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折りたたみ式で水上への離着陸可能、車のトランクに積める垂直離着陸機が登場

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(著) (編集)

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 悪天候にも耐えるタフなやつ。水上への離着陸も可能な、VTOL(垂直離着陸機)が話題だ。

 「Janus-I(ヤヌス ワン)」の重さ70kg。折りたたみ式で、車のトランクに積むことも可能だ。しかも30分の練習で簡単に乗れるようになり、アメリカでは免許がいらないという。

 誰でも乗れる手軽さと200kgの積載力を誇り、アクティビティはもちろん、災害救助の現場でも活躍してくれそうだ。

車載できる折りたたみ式VTOL「Janus-I」

 X-Control社が開発した、ホバークラフトや水上機ぽさもあるVTOL機、Janus-I(ヤヌス ワン)の特長は、折りたたみ式でコンパクトになること。

 パーツを外して折りたたんで収納すれば 長さ100 cm×幅 64cm× 高さ67cmほどで、重さもわずか70kgだ。

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 スーツケースのようにある程度の大きさの乗用車ならトランクにすっぽり入るサイズ感。それゆえ「空飛ぶスーツケース」とも呼ばれている。

 下の動画は2025年7月、アメリカ・ウィスコンシン州オシュコシュで開催されたEAA(実験機協会)の航空ショーでお披露目されたJanus-Iの様子だ。

Janus-I a new generation of personal aircraft meets you at EAA AirVenture 2025

 色はちょっと違うけど、黒い箱からすべてのパーツを次々に出して展開し、組み立てるところがうかがえる。

 側面にあるフロートの空気は手動ポンプで注入したりと時間と手間はそこそこかかりそうだけど、本当に出来上がってるよ。

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最大積載量200kg。水上でも離着陸可能

 小型ながらその実力はあなどれない。その性能はざっとこんな感じ。

エンジン:ターボシャフトエンジン(ジェット燃料対応)
最大積載量:200kg(人のほかに荷物や機材も積める)
飛行高度:最高6000m以上
離着陸:水上陸上ともに可能

電動が多い中、燃料式な点は、長時間の飛行と燃料効率を加味してのことだろう。なんというか、小型ヘリコプターとドローンと水上機のいいとこどりした新ジャンルの乗り物風だ。

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未経験者でも30分の練習で飛べる

 Janus-Iは、複数のローターで揚力を生み、滑走路を必要とせずドローンと同様に垂直に上昇および下降する。

 搭載のフライ・バイ・ワイヤ(電子制御)システムで制御でき、 複雑な操縦桿はなく、電子制御が自動で安定をサポートしてくれる。

 さらにこの機は、世界のほとんどの超軽量動力機の規制に準拠しているため、パイロットの免許が不要。

 耐空証明も不要で、一般空域内なら飛行ルートの事前申請も不要、というメリットがある。なので誰でも乗れるというわけだ。

 ただし日本の場合、航空法上の「航空機」に該当しない一部の軽量機については、限定的に飛行が認められている枠があるものの、「飛行してもよい場所」「機体の仕様」「安全確保」などには厳しい制限がある。

 免許不要かどうかも微妙なところだが、まずは許可をとる必要がある。

 以下の画像はユーチューバーのエリック・ヤング氏が実際に乗ったところだが、彼いわく、未経験者でも30分くらい練習すれば飛べるとのこと。ますますもってお手軽だ。

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耐候性が高く災害時の利用も期待

 Janus-Iは、ただ乗って遊ぶだけでは終わらない。

 耐候性の高い素材を採用しているため、小雨や雪でも問題なく飛行する。実際ヒマラヤや北極でテスト済みとのこと。

 これだけタフだと、陸でも水上でも安全な着地が見込める場所さえ確保できれば、野外での探査活動にも使えるし、インフラのない地域や災害現場に緊急物資や医療品を大量に運んだり、救命ボートになったりといった用途も見込める。

 ただし残念ながら、気になる価格は未公表。公開中の機体もまだ試作機らしいが、ここまで開発されてるのなら、いずれ販売にこぎつけそう。当然ながらお安くはなさそうだけど、続報を待つとしよう。

北極圏で飛行するJanus-I Flying Suitcase /Janus-I Flying Suitcase a Protable personal helicopter

空の移動が身近な選択肢に

 折りたためて車で運べて、免許なしで操縦できるJanus-Iは、空の移動を特別な体験からもっと身近な選択肢にするポテンシャルを持っている。

 実際10月10日にエリック・ヤング氏が公開した飛行動画は再生数約20万回もの注目度。こういうの待ってた!って人も多いんだろうな。

Janus flying suitcase helicopter

 てことは、SFとかにもありそうな「ちょいそこまで飛んで見てくるわ」って車から機体を取り出すシチュエーションも叶うってこと?

 空を飛ぶことが「夢」じゃなく「日常」になる日は、意外とすぐそこまで来てるようだな。

 ただし日本でってなると、まだ法整備が整っていない段階なので、もうちょっと先になりそうかな。

References: X Controlsystem / Designboom / X Controlsystem

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この記事へのコメント 14件

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    1. それは、オートジャイロだから滑走が必要なんだよ

      • 評価
  1. 乗用車ならトランクにすっぽり入るサイズ感。それゆえ「空飛ぶスーツケース」とも呼ばれている。長さ100 cm×幅 64cm× 高さ67cmほどで、重さもわずか70kgだ。

    入るか??

    • +1
  2. 飛行可能時間が気になるなあ、と思ってカタログを見たら3~40分くらいか。
    空荷か可搬最高重量にもよるけど、行動半径は行って戻って40キロほど。
    場所が分かっている緊急脱出とかレジャーには使えるか?

    • 評価
    1. 米国ならピックアップトラックが自家用車なのは珍しくないですよね

      • +1
  3. 極圏とか高山運用前提の設計がいいですね
    サーモやLiDARなどのたぐいも積めるぽいので空飛ぶSpot的運用もできるのかな

    • +2
  4. シティにはトランクに折り畳みの
    バイクを積んでたな。
    タカラのチョロQのシティには
    ちゃんとトランクにバイク積んでました。
    芸が細かい。

    • +2
    1. 007は二度死ぬ(1967)に登場するボンドの秘密兵器リトルネリーだね
      Wallis WA-116 Agileというオートジャイロを改造したものだそう
      オートジャイロのローターは自由回転するだけで前進する風で回転して揚力を生み出す
      つまり、滑走が必要でホバリングもできない
      ただし、強い向かい風があれば垂直離着陸やホバリングができるほどだそう
      性能的に小型機になってしまうみたいでヘリコプターが主流ってことで
      メリットは、一人乗りの超小型ヘリコプターより構造が簡単で安上がりってことぐらいかな

      • 評価
  5. 少なくとも緊急性のある使い方は今のところできないっぽいね。

    やっぱりレジャーから使い方の研究始まるのかな?

    • -1
  6. 完成機価格がほぼ4000万円じゃあねえ…(^o^;
    キットでさえも3500万円近くじゃあ…(^o^;

    • 評価

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