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満月になると空高く飛ぶことができる「アマツバメ」の謎

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(著) (編集)

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 スウェーデン、ルンド大学をはじめとする国際的グループは、謎めいた渡り鳥の飛行について調査している。

 主にアメリカ大陸に生息する「クロムジアマツバメ」は、満月になると羽ばたきが増し、飛行高度が4000メートルまで上昇するという。

 新月の時よりもはるかに高く飛ぶことができ、月食になると低空飛行に切り替える。

 どうやら月の明るさによってどれだけ高く飛べるかが決まるようだ。『Current Biology』(2022年3月16日付)に掲載された研究で明かされている。

空中で眠り、8カ月間飛び続ける渡り鳥「クロムジアマツバメ」

 がっしりとした体に、長くとがった翼が特徴の「クロムジアマツバメ(Cypseloides niger borealis)」は、アラスカ南部からメキシコ南部にかけて生息するアマツバメの仲間だ。

 羽は黒いが、頭には白が混ざっており、甲高い声で繰り返しさえずったかと思えば、時折長い鳴き声をあげる。絶滅危惧種であるゆえに、鳥の研究者から大きな注目を浴びてきた。

 今回の研究グループは、マクロデータロガーと先端技術を利用して、米コロラド州のロッキー山脈からブラジルのアマゾン川流域までわたる際の、クロムジアマツバメの移動パターンをマッピングすることに成功した。

 「クロムジアマツバメは、半年から8ヶ月かけて行われる長い移動の間、一度たりとも着地せず、ずっと飛んでいることがわかりました」と、ルンド大学の生物学者アンデシュ・ヘンデンストロム氏は語る。空中で眠りながら飛び続ける能力をもっているようだ。

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photo by iStock

満月になると高く飛ぶ

 また月の満ち欠けが、クロムジアマツバメに影響することもわかった。

 満月の晩、なぜだかやたらと活発になり高く飛行するのだ。昼間の飛行高度は数百メートルだが、満月になると2000~4000メートルにまで舞い上がるのだという。

 「月の満ち欠けで、飛行高度が変化することには非常に驚きました」と、ヘンデンストロム氏。

 また、もう1つの月の影響も明らかになっている。月食になると、クロムジアマツバメは一斉に低空飛行を始めるのだ。

 つまり、月光がこの鳥の飛行高度に直接的な影響を与えているということだ。

 その理由としては、月が明るいと羽ばたきを増すことから、月光に誘われた空中の昆虫を餌にしているのではないかと推測されている。

References:Black swifts descended rapidly during lunar eclipse — ScienceDaily / written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 9件

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  1. 満月になると雄たけびを上げる酔客の謎(オレ)

    • -1
  2. カッコイイ名前だねぇ 名刀「雨燕」なんちゃって 有りそう

    • +2
  3. 見て可愛い、食べて美味しい
    鳥さんは大好きです

    • -1
  4. 月の重力を利用するのさ
    潮の満ち引きと同じだよ

    • 評価
    1. ※7
      でも、それだったら、
      月蝕のとき低空飛行になる理由が無くない?

      • +1
  5. 8ヶ月一回も羽根を休めないの?
    それとも着地しないだけで海面には浮かぶのだろうか

    • +1

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