
それによれば、未確認航空現象「UAP」 、俗に云うUFOが地球外からやってきたという証拠は見当たらなかったとのことだ。だがそれがどこからやってきたのかは不明のままだという。
NASAによれば、そもそもUAPについてのデータが不足しており、科学的な結論を出すことは非常に難しいのだという。
だが、NASAの調査はこれで終わったわけではない。報告書は、その専門的な知識や技術を利用し、ほかの政府機関とも協力することで、今後もさらに詳しいデータを収集する必要があると提言。
UFOの調査を担当する新しい責任者も任命されるとのことだ。
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NASAが1年間にわたる調査結果を発表
未確認航空現象「UAP」(俗に云うUFO)の正体を突き止めるため、NASAが独立した調査チームを設置すると発表したのは2022年のことだ。そして、このほど『UNIDENTIFIED ANOMALOUS PHENOMENA』と題された報告書の第一弾が公開された。
この報告書について、NASAのビル・ネルソン長官は9月14日に開かれた記者会見で、UAPが宇宙人の乗り物であるという証拠は見つからなかったと発表している。
「この調査から得られた一番の収穫は、もっと学ぶべきことがたくさんあるということです。NASAの独立調査チームは、UAPが地球外起源であるという証拠を発見できませんでした
だが調査はこれですべて終わりというわけではなく、今後も続けられるようだ。Join us for an update from @NASA's Unidentified Anomalous Phenomena Independent Study Team. https://t.co/XgB86JTiXr
— Bill Nelson (@SenBillNelson) September 14, 2023
記者会見でネルソン氏は、「宇宙は広く、無数の星があります。もう1つの地球が存在する可能性は十分にあり得ます」と述べ、地球にそれらが来ている証拠は見当たらなかったものの、「宇宙に地球外生命が存在するのかと聞かれれば、個人的な見解ではイエスです」と述べたそうだ。
また、「NASAの専門知識を活かし、ほかの機関とも協力しつつ、UAPの調査を行います」と述べ、調査を担当する新しい責任者も任命されることになると発表している。

UAPの正体は不明のまま
結局UAPが何なのか、この報告書ではほとんど何も明らかにされていない。だが、それを解明するため今後NASAには何ができるのか、いくつか提言もされている。重要なのは、地球観測衛星をはじめとするNASAの専門的な知識や技術を利用して、UAPに関する詳細なデータを集めるというものだ。これについて報告書は次のように述べている。
「NASAの専門知識や技術は、政府全体のものとして、強力で体系的なデータ収集に活用されるべきである」
ネルソン長官によれば、そもそもUAPに関するデータが圧倒的に不足しているのだという。
UAPはいつ出現するのかまったく予測できず、目撃されたとしてもほんの一瞬の出来事だ。それが科学的な研究を困難なものにしている。
「考えてみてください。目撃されたUAPのほとんどは、非常に限られたデータしかありません。そのためUAPの性質について科学的な結論を出すのはいっそう難しくなります」

●
一方、NASA科学ミッション本部のダン・エバンス氏は、空の安全という視点からNASAの取り組みについて説明している。UAPは空の安全に強い懸念を抱かせます。こうした現象が空の安全性を脅かすものなのかどうか、国の責任において判断せねばなりません。
ご承知のとおり、NASA(National Aeronautics and Space Administration)の最初の”A”は”航空”の頭文字です。空が誰にとっても安全な場所であることを保証するには、UAPについて理解を深めねばなりません
そのために、ほかの政府機関との協力も必要だろうとNASAは提言する。
例えば、連邦航空局FAAが持つ独自の航空安全報告システムなら、UAPの謎の解明につながるデータ収集を補うことができるだろう。
また、膨大なデータから異常現象を特定するために、人工知能を活用することも提言している。
UAPやUFOは、長い間似非科学として扱われてきた。だがこの分野にNASAが参加し、本格的な科学調査を行えば、正しい知見が得られることとなるだろう。
私個人的にも、地球の技術では把握しきれないほどの広大な宇宙に、地球人以外の生命体がいないとは思えない。
だがそれらは本当に地球に来てるのか?だとしたら何が目的で来ているのか?その部分は正直わからないので、更なる研究が進むことを期待している。
References:UPDATE: NASA Shares UAP Independent Study Report; Names Director | NASA / written by hiroching / edited by / parumo
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コメント
1.
2.
3. 匿名処理班
目で見えてる(動画に記録されている)のにレーダーには映っていないとか、かなり軍事的にも脅威じゃないかな。
また、どのような推進方法なのか不明なのにかなり高速で移動してるのが動画に残っていたりといろいろ脅威的だとおもう。
4. 匿名処理班
つまり地底人
5. 匿名処理班
冷静になれば自国の領空に正体不明の物体が浮遊してるってかなり問題だからな
やっぱり平行世界か何かから来てるのかな
宇宙人って地球人に特徴が似ていて平行世界の住人か何かに思えてくる
6. 匿名処理班
北朝鮮だって威圧や威嚇のためにミサイル公表してるのであって、本当に試作品飛ばしてるときは秘密裏にやるからUFOなりUAPなんだよ
7. 匿名処理班
まず捕獲してみてほしい
8. 匿名処理班
>>5
こういう話をネタにしたり茶化す風潮あるかもだけど冷静に考えると洒落にならないわな
F/A-18戦闘機が手も足も出ない空飛ぶ何かが頭の上にいる
9. 匿名処理班
もし宇宙人が地球に遊びに来ていたとしても、米国はもちろん
どの国家でも容易に実は友達です、とは発表出来ないだろうなぁ。
物質、思想、宗教、エネルギー多々の価値が大混乱するだろうし
それは経済的既得権側には独占できるのでなければ我慢できない
事だろうしなぁ。
10. 匿名処理班
おいおい…データが足りない?資料が少ない?
