この画像を大きなサイズで見るアメリカ・ユタ州の廃業した肉屋の建物から、ひどい悪臭が発生して付近の住民を悩ませている。
この店は以前、食肉加工場として使われており、店主一家が姿を消した後、店内には腐敗した大量の肉が放置されていたという。
暑さが増すにつれ腐敗も進み、悪臭が地域に深刻な影響を及ぼし始めたため、ついに市当局が対応を開始。
現在は清掃業者が店内の片づけを始めているが、付近に漂う悪臭は、まだしばらくは消えそうもないらしい。
100体の遺体が腐っているようなにおい
2025年3月頃から、ユタ州の街オグデンと、その南に位置するサウスオグデンで、住人たちがひどい悪臭に悩まされるようになっていた。
悪臭の原因は、サウスオグデン北部にある「マウンテン・ウェスト・ミーツ(Mountain West Meats)」という精肉店だった。
この画像を大きなサイズで見るこの店は2025年1月頃に営業を停止したと見られているが、その後店内に残された大量の肉が腐敗し、春から夏へと気温が上昇するにつれて、悪臭が付近一帯に広がっていったのだ。
この店舗の隣に住むリンジーさん一家は、悪臭が漂い始めて以来、日常生活にも支障をきたす状態を強いられてきた。
テイト・リンジーさんはそのにおいについて、次のように説明する。
まるで100体もの死体が腐乱しているみたいなにおいがしていました。もう、言葉にできないくらいひどいにおいなんです。
以前は精肉店のオーナーとも顔なじみで、よく一緒に遊んでキャンプファイアーをやったり、子供たちを連れてきてスモアを作ったりしていたんです。
でもあの店が放置されるようになってからは、オーナーは一度も戻って来ていませんね
下はGoogleMapのストリートビューに残っていた、まだ営業中だった頃の精肉店の外観だ。
キム・リンジーさんも、このにおいが数か月にわたって続いているとし、隣人であった精肉店の様子をこう語る。
3月にはもう誰も店に来なくなっていました。オーナーも来ませんでした。
5月のメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)に、子供たちと裏庭でキャンプをしたんですけど、隣から漂ってくるにおいに耐えられなくて…。
ハエもそこいら中を飛び回っていて、本当にひどかったんですよ
所有者と連絡が取れぬまま事態は深刻化
リンジー一家は市に苦情を申し立てたが、市側は「適切な手続きが必要だ」として、すぐに対応してくれることはなかった。
オグデン市の広報部長、マイク・マクブライド氏によると、市がこの件についての報告を初めて受けたのは、6月に入ってからのことだったという。
においが強くなっているという通報があったので、(違反対応)チームが出向き、最終的には大量のハエを目視で確認して、悪臭の発生源が精肉店であることを確認したのです
この画像を大きなサイズで見る精肉店の電気も停止されていたため、店内に残っていた肉類が腐敗したことがわかったが、そこから先へ進むのはスムーズにはいかなかった。
建物の中に入って実態を把握し、清掃作業を開始するには、法律上まず精肉店の持ち主に連絡を取る必要があったからだ。
当局が精肉店の店主と連絡を取ると、彼は少しの間だけ戻って来て、腐った肉でいっぱいになったゴミ箱を片付けて行ったという。だがその後再び姿を消し、二度と姿を見せることはなかった。
法的手続きを経て市がようやく対応を開始
当局は地域住民に対し、「健康被害のリスクは低い」と説明しているが、そうであっても悪臭に耐え続けるのは困難だ。
住民の中には吐き気や頭痛を訴える声も上がっており、うつ病を患う住民も現れて、臭気による精神的ストレスが看過できなくなった。
そこで当局は重い腰を上げ、所有者が音信不通であることを理由に、「公衆衛生・安全に関わる緊急事案」として法的処置に踏み切った。
2025年7月16日、オグデン市はまず精肉店の所有者に対し、市が代わって是正措置を実施する旨を通告。翌17日には裁判所から店内への立ち入り許可が下りた。
そして7月22日、ようやく捜査員が店内に入った。その結果、大量の腐った肉と大発生したハエ、そして危険なガスの対流が確認されたという。
オグデン消防署のマイク・スレーター署長は、当局の対応状況について、次のように述べている。
私たちはHAZMAT(有害物質対応)チームを建物内に送りました。隊員たちは呼吸装置と防護服を着用し、空気の状態を監視しました。
その結果、VOC(揮発性有機化合物)の濃度が高いことが判明しました。さらに腐敗した肉が原因で、酸素濃度が低下していたのです。そこでまずHAZMATが中に入り、建物を安全な状態に整えました
この画像を大きなサイズで見る除去作業が進行、ようやく街が日常を取り戻す
