この画像を大きなサイズで見る世界各地では大晦日にその年の最後を飾る花火が打ち上げられる。我々人間にとっては楽しみかもしれないが、鳥にとっては迷惑極まりないことであるようだ。
大晦日に大量に打ち上げられる花火は、10km先の鳥までも驚かせ一斉に飛び立たせる。その数は通常の夜の平均1000倍、ピークには1万~10万倍にもなり、越冬している鳥の体に大きな負担をかけている恐れがある。
『Frontiers in Ecology and the Environment』(2023年12月7日付)に掲載された研究では、鳥たちを守るために、花火禁止区域を設けるべきだと提案されている。
鳥は花火にどう反応するのか?
鳥はとても敏感な生き物だ。 ちょっとした音に鋭く反応して、空へ飛び去っていく。ならば大音響ときらびやかな閃光を放つ花火が何百発も打ち上げられたら、彼らがどのように反応するのか想像に難くない。
オランダ、アムステル大学のバート・フークストラ氏らは、そんな花火によって飛び立つ鳥の種類やタイミングを明らかにするべく、オランダ王立気象研究所の気象レーダーで集められたデータと、数百人のボランティアが数えて集計されたオランダ野外鳥類学センターの分布データを組み合わせて調べてみた。
水鳥が花火に強く反応することは知ってましたが、水辺以外の鳥が花火にどう反応するかは不明でした。鳥の数を数えればどの鳥がどこにいるのか正確にわかりますし、レーダー画像からは、花火が原因で飛び立つ鳥の居場所もわかります(フークストラ氏)
この画像を大きなサイズで見る大晦日の花火の影響で鳥たちがパニックに
そして判明したのは、デン・ヘルダー(Den Helder)とヘルヴァイネン(Herwijnen)にあるレーダー周辺だけでも、大晦日の花火によって40万羽近くの鳥が飛び立つということだ。
大晦日の夜、花火が打ち上げられた場所の近くでは、普段の夜に比べて1000倍もの鳥が空を飛び回り、ピーク時には1万~10万倍にもなる。
その影響は打ち上げ場所から5km以内がもっとも大きいが、その倍の10km先までは及んでいる。
とりわけ音や光を遮るもののない開けた場所にいるガチョウ、カモメ、カモメのような大型の鳥は、花火の打ち上げによって数百mの高さまで飛び、1時間も空から降りてこないことがある。
それは冬の悪天候に見舞われたり、パニックで自分の位置を見失ったりといった、危険につながる行為だ。
また長時間の飛行は、鳥たちの体に大きな負担となっている可能性がある。
アムステル大学のまた別の研究によると、花火に驚いたガチョウたちが、その後11日間にわたり普段より10%長く餌を探すようになるからだ。
その原因は、飛んで逃げるために大きなエネルギーを費やしていることや、花火から逃げて知らない場所にたどり着いてしまうことだと考えられている。
鳥が飛び立つのは、突然の騒音と光に強く反応するためです。オランダのように越冬する鳥が多い国では、花火によって何百万羽もの鳥が影響を受けることになります(フークストラ氏)
この画像を大きなサイズで見る都心部での花火規制の必要性
オランダの鳥たちは、全体の62%が人が暮らす地域から半径2.5km以内に生息している。そのため、花火の影響はオランダに生息する鳥の大部分に及ぶと考えられる。
鳥が飛ぶのは当たり前と思うかもしれないが、彼らはそのために多大なエネルギーを費やしている。そのため寒い冬の間は、できるだけ鳥を邪魔しないことが大切だ。
とりわけ光や音を遮るものがない草原など、たくさんの大型の鳥が越冬することになる開けた場所では、そうした環境を守ることが大切になる。
そのために、大型の鳥類が生息する地域では花火禁止区域を設けるべきだと、フークストラ氏らは提案する。
花火は、鳥からできるだけ離れたビル街の中心部で行われるべきです。鳥のことを考えれば、大きな音が出ないドローンによる光のショーや装飾的な花火に変えられればいいでしょうね(フークストラ氏)
References:Fireworks disturbance across bird communities – Hoekstra – Frontiers in Ecology and the Environment – Wiley Online Library / Millions of birds lose precious energy due to fireworks on New Year’s Eve, research reveals / written by hiroching / edited by / parumo
















夏の花火でも大きな音で命を落とす野鳥も居るんだろうね。
花火大会やイルミネーションは全面禁止でよい
逆に週1ぐらいで花火してたら慣れてくんのかね
長年毎年の行事にしてたら鳥たちもソコソコ学習して避けてくれてそうな気もするんだけど
そんな事ないのかね?
