刑務所でハサミをお尻に隠し持っていた男、身体検査でバレる

　刑務所に服役中の受刑者たちは、外部との接触を図るために、携帯電話や脱獄に使う道具などを体内に隠し持つ事例が少なくない。

　アメリカのインディアナ州にある刑務所で、逮捕された容疑者の男が、肛門からハサミを入れ、直腸内に隠し持っていることが検査で発覚した。

　20cm以上のハサミを入れたままで、痛くなかったのだろうか？

容疑者の男、お尻の中にハサミを隠しいれていたことがバレる

　5月17日、インディアナ州ラポート郡刑務所の職員は、逮捕された容疑者の男が定期の身体検査に対し、協力を拒否したことを怪しんだ。

　男は、その後も非協力的な態度を示していたが、職員に電子身体スキャンを受けるよう命じられると、しぶしぶ同意。

　職員は、男の肛門から直腸にかけて異物のようなものがあるのを発見した。

　それは、長さおよそ22cmのハサミで、2回目のスキャンではハサミが肛門管でわずかに動いた様子を確認することができたという。

　刑務所の広報担当者は、「しばらくして、逮捕者からハサミは問題なく取り除かれた」と述べている。

全身スキャナーによって体内で発見されるさまざまなもの

　全身スキャナーのおかげで、刃物が刑務所内に持ち込んだままになるのを防ぐことができたと、ラポート郡保安官事務所は経験と訓練を持ち、検査にあたった警部補を称賛した。

　ちなみに、男の身元や逮捕の詳細、また、ハサミを持ち込んだ目的などは公表されていないが、

　全身スキャナーは、2017年に初めて刑務所で導入され、以来定期健診の際に使用されているそうだが、タトゥー器具、麻薬、その他の道具など、さまざまなものが受刑者の体内から発見されているという。

　体内に異物を入れたままだと、健康に悪影響を与えるのは言わずもがな、だ。

　エジプトでは、外部との接触のために携帯電話を体内に隠し持っていた受刑者が、激しい腹痛を起こして手術を余儀なくされたところ、腹部に携帯電話が入っていたため医師らを驚かせた、という事例が過去に起こっている。

References:Man caught smuggling scissors in 'peculiar location' of his body at jail in Indiana/ written by Scarlet / edited by parumo
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