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世界一背の高い猫としてギネス世界記録に認定されたサバンナキャット

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 アメリカ・ミシガン州に住む医師ウィル・パワーズさんの飼い猫で、F2(サーバルキャットから数えて2世代め)のサバンナキャットの“フェンリル”は、「現存する最も背の高い飼い猫」としてギネス世界記録に認定された。

 パワーズ医師は、過去に世界一高身長の記録を持っていた“アルクトゥルス”という名の猫を飼っていたが、フェンリルはアルクトゥルスの兄弟猫にあたるそうだ。

 今も成長中のフェンリルは、特別な食事と遺伝により、まだまだ背が伸びる可能性があるという。

最も体高のある猫|ギネス世界記録

現存する最も背の高い飼い猫でギネス記録に認定された猫

 しなやかで美しい肢体を持ち、その模様から小さなヒョウかピューマのように見えるF2サバンナキャットの“フェンリル(2歳10か月 オス)”を飼っているのは、ミシガン州の医師ウィル・パワーズさん(37歳)だ。

 サバンナキャットは、イエネコと大きな耳を持つ中型の野生のアフリカの野生のネコ科、サーバルの間の交配種だ。

 最初に交配されたものはF1と呼ばれ、F1サバンナと別のサバンナもしくは別の種を交配したものがF2となる。F2のメスが生んだ子がF3で、この3代目まではまだサーバルキャットの血がかなり濃い。

 フェンリルの祖父は、コンゴウという名のサーバルで、背の高い野生の猫だったという。

 それが遺伝として子供や孫に受け継がれ、体重15.8キログラムのフェンリルは、通常36~43センチの平均的なサバンナキャットよりも少し高い47.83 cmの体高を持つ。

 まだ成長途中だが、今回フェンリルは「現存する最も背の高い飼い猫」として、ギネス記録に認定された。

 飼い主のパワーズ医師によると、ギネス世界記録に申請したきっかけは、勝手にドアを開けて部屋に入ってきたときだったそうだ。

私が、診療所の手術室にいたとき、フェンリルはドアを開けて気を引こうと部屋に入ってきたんです。私は、手術を中止して、彼を部屋から追い出さなければなりませんでした。

その後、ドアに追加の鍵を取り付けました。そうでないと、フェンリルが開けてしまうからです。

 背を伸ばすと、フェンリルにとってはドアを開けることなど朝飯前だったようだ。

ギネス記録メンバーとして育ったフェンリル

 フェンリルは、パワーズ医師の飼い猫のうちの1匹だが、注目すべきことに、彼が飼っている他の猫もギネス世界記録に認定されたという。

 かつての飼い猫“アルクトゥルス”は、体高48.4センチメートルで、ギネス世界記録に認定されたが、2017 年に住宅火災が原因で亡くなってしまった。

 その 2 年後、アルクトゥルスの両親ドリームとミストの間に生まれたのが、フェンリルだった。

 フェンリルは現在、亡き兄アルクトゥルスと同じように高体高に成長し、ファミリーの記録を保持している。

生きている飼い猫で最長の尾を持つメインクーンも世界記録に

 パワーズ医師が飼っているメインクーンのアルタイルも、現在、「現存する飼い猫の中で最も尾の長い猫(40.83センチ)」としてギネス世界記録を保持している。

 実はアルタイルにもフェンリル同様、かつて世界一尻尾の長い飼い猫としてギネス認定されたシグナスという兄弟がいた。

 だがそのシグナスはフェンリルの兄アルクトゥルスと同様に、2017年の火災で亡くなってしまった。

 なおシグナスが生前残した尻尾の最長記録は、現存はしてはいないが、飼い猫史上最長の尻尾記録(44.66センチ)として今も保持されている。

3か月から6か月くらい経った頃から、アルタイルの尻尾がとても長くなってきたんです。

アルタイルは、長い尻尾で会話をしますよ。尻尾の位置から、彼の気分や何に興味があるのかがわかります。

獣医に尻尾の長さのことを話すと「また、ギネス記録を狙っているのかい?」というような目で見られたのですが、そんなつもりはまったくありません(笑)

ギネス世界記録については、特に意識していませんでした。

私は、ただ飼い猫が健康であってほしいと思っただけです。たまたまギネス世界記録に認定されました。

 パワーズ医師は、遺伝と2匹のブリーダーが考案した特別な食事のおかげだと語る。

猫たちは、生の鶏肉、消化しやすいようにゆっくりと調理した肉、すりつぶした豚骨、オキアミ油、猫用マルチビタミン、その他のサプリメントをブレンドしたものを食べています。

