アメリカ・フロリダ州では、いたるところにワニがいる。うっかり遭遇する人は多いが、ワニに襲われたというケースは意外と少ない。
だが今回、犬の散歩中にワニと出くわした飼い主が、犬を守ろうとして命を落とすという悲劇が起きた。
女性が犬を貯水池沿いに散歩させていると、突然ワニが現れて犬を引きずり込もうとしたという。
飼い犬を助けようとした女性は、不運にもワニの攻撃に遭って命を落としたが、運よく犬は生き延びた。その後、アリゲーターハンターたちがワニを捕獲することに成功した。
Woman killed after being attacked by alligator in Ft. Pierce
犬を散歩中の女性がワニに襲われる
2月20日の正午過ぎ、フロリダ州セントルーシー郡にある人口55人強の小さな地域で、住人のグロリア・セルジュさん(85歳)が、飼い犬の小型犬を連れて貯水池沿いを散歩していた。その時、突然貯水池の中からワニ(アリゲーター)が出てきて、セルジュさんと犬に襲いかかった。
セルジュさんは、飼い犬が水中に引きずり込まれないようにと、必死で犬を助けようとしてワニの攻撃に遭い、死亡した。
犬は、飼い主のおかげで生き延びたようだ。
目撃者の通報により、セントルーシー郡の保安官とフロリダ魚類野生生物保護委員会(FWC)の職員、アリゲーターハンターたちが現場へと駆けつけた。
BREAKING… @MyFWC on scene at Spanish Lakes Fairways in St. Lucie County capturing gator that may have attacked and killed resident walking their dog. @WPTV pic.twitter.com/Bwxgx2xTDH
— Jon Shainman (@JonShainman) February 20, 2023
アリゲーターハンターが6人がかりでワニの捕獲に成功
しばしの間、ハンターたち6人は体長3.3メートル、体重が270〜317kgほどの大きさのワニと格闘していたが、ついに捕獲に成功。image credit: youtube
口と目をテープで覆って、ピックアップトラックの荷台に積み上げた。
image credit: youtube
アリゲーターハンターのロバート・リリーさんは、このように話している。
間違いなく、戦いでした。
私たちハンターは、ワニを底から引っ張り上げようとしましたが、ワニはなかなか動じず、浮上しませんでした。ですが、2回目にしてようやく捕獲に成功しました。
image credit: youtube
人やペットに危害を加える迷惑なワニは積極的に捕獲
FWC のウェブサイトによると、フロリダ州には約 130 万匹のワニが生息しているという。2021 年には、少なくとも1.2メートルの長さの約 9,500 匹のワニが、州内で捕獲された。
FWCは、公共の安全を最優先し、人やペット、または財産に脅威を与えると考えられる特定のワニに関する苦情に対処するために、「州全体の迷惑アリゲータープログラム(SNAP)」を管理していて、ワニの生息地域でワニを保護しながら、開発地域でのワニの脅威に積極的に対処することを目指している。
pexels
なお、ワニはフロリダ州では珍しくはないが、FWCによると「ワニによる深刻な怪我は、フロリダではまれ」だそうだ。今回の事故が起こった地域も、ワニが人やペットを襲うという光景はこれまで目撃されたことがないと住民らは主張している。
References:11-Foot Alligator Attacks and Kills Florida Woman, 85, Who Was Walking Her Dog/ written by Scarlet / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
危険生物なんだから距離が近い地域で共生なんて無理
2. 匿名処理班
襲うようなやつは捕獲じゃなくて駆除した方が
3. 匿名処理班
外にこんなおっかないのがいたら犬の散歩躊躇っちゃうわ…
4. 匿名処理班
4m超えたら保護区行きだったか?
5. 匿名処理班
州一つに130万匹って明らかに危険だろ笑
6. 匿名処理班
ご高齢なのに必死で戦ったんだと思うと胸が痛む
7. 匿名処理班
>>5
フロリダ州はデカいからね。日本の半分くらいある
8. 匿名処理班
外来種なんだっけ❓
9. 匿名処理班
水辺の散歩は人やペット、ワニのためにもやめたほうがいいね。
10. 匿名処理班
飼い主目の前で失ったワンコの心中考えたら涙出そうになるわ
11. 匿名処理班
ワニを絶滅さしてやれとは思うが、いなくなったらいなくなったでまた別の問題が出てきそうなのがな。
ワニに人を襲ったらダメだと教育することは不可能だから人が気を付けないといけないんだって話なんだろうけど85歳のお婆さんが安全に散歩もできない艦橋を自然との共存つって有難がる神経も理解できん。
これが自分の祖母だったら川に毒流して絶滅させてやる勢いで怒り狂うと思う。
12. 匿名処理班
自分を助けようとした飼い主が目の前で殺されちゃったわんこも可哀想でなあ
13. 匿名処理班
>>1
言っても米国のワニによる犠牲者は
日本のスズメバチによる犠牲者より遥かに少ないし、
マクロ視点で見れば共生してると言えるんじゃないかな。
スポット的に見ればこういう悲惨な事故もあるけど。
14. 匿名処理班
>>5
フロリダ州の面積が約17万k屬覆里
生息密度は約7.6頭/k屐
北海道のヒグマ(約0.16頭/k)の40〜50倍くらいの密度だね。
平均サイズは恐らくヒグマより小さいし、
体重あたりの餌の所要量も少ないからなんだろうけど。
15. 匿名処理班
>>8
普通にアメリカの在来種ワニの生息地です
ただ、外来種のナイルワニが発見された事件はありました
16. 匿名処理班
そこら辺にワニいるの怖すぎるわ
17. 匿名処理班
人口55人強が気になる
18. 匿名処理班
飼い主さんは失血死とかかな?
19. 匿名処理班
高齢だからいろいろと想像力働かなかったんですかね?
リードつけていなかったとか初歩的海外あるあるは勘弁
まぁ貯水池の中から突然出てくるのはどうしようもないか
でもいたるところにワニがいるんでしょ?であれば…
20. 匿名処理班
>>19
いたるところにいると言っても人が襲われるのは稀だよ。
フロリダ州のワニによる死亡事故は
1948〜2021年の73年間で26件とのことだから
日本のマムシによる死者(年間10人程度)と比べると
人口差を考慮してもずっと少ない。
21. 匿名処理班
85歳か…それは無理だよな
フロリダだと逆にワニが性的暴行されるケースもあるし
うーん…
フロリダから出るしか…
22.
23. 匿名処理班
>>11
フロリダは温暖な気候なので、日本でいう老人ホームのような施設も多いんですね。ま、あたたかいからワニも生活できるともいいますが。それにもともとワニのほうが先に住んでいたわけですし。
おそらく交通事故よりもワニのせいで亡くなる方は少ないようなので、悪い癖がつかないようにその個体だけ駆除ってことになるんじゃないかな。
24. 匿名処理班
>>21
ワニが性的暴行される…とんでもないパワーワードで草も生えんですよ
25. 匿名処理班
おばあちゃん…
26. 匿名処理班
ワニもお腹空いてたとかなのかな
ある程度サイズがあれば狙わなかった気がするし小型犬はこういう所では危ないから飼育禁止にした方が良いんじゃないか