NASA発足時からロケット散々飛ばして大体宇宙空間でUAPが映るし
アポロで宇宙へ行った全ての号でUAPに遭遇してるし、月に行った宇宙飛行士皆色々撮影したりしてるじゃないか。数十年研究してない訳が無いよね。
11.
12. 匿名処理班
誤送信してしまったので再投稿…
代表的なUAPを捉えた映像の例として多くのメディアでも公開された、2015年のGo Fastによる映像を詳細に分析した結果、視差効果によって物体の速度を誤って判断していた事が明らかになり、実際の速度は時速60km/h程度であると発表されたとありますが、UAPを追尾したF/A-18ホーネットがどれだけ遅く飛行しても最低速度は300km/h程度である事を踏まえると、時速60km/h程度で飛行する物体を長時間に渡って捉え続けるって無理があるのでは?
また可能であったとしても視差効果で速度を誤認していたという事であるなら、地上レーダーによる観測ではUAPが時速222km/hで飛行している事が確認されており、レーダーの誤動作である可能性もあるとして後日チェックもされたものの、正常である事が確認されているので、この事から画像解析の説明では辻褄が合わない事になりますね。
13. 匿名処理班
リアルタイムでワクワクして聞いてたけど、調査報告と言うよりこれからがんばりまーすくらいな感じの内容でがっかりした。
14.
15.
16. 匿名処理班
地球外からの物かどうかはともかく、なんらかの意思を
持った物かどうかは判定出来ないのか?
17. 匿名処理班
>>10
してますよ。そんで毎回今回の記事と同じ結論でおわります。
チームも組まれますけどわりとすぐ解散するのを繰り返してます。
予算だってそんなに組まれません。
陰謀とかそんなんじゃなくて、仕事の優先順位の話だと思われます。
18. 匿名処理班
実はuapだがきちんと偽装してるんでuapだと思われてない、のもいるだろうな。そこの文福茶釜尻尾が見えてるよ!
19. 匿名処理班
発表します!
からのよくわかりません!
毎回これやってない?
20.
21. 匿名処理班
>>19
わかっても言えない事から、わかってなくていえないことまで全部混じっているから
一緒に「わかりません」といえば全部解決。やったね!
22.
23. 匿名処理班
新しい責任者をルイス・エリゾンド氏にしない限り、NASAがUAP解明にやる気無し無しってのは晴れないぜ!
24. 匿名処理班
宇宙人自体は、金髪白人系、モンスター系、御目目くりくり頭でっかち系と流行変化が激しいが、UFOはあまり変化がない気がする(アダムスキー型は別)
25.
26. 匿名処理班
極めて正しい科学的な見解やね。
重要なのは全てが誤認欺瞞ではなく、原因正体不明の何かは存在するとNASAが公式に認めた事やな。
27. 匿名処理班
>>17
自分が知る限りNASAが下院の圧力で調査報告書をまとめるのは初めてだと思うけど
そうじゃないですかね?
今迄もプロジェクトブルーブックとかmj12とか本気でやったけど大事なところは秘密ばかり。今回のは更に悪質ですね。
資料は山のようにあるんだから出せばいいのだが、異星テクノロジーを出したらNASAが理解できない先進的技術だと、NASAの仕事にも影響するし隠すんでしょうね。
28. 匿名処理班
>>5
ここ数年告発で下院が動いてるけど
空軍の米兵なんかの告発では
「毎日UAPが空に現れる。時にはUAPのせいで訓練を中止したケースもある」
と言ってるんで、これをずっと放置してるのが異常でしたね。UAPが米軍基地内にいてもスルーしてたと言う…
29. 匿名処理班
簡単に言うと未来の地球人が過去に飛ばしたドローンじゃないかね
30. 匿名処理班
ぶっちゃけただの光学的現象(錯視を含む)である可能性もあるからな
そう「見える」からといって現実にそういう「モノ」がそこにあるとは限らないわけよ
(「見える」というのはレーダーによる観測を含む。レーダーだって錯覚を起こすことがある)
だから未確認飛行"物体"(Unidentified Flying "Object")という
「物理的存在」であるかのような印象の強い名称を廃止して、
未確認航空"現象"(Unidentified Aerial "Phenomena")って呼び方に変えたわけ
31. 匿名処理班
>>30
ないぞ
そういう可能性を排除するためにNASAが一ヶ月慎重に調べたんだから
32. 匿名処理班
未確認飛行物体より、研究してきてる実験データを公開すればいいのに
生物が宇宙空間に放り出されたらどうなるのか?とか
非人道的と言われそうだけど、なんの確証もなしに宇宙空間に飛行士を送るなんて有り得ないわけで
地球という後ろ盾がなくなった場合の人類が辿る道なんだよって、公に知らせるって大事だと思うんだが