
image credit:Matt Harvill/Facebook
時に、浅瀬のビーチに突然サメが現れ、海水浴客らを恐怖に陥れることはあるが、普段淡水に生息するワニがアメリカ、アラバマ州の海の波打ち際に出現し、海に来ていた人々を驚かせた。ワニは通常、湿地、沼、河川などに生息しており海で見かけることはめったにない。(ただしイリエワニという種類は汽水域に存在する)
衝撃的な写真をSNSでシェアした男性は、「まさか海でワニを見ることになるとは思わなかった」という驚きとともに、人々に注意喚起を促している。
アラバマのビーチにワニが出現
5月7日、アラバマ州ボービル在住のマット・ハーヴィルさんは、ガールフレンドと観光客に人気のあるスポットであるドーフィン島のビーチで過ごしていた。その時、誰かが「ビーチにワニがいる」と、ハーヴィルさんたち他の海水浴客に警告するのを聞いた。
「海にワニ!?」と驚いたハーヴィルさんは、近くで見てみようと海岸を歩いてみたところ、確かにビーチにいるワニを発見した。
Massive alligator spotted on Dauphin Island beach
巨大なワニがビーチで寛いでいた
ハーヴィルさんは、波間に浮かぶ巨大なワニを見て、すぐにスマホで写真を撮影した。「まさか海で見ることになるとは思わなかったものを目撃した」とキャプションをつけて、注意喚起を促す投稿をFacebookでシェアしたハーヴィルさんは、撮影しながら「ワニがメキシコ湾にいるなんて光景はみたことない」と衝撃を受け続けていたという。
写真を撮らなければ誰も信じてくれないとわかっていました。(ハーヴィルさん)
ワニは過去にも海で目撃されていた
ショックを受けたハーヴィルさんだったが、実はワニが海水で目撃されたのは、今回が初めてではないようだ。去年10月、体長3メートルほどのワニがビーチに姿を現し、海水浴客を恐怖に陥れた。
また、去年12月には、フロリダ州パームコーストの海岸沿いで、体長約3メートルのワニが海を泳ぐのが目撃されたという。
ツマグロの回遊を記録していた航空写真家のニック・セラーノ氏は、ドローンでそのワニを撮影した。
私はトレジャーコーストとパームビーチ沿いに18年間住んでいますが、ワニが入り江を破るのを一度も見たことがありません。
過去に目撃の可能性があるという話を聞いたことはありますが、私の知る限りビデオに撮られたものはありません。
一生に一度の経験、きっと思い出に残るでしょう。(セラーノさん)

pixabay
通常、ワニは体長約4.6メートル、体重450キロ以上に成長し、川や沼地などの淡水生態系に生息することを好む。それは、ワニが舌の下にある塩分濃度を調整する塩水腺を持っていないためだ。
だからといって、ワニが決して海に来ないというわけではないようだ。
時にワニは海水の中に滞在することも可能なようで、実際、科学者らはワニがワタリガニ、アカエイ、さらにはサメなどの海洋獲物を求めて、淡水と海水の環境を頻繁に訪れることを発見しているということだ。
また、イリエワニという種は汽水域と呼ばれる、海水と淡水が混じった場所にも生息することができる。
References:Massive alligator terrifies tourists: ‘Beach and zoo at the same time’ / written by Scarlet / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
こうやって塩分に耐えれる個体が子孫を残し、適応していけば海棲ワニに進化していく
海ワニなんかが居るんじゃ泳げないな〜
2. 匿名処理班
でも冷静に考えたら海のボラは淡水でも見かけるし、荒川なんか割とシーバス…つまり海のスズキが釣れるもんね。
どちらでも行ける生き物案外多いんじゃない?
3. 匿名処理班
そのうち完全に海に適応したりして
4. 匿名処理班
イリエワニは何度か日本に漂着しているし、西表島にもある時期までは群れがいたって話もあるぐらいだし。
5. 匿名処理班
ここからモササウルス復刻版にですね・・・
ワニVSサメも見てみたい。映画にできそう。
6. 匿名処理班
サメ映画への宣戦布告
7. 匿名処理班
フロリダやオーストラリアじゃ洪水の時サメが遡上してくるくらいだしなあ
8. 匿名処理班
いやいやたしか古事記にも記載がなかったか?
どっかの渡しにワニが出没して大勢食われちゃったとかさ
沙悟浄のモデルもワニ説があるしな
昔から気合いの入った奴っているんだよ
9. 匿名処理班
昔はサメの事をワニと呼んだ地方もあったそうだが、、、、
10. 匿名処理班
淡水魚や蛙じゃないんだから游ぐだろよ。
なんで人間は見たままを疑うかね。
見てないのを疑うならまだしも。
11. 匿名処理班
イリエワニは八丈島にたどり着いた個体もいるという
12. 匿名処理班
「入り江」なんやからおかしいことないやろ
13. 匿名処理班
迷っちゃったわけじゃないよね。塩辛い海で大丈夫なのかなぁ。
14. 匿名処理班
海に進出したワニが放射能汚染によって突然変異すると
みんな大好き♥ゴジラが誕生するのである
15. 匿名処理班
>>3
ワニは恐竜の時代から存在するから海にいないって事はそういう事だよ
16. 匿名処理班
ワニって2億年前からほとんど姿も変わらず存続してるんだってね。完全に海で生活してた種もいたらしいし、未来では海への再進出をしてるかもね。
17. 匿名処理班
ウニの間違えかなと思ったらやっぱりワニだった
18. 匿名処理班
オーストラリアの北部地域の海岸ダーウィンなどの海岸にもワニは生息しているみたいです。
19. 匿名処理班
ワニ:な〜んか、しょっぺーと思ってたんだよwww
20. 匿名処理班
JAWS(『顎』)にゃ違いないなあ。
21. 匿名処理班
写真見た感じではイリエワニではないよね。
口を閉じた時に下の歯が見えてないから
恐らくアリゲーター科のワニ。
場所的にアメリカアリゲーターじゃなかろうか。
22. 匿名処理班
これ実は全身見てみたら四肢がヒレになってるとか無いよな?
23. 匿名処理班
【風が強い日の海を見ると、白波があちこちに立っています。 その白波が動く様子が ちょうどウサギが走っているように見えることから 「ウサギが走る」と言い表すそうです。】
ひょっとすると、大昔に生きた誰かがイリエワニと「ウサギが走る」のを組み合わせて空想して出来た話が『因幡の白兎』だったのかも知れないと考えると、ちょっと楽しいw
24. 匿名処理班
>>3
クジラネズミ、肉食鳩で検索
25. 匿名処理班
そういえば人間だって海で泳ぐんだからな
ワニはエラ呼吸でもないし泳ごうと思えば泳げるんだな
陸生の白熊が海泳いでても驚かないのに
水生のワニだとなんでか驚くわ
26. 匿名処理班
映画関係者が閃いたかどうかはともかく、ワニにしてみたら波打ち際でキャッキャウフフしたかっただけかもしれない
27. 匿名処理班
>>6
すでにキラー・クロコダイルVSメガシャークという映画があってな・・・
28. 匿名処理班
人が自宅で飼っていたワニを飼えなくなったので近くの海に放ったんじゃないかな
29. 匿名処理班
ワニって言ってもクロコダイルには何種か普通に海行けるのもいるから記事のワニはアリゲーターって訳した方がいい気がする
30. 匿名処理班
>>25
確かに。目からクロコだわ。
31. 匿名処理班
>>26
ワニ子さんにワニ太郎さんもキャッキャウフフの恋愛するんだよ
それってすごくないか
あの顔で迫られたらビビらないか?