その後、外部の清掃業者Servpro(サーブプロ)に作業を引き継ぎ、精肉店内での清掃作業を続けている。既に大量の腐敗肉や生ゴミが撤去されたようだ。
Servproが現地に常駐し、新鮮な空気を建物内に送り込んでいます。これにより、作業員が呼吸器をつけて安全に清掃作業を行える環境が保たれています。地域住民への危険はありません。もうすぐ日常が戻って来るでしょう
だが7月26日朝の時点で、まだ建物内の換気作業は続いているという。
一部ではまだ臭気が残っているものの、原因物質そのものはすでに排除されたと見られ、地域はようやく落ち着きを取り戻しつつある。
リンジー一家は、「孫たちがまた遊びに来られるようになるのが何より嬉しい」と語っている。数か月にわたった悪臭との戦いが、ようやく終わりを迎えようとしているのだ。
問題の店主は営業停止後に店舗を放置したまま消息を絶っており、行政による罰則や賠償責任の所在については今後の調査に委ねられている。
編集長パルモのコメント

大量の腐敗肉のにおいとか想像もつかないが、腐敗肉を食べる野生動物たちでもここまで腐っちゃったらもう無理か。スカンクのにおいも結構強烈で数か月漂ってるけど、あれとはまた違ったにおいなんだろうな。鼻についたら取れなくなる系のにおいってやっかいだよね。
References: Residents in Ogden struggle with horrible smell coming from abandoned meat shop














丸ごと放棄してしまうくらいなら店も肉も希望者に販売でもすりゃあいいのに。
少なくとも肉だけでも売ればいいのに。
ってのは部外者の一方的な思い込みなのかねえ。
肉屋一件分の肉なんて物凄い値段付くだろうに。
店長よほど切羽詰まってたのか精神的に混乱してたのか何もかも嫌になって鬱だったのか。
債権者が物品の取り立てに来ないってことは完全に店主個人の事情だわな
店主とは連絡がついたのか。
途中まで読んでサイコホラーな展開も想像したけど、事件性は無かったんだな。
豚肉を冷凍庫にいれていた時に感震ブレーカーで電源が落ち肉が腐れた
肉は原型をとどめていないでどろどろになっていた 冷凍庫を掃除しても臭い
冷蔵庫を捨てた 建物ににおいが染みついている 取り壊さないと片付かない
特殊清掃を試されては
食肉加工された動物達がいたたまれないね
感謝して食べられるわけでもなく、腐るまで放置で
動物からすれば、
感謝されようが、捨てられようが、
殺された時点で同じことだと思う……
悪臭の原因が
どうやら商品の肉だけであったというのは
まだ幸いだったと言えるかもな
木を隠すには森
とも言うが…はて…
近隣で猛烈な悪臭が断続的に続いたことがある。風向きのせいかな、近くの畑かな……と思っていたら、悪臭がしはじめて1年ぐらい経ってから、近所で独り暮らしの方が亡くなっていたことが分かった。幸か不幸か、ハエが大量に外に出たりしなかったので発見が遅れたようだった。
あのにおいは、ちょっと他にない。もう忘れないと思う。
なんか極端だな
グズグズ言わずに当局がさっさと動いていたら
普通の清掃員が片付けるだけで済んだだろうに
結局、大掛かりな除染作業になってるやん
私有財産を認められている国では行政が個人のものを勝手に処分するってのはハードルが高い
財産権の侵害になってしまうから
ひどい状況に “なるかもしれない” ではまず動けないし、ひどい状況になってしまっても改善の可能性があるうちはまだ手出しができない
クソ暑い中クソ臭くて不衛生な清掃作業しなくちゃいけないなんて最悪だっただろうにお疲れ様です。 悪臭って肌に染み込むんだよな・・
人の嗅覚は、悪臭を嗅いでも長く嗅いでいると慣れると聞く。
なのにずっと臭ってるってことは物凄いんだろうな…
ハイエナを放て
食べんでしょ。すでに毒物と成り果てている肉
近隣住民の誰かが耐えかねて放火しても誰も通報しなさそう
むしろ臭いを根絶するなら全部焼いちゃった方がいいまである
借金に追われたとかではなさそうなのに逃げた事情が気になる
夜逃げとかなら在庫の肉を近所に配る、なんてこともできないよね。
それこそ何かあったのかと勘ぐられてしまうから。
大量の腐敗肉なんて、ものすごい匂いだろうなあ。
>まるで100体もの死体が腐乱しているみたいなにおいがしていました。
じっさい腐乱した死体そのものだから、
さもありなん。
自宅の目の前に浄水槽というものが設置されてるんだが、「定期的に行っているから」と、管理者が手入れの間隔を見誤るとすげえ悪臭と大量のハエが立ち上ってくるんだよな
水でこれなんだから、生鮮(しかも生肉)が腐敗した臭いなんて耐えられないだろ……
MIB 「遅かったかー、エイリアン虫が逃げた後だったぜ。」