>>5
逆に恐怖の記憶として刷り込まれて
回を重ねるごとにパニック度が増す可能性もあるかも。
戦地からの帰還兵の中には飛行機の音で空襲を思い出して
パニックになる人もいるというし。
花火大会は火を扱うから水辺で行うことが多く、渡り鳥も水辺に集まるから同じ場所になってしまうんだね
派手なのは人でもビックリするからな
人間だけど花火大会や選挙はキツいと思っている
0か100かでしかモノを考えられない人が多い海外ならそうだろうな
で日本でもそれを真似しようと知恵の足りない出羽守が大きな声をあげそう
実は大気汚染が発生してるのを市区町村主体なので発表しない
た~まや~🌜✋
是非、フロリダでもしらべてほしい。
フランス領ギアナでも。
共にロケット発射基地であり、自然溢れる場所だから。
夏祭りと年末、毎日のように打ち上げてんのならともかく、せいぜい年二回かそこらの花火がそこまで影響あるものかね
そんなこと言いだしたら夜間の照明は野鳥に悪影響があるから消灯しろという話になる
>>14
日照時間で発芽するタイミングが変わる植物とかフツーに存在してるし、街灯だけでも普通に動植物に影響与えてるよ。
でも他の生物に何の影響も与えず生活するなんて、人間にも人間以外にも不可能だからね。
だから妥協点を見付けましょうねって話なのよ。
この記事でも花火は全面禁止にしろってんじゃなくて、影響の少ない所でやろうねって言ってるでしょ。
白黒思考で全部禁止しろとか好き勝手やって何が悪いとか、極論に走るのは一番駄目な考え方よ。
>>14
カラパイアの過去記事「ニューヨークで渡り鳥の大量死。その原因は高層ビルであることが明らかに」を読んでみてください。
>>14
よいところに気がつくじゃないの
渡り鳥がインフル持ち込むとしたら 追い出したほうがいいんじゃね?
自分の経験をひとつ書きたいと思う。
今から三十年以上も前。実家近くの畦道で亡き両親と共に隣町の花火を見ていた。
小さな花火が複数打ち上がったあと、一際大きな花火が打ち上げられる音がした瞬間、突然、実家の住宅林の中から一羽の鳥が飛び出して壁に激突。更に方向を変えて別の壁に激突。その後、住宅林にぶち当たりながら、当時空き家だった隣の住宅林の中へ飛んで行った。
正直、かなり怖かった。色んな意味で。
今はもうアパートが出来たりして、木々もすっかり揃えられてしまったけれど、こう言う事は結構身近な所で起こっていると思うし、似たような経験をした人も、それなりに居ると思う。
でも、それを訴えても、誰も耳を貸してくれなかったんじゃないのかな。今までは。
今となってはヒトとそれ以外の自然界の動植物が共存するのは難しい。
主にヒト優先で考えるから花火を止めることもしないし、飛行機も飛ぶし、イルミネーションも灯る。もちろんそれだけじゃないけど、自然界の動植物のために、ヒトは今までの生活を変えることはないんだろうな。二酸化炭素も増える一方、楽しみがなくなったり不便になりたくないものね。小さな個人や団体が訴えてみても、注目されるのはその時だけ。
もう、このまま行き着くとこまで行くんだろうな。
日本では何百年やってんだよ
もうパニックになる鳥など淘汰されたろう
>>22
そんな簡単なもんじゃないと思うよ。
台風だって遥か昔からずっと来てるけど
今でも台風で亡くなる人はいるでしょ。
大晦日の街中の花火は、都市部の動物たちにとってもダメージが大きく、欧州ではもうかなり前からやめようという声が上がっている。
大晦日は近所の除夜の鐘、という静かな年越ししか知らなかったので、実際に欧州で経験した時にはその音と煙、騒々しさに吃驚、繋がれている犬が尻尾を丸めて必死に耐えている姿を見て怒りさえ覚えた。
毛皮のように、少しずつでも人々の間にやめようという意識が芽生えてきている現実は嬉しい。
逆に水鳥が飛び立つ音で一目散に逃げちゃって
最終的には一家滅亡しちゃった一族もいるからなあ
大晦日の花火大会後の朝 ベランダで雀が死んでた。可哀想に