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ボク悪い子じゃないよ、一人で寝床も作れるよ。良い子であることを示そうとする保護施設の犬

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(著) (編集)

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 すべての保護犬は養子縁組され、愛情あふれる永遠の家に迎え入れられ、幸せになる権利がある。

 しかし、犬種によっては悪いイメージが定着し、潜在的に拒否されてしまうこともある。もともと闘犬として人間の手で交配されたピットブルがそうだ。

 ピットブルのラッシュは、生まれてからホームレスの日々を過ごし、施設に保護されたラッシュは、愛情を欲していた。

 ラッシュは自分が悪いピットブルじゃないことを示そうと、毛布を口でくわえて自分でベッドを整え始めたのだ。

良い子だと知ってほしくてベッドを整えるピットブル

 ピットブルは、人間の都合で戦いの道具として作られた闘犬だが、それがあだとなり、危険で攻撃的だとして、なかなか家族が見つからないのが現状だ。

 筋肉質で力が強く、身体能力が高いことから、噛みつかれたら重症となる。事実そういった事故はよく報道されるが、全てのピットブルが獰猛なわけではない。

 もちろん個体差もあるが、本来は人懐っこい性格で、きちんと愛情をもってしつければ、飼い主に忠実で指示にもよく従う、愛すべき家族になれる犬なのだ。

 不運にもラッシュ(オス)はピットブルであることが理由で、施設に保護されてからこれまで、永遠の家に恵まれる機会が一度もなかった。

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image credit:SICSA Pet Adoption and Wellness Center/Facebook

 しかし、アメリカ・オハイオ州ケタリングにあるSICSAペット養子縁組センターは、ラッシュは、本当はとても愛情深く、フレンドリーな性格だということに、すぐ気づいた。

 ラッシュは、自分を愛してくれる人を求めていた。「自分は悪い子じゃないよ、良い子だよ」という気持ちを伝えたかったのかもしれない。

 施設スタッフの前で、ラッシュは毛布を口にくわえて自分でベッドメイキングすることを日課にし始めた。

 ある日、スタッフがそれをビデオ撮影しSNSでシェアしたところ、どこか悲しそうにカメラを見つめるラッシュの姿が、多くのユーザーの心を打ったようだ。

A Homeless Pit-bull makes his bed while waiting for a home

 ラッシュは撮影しているスタッフの方を甘えた表情で見ながら、尻尾を全力でふりつつ、口に毛布をくわえて、ベッドを整えているように見える。

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動画投稿後、2週間以内に永遠の家が決まる

 2015年の10月に、YouTubeに投稿されたこのクリップは、280万回以上視聴され、大反響を呼んだ。

 そしてラッシュの動画に目を留めた1組のカップルが、ラッシュの運命をかえることになった。

 施設にやってきたカップルは、ラッシュと直接対面して、すぐに恋に落ちた。

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image credit:SICSA Pet Adoption and Wellness Center/Facebook

 施設のエグゼクティブディレクター、ノーラ・ヴォンドレルさんはこのように話している。

スタッフたちは、来る日も来る日もラッシュがベッドメイキングをする様子を観察していましたが、ある日マーケティングインターンの1人がその様子をビデオに撮っていました。

私たちは、ラッシュの養子縁組を願って、SNSに投稿しました。そしたら、2週間しないうちに、永遠の家が見つかったのです。

ラッシュの新しい家族は、運命が彼らを結びつけたと信じています。

 ピットブルとして生まれ、ホームレスとして辛い日々を過ごしてきたラッシュ。

 自分がいい子だということを知ってもらいたいラッシュは、決してあきらめることなく、養子縁組の瞬間をずっとずっと待っていた。

 実は、ラッシュを引き取ったカップルは、愛犬を亡くしたばかりで、まだ新しいペットを迎える心の準備ができていなかったそうだ。

 だが、偶然SNSや動物保護サイトでラッシュを見つけ、不思議と心惹かれた。

 そして、ラッシュを引き取りたいという思いで施設を訪れる途中、カップルは「Rush to be there(急いでそこへ)」と書かれた標識を見つけたが、真ん中の2つの文字「to be」が小さくて見えにくく、単に「Rush there(ラッシュはそこにいるよ!)」と読んでしまったという。

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image credit:SICSA Pet Adoption and Wellness Center/Facebook

 「それは、早くラッシュに会いにいってあげて、っていう私たちへのサインだったと思う」とカップルの女性は笑った。

この子は、私たちの犬よ。それは間違いないわ。

Rush Has Been Adopted!

 ついに、ラッシュには自分のものと呼べる愛情深い家族ができた。現在は、父さん母さんと一緒に、きっと幸せに満ちた暮らしを送っていることだろう。

 ラッシュのことを知ったネットユーザーからは、このような声があがっている。

・どうか幸せになってね!

・ラッシュの飼い主になってくれてありがとう。ラッシュは特別な子だよ。

・新しい飼い主とこれからもずっと幸せに暮らせますように!よかったね、ラッシュ!!

・永遠の家をずっと望んでいた犬に、飼い主が見つかって本当に良かった。

・なんか泣けてきちゃった。飼い主が見つかって良かったね。

・永遠の家が決まって、悲しそうな顔が幸せそうな表情に変わったのがわかるよ。飼い主さん、ありがとう。ラッシュに幸あれ。

References:Homeless pit bull puppy is adopted after a heartwarming video of him making his bed in Ohio animal shelter goes viral/ written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 16件

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  1. 自分の体験か、他の子がやっていたのか、
    ベッドメイキングをやってる所を可愛がられたり褒められたりしている様子を覚えて、学んでいたのかも知れないねぇ。

    • +28
  2. 犬のこういう所、小さな男の子の行動と重なってキュン♪とします

    • +5
  3. そんなに尻尾ふってもう!筋肉痛になっちゃうよ~🥹沢山沢山幸せになってね!!

    • +7
  4. いじらいというか…おじさん泣いちゃう(´;ω;`)
    悪いのは軽い気持ちで飼って責任放棄する人間達や
    ピットブルは何も悪くない

    • +24
  5. ピットブルという犬種が生まれるまでの歴史を知ると本当に悲惨で悲しくなる
    こういう子達こそ幸せになってほしいけど難しいんだよね
    悪いのは全部人間だ

    • +9
    1. >>12
      どの品種も悲惨だよ。
      品種を作出固定する為にどれだけの頭数闇に葬られたか。

      • +5
    1. >>13
      そうなんだ
      曲のセンスいいなーと思ってた

      • 評価
  6. 引き取る側に
    体力ないと大型犬は無理だね

    • +6
  7. いやぁピットブルはさすがにちょっと…
    土佐犬もだけどいくつかの犬種は一般人が飼えないようにしなきゃだめだよ
    本能的なもので躾や性格は関係ないんだもん

    • +4
  8. ツボにはまったのかなあ。泣いた。泣くことなんてまずないのに。ひとを知ってる犬って健気すぎて。
    ホームレスってあるけど、飼われてたコだよなあ。

    • +4
  9. それでもピットブルは飼ってはダメ
    悲惨な事故が多すぎる

    • -1

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