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ダイヤ・イン・ダイヤ!動くダイヤが入っている激レアダイヤが発見され「脈打つ心臓」と命名

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(著) (編集)

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image credit:ExpressGujarat/twitter
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 見ためは1個で実は2個。ダイヤの中に別のダイヤが入っている、スペシャル入れ子構造のダイヤが発見されたようだ。

 今月6日ダイヤモンド世界大手のデビアスが、その道30年の専門家も初めて実物を見たというきわめて希少価値の高いダイヤモンド原石を発表した。

 珍しいこのダイヤはなんと内部が空洞で、その中にもっと小さなダイヤの原石が閉じ込められている。さらにその小さなダイヤは空洞の隙間を自由に動き回ることができるのだ。

 「脈打つ心臓(ビーティング・ハート)」と名付けられた神秘のダイヤは、見るだけでもなんか良いことありそうだ。

“Rarest Of Rare” Diamond Within Diamond Found in Surat, called the “Beating Heart”

ダイヤの中にダイヤ!ユニークなダイヤモンド「ビーティング ハート」

 今月6日デビアス社が発表したユニークなダイヤモンド「ビーティング ハート(Beating Heart)」はおよそ0.33カラットの原石だ。

 サイズとしては小ぶりだが、注目すべきはその中身。

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「脈打つ心臓」を意味する名が付いたこのダイヤの中には小さなダイヤが存在する。

 なんとこの原石は空洞で、内部により小さなダイヤの原石を閉じ込めている。しかもその小さなダイヤはその隙間をコトコト動けるというレアな構造なのだ。

検査で発見。0.329カラットDカラーのダイヤの中にダイヤが!

 このダイヤの特殊な構造が明らかになったのは2022年のこと。

 インドの都市スラートを拠点とするダイヤモンド製造・貿易会社のVallabh Dhanjibhai Global 社(V D Global 社)が原石の検査中に発見したという。

 同社は、世界有数のダイヤモンド供給元であるデビアス社を通じてダイヤモンド原石を購入している。

 見た目は0.329カラットのDカラー(最高ランクの無色)ダイヤモンド。

 そのダイヤの中に小さなダイヤが秘められていた件について、同社のオーナー Vallabh Vaghasia 氏は以下のように語っている。

2022年10月に原石の検査をしていたら、その中に1つだけ珍しいダイヤモンドを発見したんです。内部の空洞に小さなダイヤモンドがあってユニークな原石と気づきました。そこで我々は時間をかけて、この天然ダイヤモンドの形成過程をつきとめる調査を行い、その珍しい構造から「ビーティング ハート」と命名しました。

天然ダイヤの魅力を世に広げる原石。いずれ一般公開も

 見出された原石は、同年11月にイギリスのデビアス社でさらなる調査を受けた後、再び同社に戻り安全な金庫に保管されている。

 このダイヤの今後については、Vaghasia 氏の甥であり経営にも携わる Bhavya Vaghasia 氏がこのように述べている。

数か月前に戻ってきたこのユニークな原石にカットや研磨は必要ありません。天然ダイヤモンドを推進する叔父にならい、今後はこの石を通じてその魅力を世に広めたいと思います。またこのダイヤはムンバイにある世界最大のダイヤモンド取引所 Bharat Diamond Bourseで一般公開する予定です。

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かつてあった繊維状のダイヤモンド層が無くなり空洞に

 なお Bhavya Vaghasia氏は、デビアス社がビーティング ハートと共に送付した調査結果も公開している。

 その資料によると、同社の調査チームはこのダイヤモンドの空洞が繊維状のダイヤモンドの腐食により形成されたことを発見した。

 もともと中心の「コア」部分は質の良いダイヤモンドだったが、その外側に低質なダイヤモンドが形成し、さらに外側に宝石のような高品質の結晶が「コーティング」として形成された。

 だが、そこから地表に出るまでに繊維の層は腐食で失われて空洞ができた。結果、外側の結晶とコアのうち質の良いものだけが残り、内部空間を自由に動き回る小さなダイヤモンドが誕生したという。

