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生後すぐ家族と引き離されたホッキョクグマ、2年半ぶりに姉妹と再会、絆を深める

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(著) (編集)

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 アメリカ・デトロイトにあるデトロイト動物園で、生まれたばかりのホッキョクグマの姉妹のうちの1頭に健康上の問題が発生したため、家族から隔離され、完全看護体制となった。

 ようやく健康が回復し、母親と姉妹のいる囲いに戻されたが、母親は一度引き離された我が子を受け入れようとしなかった。

 拒絶されたホッキョクグマの子供は、その後、孤児だったハイイログマと一緒に育ってきた。しかし、今回、ようやくもう1頭の姉妹と再会することが叶った。

 動物園によると、姉妹はこれまで共有することができなかった2年半という歳月を埋め合うように、一緒に過ごすことをとても楽しんでいるという。

Twin sister polar bears reunited after more than two years

生まれてすぐに引き離されたホッキョクグマの双子の姉妹

 2020年11月17日、デトロイト動物園でホッキョクグマの母スカと父ヌカの間に、双子の姉妹アストラとラーケが生まれた。

 しかし、誕生からわずか2 日後、ラーケに深刻な健康問題が発症し、24時間ケアの緊急医療が必要となった。

 そのため、ラーケは母親とアストラが共有していた巣穴から引き離された。

 やがてラーケは完全に回復、動物園のスタッフはは母親とアストラに再度引き合わせ、一緒の囲いで過ごさせようとしたが、母親はしばらく離れていたケーラを我が子と認識せず、拒絶反応を示した。

 母親はラーケをよそ者認定し、アストラを守るため、ラーケに攻撃的な態度を見せていた。そのため、スタッフは同じ囲いに入れることは危険と判断し、母親やアストラとは別々に過ごさせる決断をした。

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母親に拒絶されたラーケ、孤児のハイイログマと一緒に育つ

 動物園でラーケは、ジェビーという孤児のハイイログマと一緒に暮らすことになった。

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 ジェビーも母親に育児放棄され、孤児になったクマで、同じ境遇からか、ラーケと意気投合してきょうだいのように仲良く一緒に育った。

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 一方、アストラは母親のそばで育ったが、ホッキョクグマが野生で母親を離れる年齢に達したため、今年1月に親子は別々の囲いに移された。

 そして最近、2頭の姉妹が2歳半になった時、飼育員はアストラとラーケを再会させる機会を得た。

離れていた姉妹が再び一緒に時を過ごせることに

 4月11日、ラーケとアストラは短期間の再対面の後、正式に共同の囲いに移され、交流をはかることができた。

 再会した当初から、双子であることを思い出したかのように姉妹はすぐに意気投合し、とても仲良くなり、今は同じスペースを共有することをとても楽しんでいるようだ。

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image credit:Detroit Zoo/Facebook
 17日、動物園はアストラとラーケが一緒に遊んでいる心温まる画像を Facebookでシェアした。

ホッキョクグマのアストラとラーケを再び一緒にさせることに成功しました。その喜びをここに報告します!

2歳半になった2頭は、これまで失われた交流の時間を、今一緒に埋め合わせしているようです。

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 飼育員によれば、野生のホッキョクグマは、成長すると自分自身を守り単独で行動する傾向があることから、アストラとラーケもこれから一緒に過ごす時間が減っていく可能性があるそうだ。

絶滅危惧種の動物と人間はどう関わっていくべきなのか?

 現在、アストラとラーケの両親は別の囲いにいて、成長して再会した双子の姉妹には得に何の問題もない。

 だが、飼育下の動物が人間の手によって親やきょうだいから引き離されるということは、母親に大きなストレスを与えることになると、慈善団体『Born Free』は指摘している。

 イギリスを拠点とし、飼育下の動物を野生に移して生活の質を向上させることを提唱する活動を行うBorn Freeの2月の報告書では、飼育下のホッキョクグマについてこのように述べている。

飼育されているホッキョクグマの大部分は、小さすぎる囲いで飼われていることが多く、そうした飼育環境は、ストレスの多い攻撃的な行動の発達につながる可能性があります。

また、人間が赤ちゃんを救うために介入すると、母親は赤ちゃんを拒絶することに繋がります。これは、母親が野生で出産するよりも飼育下で出産する方がストレスを感じているためと考えられます。

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pixabay

 一方で、非営利保護団体「Polar bears International」は、動物園や水族館もホッキョクグマの保護に重要な役割を果たしていると述べている。

気候変動により、今世紀の終わりには多くの野生動物が絶滅の危機に追い込まれることが予測されています。人間が介入して飼育していくことは、絶滅を防ぎ子孫を残していく上で、非常に重要なことです。

 ホッキョクグマのような絶滅に瀕している動物を飼育下におくことについては賛否両論あるが、デトロイト動物園では今のところはアストラとラーケの仲睦まじい様子を見守りながら、注意深く観察を続けていくと話している。

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References:Polar Bear Rejected by Mother Finally Reunited With Family/ written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 7件

コメントを書く

  1. ホッキョクグマさんに関しては、温暖化の影響で氷がなくなったことで、南下してきてるんだけど、そこでグリズリーと交配してしまう危険があるんだ
    ハイブリッドとして生息できる範囲やえさに困らないことにはなるけど

    • +3
    1. >>2
      ジェビーはコロラド州の動物保護区で暮らしてるみたいですよ

      • +5
  2. 白くまアイスはカップに入ってる奴は邪道。バーだけが正義。
    北斗の拳のシェルターに入って良いのはバーだけ。
    カップはポイーで。

    • -2

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