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オーストラリアの海岸に打ち上げられた謎の円筒形型物体

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(著)

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 海岸には様々なものが打ち上げられるが、中には不可解なものが発見されることがある。オーストラリアの海岸で巨大な金属製の円筒形をした物体が打ち上げられ、地元住民や警察らを恐怖に陥れた。

 これは何でどこから来たのか。横に傾いているこの金属製の物体は、初期の分析により、危険なものが含まれてないことが確認されたが、以前としてその詳細は不明だ。

 「宇宙から来た宇宙船なのでは?」などと言った声も上がっており、今後の分析結果が待たれている。

Mystery object lands on a beach near Western Australia’s Green Head beach | 7NEWS

突如海岸に出没した謎の巨大な金属製の物体

 この謎の物体は、西オーストラリア州、ジュリアン湾近くの海岸に打ち上げられ、7月16日に目撃した地元住民により警察に通報された。

 金属製の円筒形をしたこの物体はかなり破損しており、傾いた状態となっていた。西オーストラリアのワシントン州警察は、この物体が、商用航空機の一部ではないかと推測したが、まだ何であるかは不明で、危険物として扱っていた。

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 しかし、警察は17日夜に声明を出し、州の消防署の化学センターによる分析の結果、「物体に危険性はなく、現在、周辺地域にリスクはない」と判断したことを明らかにした。

 この後、この物体のが何であるかの正確な識別と、どこから来た物なのかが特定され次第、物体は除去されるとのことだ。

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物体の特定と期限を調査中

 警察は物体の起源についての調査を開始するため、一般の人は物体に近づかないよう呼びかけている。

 「この措置は、潜在的な証拠を保全し、さらなる専門的な検査を可能にするために取られました」と警察は述べた。

 物体はSNSに投稿された映像を見ると、部分的に破損しているように見え、商用航空機のパーツではないように見える。

 その一部が何かから取り外され、底部が元から引き裂かれたようにも見える。

インドのロケットの一部か?

 オーストラリア宇宙庁では、この物体に関し、各国に問い合わせを行っているという。宇宙庁は、漂着した物体が外国の宇宙ロケットの一部である可能性を確認しようとしているのだ。

 また、宇宙考古学の専門家であるアリス・ゴーマン博士は、物体がインドのPSLV(Polar Satellite Launch Vehicle)ロケットの3段目から来た燃料シリンダーである可能性が高いとみている。

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2017 年2月15日に打ち上げられた、インド宇宙研究機関の>PSLV打ち上げロケット/ image credit:Space Research Organisation (ISRO)

 「その大きさからすると、驚くべきものです」と彼女は語る。

 ゴーマン博士は、もしこの物体がロケットの燃料シリンダーだとしたら、有害な物質を含んでいる可能性があり、警察が人々に現場に近づくのを止めるのは正しかったと述べた。

 また、シリンダーはおそらく過去10年間のロケット発射から落ちたものであり、現在は「土と砂」で満たされていると考えている。

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 ゴーマン博士は、この物体がどこから来たのかを正確に特定し、それを排出した国に返すべきだという。これは国連の「宇宙条約」に基づいたものだ。

References:Mystery object: Australian police warn public away from huge cylinder found washed up on WA beach | Western Australia | The Guardian / Experts warn public after ‘hazardous’ spacecraft washes up on beach / written by parumo

追記(2023/07/20)本文のインドのロケットの名称を変更して再送します。

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この記事へのコメント 30件

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  1. 返すべきというか、さっさと取りにこいって思う

    • +7
    1. >>3
      ロケットの部品ならば返さない所は多そうだし、逆に宇宙条約を盾に取りに来るところも多そう
      現時点で自国でロケットを打ち上げ可能な技術持ち国家は10か国ぐらいしかないので、部品とはいえ得られる技術は山ほどありそう
      オーストラリアも独自技術持ってないしね

      • +3
  2. コンビナートのタンクに似てるけど小さいな

    • 評価
  3. パッと見した瞬間「また膨らんだシュールストレミングの缶か」と思ったが違ったようだ

    • +3
  4. 記事にあるように人工衛星の部品の線が濃厚そうだけど
    そうでなければ錨の切れたブイが流されたとかあたりが妥当な気がしますね

    • +5
  5. 不法投棄された廃液缶(筒は再利用)、みたいなのだったら洒落にならないからなぁ

    • +3
  6. redditにディスカッションと参考画像・動画・サイトなど集まっていて、なかでもPSLV-C37の切り離し動画があるのはいいですね。天面の質感。
    「Found on a beach in Western Australia. r/whatisthisthing helped ID it as space material. Can anyone help detemerming what kind of launch system?」

    • +1
    1. >>10
      見てきたけど圧巻でした!
      インドの宇宙技術は既に日本の技術を超越してますね

      ISRO公式サイトの記述
      2017 年 2 月 15 日
      ISROの極地衛星打ち上げロケットは、その39回目の飛行(PSLV-C37)で、本日朝(2017年2月15日)、スリハリコタのサティシュ・ダワン宇宙センターから714kgのカルトサット2シリーズ衛星と103機の同乗衛星の打ち上げに成功した。これは、PSLV の 38 回連続の成功となるミッションです。PSLV-C37に搭載された104機の衛星すべての総重量は1378kgでした。

      • -1
      1. >>25
        それでわかるのは日本はもっと営業頑張って所と、H-IIAやH-IIIではなくて
        イプシロンとその拡大版の方が商業的には儲かりそうだったという事だけですね

        もっともその手の小型衛星打ち上げ市場のすべてをスペースXが食いつぶしそうだけども…

        • 評価
      2. >>25
        核&ICBM保有国がこの技術を持っていてもMRV弾頭技術への転用しか浮かばないから、素直にインド凄いと思える日本人は平和だなって思う

        • 評価
  7. 一見 機雷に見える物は近づいちゃ駄目だぞ。 それで日本でも100人以上が一瞬で吹っ飛んだタヒんだ事件あるから・・・(ヽ”ω`)

    • +7
  8. 極地衛星って何だろう。
    極軌道の事かな。

    • 評価
  9. 今後は耐用年数がきた宇宙の粗大ゴミが増えそう。

    • +3
  10. わからない漂着物は危険だ、触らないでおこう

    • +2
  11. 中に、お姫様は入っていなかったのかな?

    • +2
  12. インドの総重量約420tのGSLV-Mk1, -Mk2ロケットの3段目は全長約10m、外径約3mだから、燃料タンクだと写真と辻褄が合いそう。燃料は15tの液体酸素と液体水素だから残っていないので危険性はないですね。

    • +2
    1. >>24
      記事中にもあるけどPLSVの方。Polar Satellite Launch Vehicleを直訳しちゃったのでしょう。
      3段目は個体で全長3.6m×外径2m
      英語版wikipediaには落下物と同じ強化繊維プラスチックの模様が分かる画像があるね。

      • 評価
      1. >>30
        名前間違った。PLSVではなくPSLVでした。

        • 評価
  13. ⚔ ジン♪ ジン♪ ジンギスカ~~ン♪

    • -1

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