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30年のベテランも初見。今後は貴重な標本に

 デビアスグループの技術革新の中枢をになうチーム、イグナイトの技術教育担当者であるサマンサ・シブリーさんはこのようにコメントしている

30年間ダイヤモンドの仕事をしてきましたが、ビーティング ハートのような原石を実際見たのは初めてです。デビアスグループの専門知識を活用すれば、この天然標本の形成と構造に焦点を当て、その洞察をより多くの専門家のコミュニティと共有できます。

 前述したとおり、今後ビーティング ハート は切断や研磨などの加工は一切されず、貴重な標本として扱われる。

 V D Global 社の同意とデビアス社の研究所の支援により、研究・教育目的で管理されることになる。

 なお同様の希少な天然ダイヤモンドは過去にも見つかっており、2019年にロシアのシベリアで発掘されたマトリョーシカ・ダイヤモンドが人類が初めて目にするダイヤ・イン・ダイヤとして話題になった。

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image credit:ExpressGujarat/twitter

 ミラクルな天然ダイヤがまた一つ発見されるとはなんと嬉しいニュースだろう。こうしたレアな結晶を見るたびに、地球のロマンあふれる鉱物の世界にうっとり魅せられちゃうね。

References:indianexpress / youtube / twitterなど /written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 26件

コメントを書く

  1. ガラスのハートならぬダイヤのハート…強そう

    • +5
  2. 人工ダイヤでこのタイプを作ろうにも無理
    仮にダイヤで作る3Dプリンターあれば別だが
    1つ1兆円以上でコストに合わんかも

    • +5
  3. 自分の誕生石だけど子供の頃から惹かれないダイヤモンド

    • +1
    1. >>3
      おれもありきたりで惹かれなかったけど本物見るとすごいぞ。
      光の反射とファイアがガラスと全然違う。

      • +7
  4. 珍しいんだろうけど穴が開いてると魅力半減な気がする
    穴がなければ見ても分からないのだろうけど
    動画を見た印象は何か違うなだったわ

    • +1
    1. >>4
      穴が開いてるから間にあった物質がぬけてこの状態になれたのよ

      • +6
  5. 善きものを…眼福眼福

    さすがにダイヤ、チェックが細かいから見つかるのだろう

    • +4
  6. 実はモアッサナイトという石のほうが
    ダイヤモンドよりもキラキラらしい

    • +4
  7. ふぅん
    ワイなら「永遠の輝きを放つ宝石箱」と名付けるね🤔

    • +2
    1. >>11
      食レポする芸人さんを思い出してしまった

      • +3
  8. ダイヤの中の繊維質が腐食とな。
    そもそも酸素か細菌が含まれてたのだろうか?
    石の中の空洞…後から出来た空洞。

    今はその小さな空間を埋めているのは古代の空気?
    窒素?
    なんなんだろー

    • +5
  9. マトリョーシカよりビーティングハートのが厨ニ心をくすぐるネーミングだね

    • +3
  10. 神威の断頭台ー!!

    のあれなんだっけ?

    • 評価
  11. 一番気になる値段に触れていないのが残念。 マトリョーシカはいくらだったのだろう?

    • 評価
  12. これをコトコト振ってみる勇気はちょっとないな

    • +3
  13. 価格知りたいぞ、もちろん買う気あり(買うとは言ってない)。
    あと、コメ欄で理由なくマイナス評価付け回ってる人いるね。

    • +4
    1. >>21
      変に執着する人いるしね
      評価なんてどうでもいいわ ±5くらいまであってないようなもん

      • +3
  14. 市場に出回ることが無い物に値段はつけられないよ

    • +3
  15. これを「カシャカシャカシャカシャー!」と激しく振り続けたら、中に入ってるダイヤが砕けるのか、ダイヤが入っている空洞が傷つくのかやってみたい。

    • 評価

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