つまり、それは一種の遺伝学であり、猫たちが可能な限り健康であるために必要なものがすべて揃っていることを、医師である私が確認したことの組み合わせです。

フェンリルは飼い主と一緒に患者の癒しにも役立っている

 フェンリルは、毎週火曜日にセラピーキャットとして、パワーズ医師のオフィスに出向き、患者に癒しを与えているという。

フェンリルは、子猫の頃から多くの人に抱き上げられ、頻繁に触れてもらっていたため、人が大好きなフレンドリーな猫に成長しました。

また、HIV 患者のストレスを軽減しています。時には、泣き崩れたり、すすり泣いて「人生が終わった」と嘆く患者もいますが、フェンリルがそこにいると、一時的にでも気が紛れて、癒される人が多いようです。

フェンリルは、セラピー猫として、人を落ち着かせることができるんです。

 医師でありHIV専門医でもあるパワーズ医師は、過去に保護猫を引き取った経験や、デトロイトメトロポリタンにあるファーンデール猫保護施設の代表を務めたこともあり、空いた時間には地域のTNR活動もボランティアで行っている。

猫たちが悲劇を乗り越えさせてくれて生きる支えに

 2017年の火災では、パワーズさん自身も危うく命を落とすところだったそうだ。

 火災で、愛する猫2匹を失ったパワーズ医師は、しばらくの間心に穴が開き、精神的にとても辛い時期を過ごしたという。

 しかし、彼を支えたのはフェンリルやアルタイルなどの飼い猫たちだった。

 その後、なんとか立ち直ったパワーズ医師は、奇跡的に助かった命を無駄にしないよう、多くの慈善活動を通して、猫たちのために寄付金を集める活動を始めた。

 いまでも、猫たちは彼の治癒過程の大きな支えとなってくれているようだ。

 今回、フェンリルがギネス世界記録保持者として新たな名声を得たことで、パワーズ医師はさらに動物保護施設を支援できる機会を得られることに喜びを感じている。

 今後、フェンリルと一緒に避難所への募金活動を支援するためのイベントを計画することも楽しみのひとつだ。

有名なネコ科動物によって、雑種猫に対する世界の理解が深まることを望んでいます。

フェンリルは、きっといい活動をしてくれるでしょう。

 世界記録云々に関係なく、パワーズ医師が本当に猫たちを愛していることが、会話からもじゅうぶん伝わってくる。

 猫たちも、それぞれの身体に適応した栄養価の高いものを食べているだけでなく、飼い主からの献身的な愛情を受けていることが、なにより健康と幸せに繋がっているのだろう。

References:Fenrir, the world’s tallest living cat, supports animal shelters and HIV patients/ written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 11件

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  1. 「飼い猫」というのは純粋なイエネコでなくてもいいのか。
    イエネコの血が入ってればOK、とかかな?

    • 評価
  2.  サバンナキャットは、イエネコと大きな耳を持つ中型の野生のアフリカの野生のネコ科、サーバルの間の交配種だ。

    めちゃくちゃ野生だな!それはそれとして長尻尾は超ロマンだ

    • +1
  3. やっぱりヒゲ・・・じゃなかった!
    さすがお医者さん、サバンナキャットにメインクーン、二匹揃ってるところは優雅ですなあ

    • +2
  4. 野性味の濃いお顔、だけど大勢になでなでされてご機嫌でフレンドリー
    イエネコとヤマネコの良いとこどりですな

    • +3
  5. 海外の猫ってカッコいい名前をもらうんだな
    日本の猫のかわいい名前もいいけど

    • +2
  6. なんだか「今日の猫村さん」を彷彿してしまった💦

    • +1
  7. 犬飼いの夢の一つであるウルフドッグと通じるところがあるかも。こちらでは、野性味のある精悍な顔つきと、フレンドリーな性格が同居しているなんて夢のような組み合わせ。

    • +2
  8. パワーズさん 人間の医者やったんか
    獣医かと思ったw

    • +3
  9. フェンリルの名に恥じぬ大きなネコチャンとしてお育ちになられたようで何より。飼い主の名字が天使の階級名なのもすごい偶然だな

    • 評価

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