。
保護されたばかりの2羽も、強い不安を抱えていた。気持ちが落ち着かないと、体の回復もなかなか進まない。
そこで、レイヴンリッジのスタッフは、本物の羽毛が使用されている掃除用の羽ぼうきに母親の役目を託すことにした。
保育器の内側から羽ぼうきを吊るすと、2羽はさっそくその下にもぐりこんだ。
やわらかな羽の感触は、母鳥の羽の下にいるときの感覚によく似ているのだろう。
暖かい保育器と代理母となる羽ぼうきにより、2羽には安心感が芽生えたようだ。
センター所長のトレイシー・ヤング氏は、羽ぼうきがヒナにとって自然で見慣れたものに近く、その下に隠れられることが安心と温もりにつながり、保護した動物の回復を大きく助けると説明する。
他にもスタッフは保育器の中に成鳥の七面鳥の写真も入れた。
本物の母鳥がいない代わりに、大人の七面鳥の姿を見せて、お手本となる存在を感じさせるためだ。
七面鳥は色をはっきり見分けられるほど目がよく利く鳥なので、写真も重要な意味を持つ。
この画像を大きなサイズで見る羽ぼうきママのおかげで順調に回復
羽ぼうきママの効果は、はっきりと表れた。
2羽は、羽ぼうきの下から走り出てはまた下へ駆け戻る動きを何度もくり返し、以前よりずっと落ち着き、餌もよく食べるようになり、体重も増えていった。
安心できる居場所を得たことが、そのまま体の回復につながった。
母親を失った野生の赤ちゃんを、母親に似せた何かで安心させる試みはこれまでも行われている。
カラパイアでも以前、交通事故で母を亡くしたオポッサムの赤ちゃん6匹が、母親そっくりのぬいぐるみに寄り添って育った話を紹介している。
母を失った赤ちゃんには母親代わりのよりどころとなる存在が必要だ。元気を取り戻してもらい、野生へ帰すという保護施設の取り組みは功を奏している。
この画像を大きなサイズで見る秋になったら自然に戻る予定
2羽のヒナは、2026年の秋頃までセンターで過ごす予定になっている。
体が大きくなって自分で体温を保てるようになれば、より広いケージへ移され、やがて屋外へ出される。
野生として生きていけるための訓練が施されたのち、本来の住みかである野生へと返される。
しばらくの間は、羽ぼうきママに身をゆだねて、安心してすくすくと大きくなるんだよ。
ちなみにアメリカでは感謝祭やクリスマスに七面鳥を食べる習慣があるが、食用のものは、肉を多くとるために品種改良された家禽で、野生の七面鳥ではない。
食用種は胸の肉が大きくなりすぎて、オスとメスが自然に交尾するのが難しく、人の手による人工授精で増やされているそうだ。
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References: Facebook

















アタイを放棄しないで
ひよこたち可愛いんだけど羽ぼうきがきれいなのか気になる…
流石に新品を用意してるだろうけど段々汚れていくだろうね…人間の施設で育った子にそれは大丈夫なのかな?
流石はプロですね
羽箒に写真、必要なことにアイデアを持っている
東海岸北部の話で、日曜日の早朝に芝生を立派な七面鳥が歩いているのが見えたそうです
出張中の日本人なので、二日酔いのせいかと思ったとか
ワイも布団やクッションを丸めて抱き締めて、
ぬくもりを求めて寝る愛の無い生活をしている、、、
愛の無い毎日は自由な毎日、誰も僕を責めたり~
できはし~ないさぁ~♪