この画像を大きなサイズで見る何千年もの間、6つの古代エジプト棺は封印され状態で中身は不明だった。だがサイズ的に何らかの動物が埋葬されているであろうことはわかっていた。
そこで研究者たちは現代の技術を使って、ロンドンの大英博物館に所蔵されている、これらの棺を壊すことなく、中性子断層撮影法で調べてみた。
するとここには、トカゲの完璧な頭蓋骨など、いくつかの数匹の動物のミイラがあることが明らかになったという。
中性子断層撮影法を用い、棺を壊さず中身を調査
古代エジプトのナイル川デルタの西端にあった都市「ナウクラティス」とデルタ頭部の年「テル・エル・イェフディエ」で発掘された、紀元前664年と紀元前250年の間にさかのぼるこれら棺の大きさは、5cmから30cmほどだ。
銅の化合物を使って作られていて、外側にトカゲ、ウナギ、コブラの像がついているのが特徴だ(6つのうち2つの棺の出どころは不明)。
ひとつの棺の上には、古代エジプトの神アトゥムにまつわる二重の王冠をかぶった、人間の頭をした半分ウナギ、半分コブラの像がついている。こうした装飾から、棺の中身が想像できる。
この画像を大きなサイズで見る棺は金属でできていたため、中性子断層撮影法と呼ばれる非破壊検査で中身が調べられた。
中性子断層撮影法は、X線撮影と違って金属の影響を受けない。中性子は、金属などの硬いものを透かして、水や水素が多いものをはっきりととらえることができるため、棺を壊さずに内部にいる動物の状態を調べることができる。
棺の中にはトカゲや動物の骨
ある棺には、今日、北アフリカで見つかっているイワカナヘビの仲間によく似たトカゲの完全な頭蓋骨があることが明らかになった。
ほかのふたつの棺には、おそらくはリネンと思われる布に包まれた動物の骨の破片があることがわかった。
「動物の埋葬は、古代エジプトでは一般的でしたが、いまだ封印が解かれたことのない棺は非常に珍しい」と言うのは、筆頭著者で、大英博物館のX線画像科学者のダニエル・オフリン氏だ。
「これら棺は、金属でできているため、X線で透視することは非常に難しいのです。そこで、中性子を使ってみました。大英博物館に所蔵されていたこれら棺の中に、実際に動物のミイラが納められていることが確認できたのは、初めてのことです」
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この画像を大きなサイズで見る棺の中には大量の鉛が入っていた
さらに3つの棺からは、骨だけでなく鉛も見つかった。鉛は埋葬プロセスの中で、重さを分散させるため、あるいは、棺の側面にあいた穴を埋めるために使われた可能性があるという。
外側に輪っかが取りつけられている棺もいくつかあり、神殿や聖堂の壁に吊るされたり、宗教儀式の行列で運んだりするためと思われる。
「鉛が見つかったのは、興味深いことです」オフリン氏は言う。
3つの棺でかなりの量の鉛が見つかりましたが、その目的ははっきりとはわかりません。
純粋に実用的な目的だったかもしれませんが、魔術的な力を持つ物質として、古代における地位を表すためのものだったという解釈もあります。
これまでの研究から、鉛はミイラの守護や愛の護符、呪いにも使われていたことがわかっています。
この研究では、実際に動物が生贄にされたものなのかどうかについては、結論は出なかった。
「これらの動物が生贄だった可能性もありますが、神々への捧げものであったとも考えられます」オフリン氏は語る。
この研究は『The journal Scientific』誌(4月20日付)に掲載された。
References:Hidden contents of 6 ancient Egyptian coffins, sealed for thousands of years, revealed | Live Science / written by konohazuku / edited by / parumo













歴史的に貴重なのかも知れないけどミイラなんか気持ち悪くて見たいとも思わない。
干物の貯蔵庫ですた
破壊しなくても中身が検査できるというのはすばらしいことだ