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火星に似た環境のアタカマ砂漠で未知のDNAを発見。火星にも生命体が?

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(著) (編集)

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 火星を思わせる荒涼とした風景が広がる「アタカマ砂漠」で、誰も見たことのない生物のDNAが発見されたそうだ。

 太平洋とアンデス山脈に挟まれたチリのアタカマ砂漠は、世界で2番目に乾燥した土地で、そこへいたる道が「死の道」と恐れられるほど生命にとっては過酷な場所だ。

 日本の研究者も参加する国際チームは、そんな砂漠で採取されたDNAの断片を分析。そのうち9%がまだ知られていない生物のものであることを明らかにしている。

 彼らによれば、それは「ダーク・マイクロバイオーム(闇の微生物叢)」の一部であるそうだ。

火星の生命体探しに役立てるため「アタカマ砂漠」を調査

 火星に似ている不毛の砂漠で、なぜあえて生命を探そうとしたのだろう? その理由は、やはり火星に似ているからだ。

 なにせ、この研究で調査された「レッドストーン」と呼ばれる場所は、地質まで火星に似ている。それゆえに火星で使う機器の実験場としてうってつけなのだ。

 じつはこの調査で使われた機器は、すでに火星探査機に搭載されているか、将来的に搭載される予定のものと同じタイプだ。

 つまり研究チームの狙いは、そうした火星専用機器でごくわずかな生命の痕跡を見つけられるかどうか試すことだったのだ。

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研究対象となったアタカマ砂漠の調査地域 / image credit:Nature Communications

未知のDNAを発見。だが生命かどうかを判断するには感度を上げる必要

 その結果が今回の未知のDNAの発見だ。火星で使われる機器は、アタカマ砂漠にあるかすかな生命の痕跡を見事検出することができたのだ。

 ただし、それが間違いなく生命のものであると断言するには、やや感度が足りないこともわかったという。

 仮に火星にアタカマ砂漠と同じくらい生命の痕跡が残っていたとしても、見逃してしまう可能性もあるということだ。

 今ある機器では現場で確かなことを言うことはできない。火星で生命発見と結論づけるには、地球にサンプルを持ち帰って分析するしかないのだ。

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photo by Unsplash

 研究チームは、今回の発見がNASAやESAが計画する火星での生命探査に役立つよう願っている。

 現地の探査機による検査だけで結論を出せないのであれば、生命探査計画は戦略の変更を余儀なくされる可能性もあるかもしれない。

 この研究は『Nature Communications』(2023年2月21日付)に掲載された。

References:
Dark microbiome and extremely low organics in Atacama fossil delta unveil Mars life detection limits | Nature Communications
Bizarre And Unknown DNA Discovered In Mars-Like Atacama Desert | IFLScience
/ written by hiroching / edited by / parumo

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この記事へのコメント 16件

コメントを書く

    1. >>1
      地球上で研究者がアプローチできる場所としては最も火星に近いと考えられるのでは。
      アタカマ砂漠でこれだけ検知できたから、火星とアタカマ砂漠の違いを考慮すれば、火星での結果がどれだけ信頼できるか予測できるよねって話。

      • +7
  1. うーん…どうなんだろ。勝利謳うには早すぎるだろ。
    こんだけ生命で溢れた星の一部の環境だから、コンタミ疑った方が。
    ゼロの環境とは全く話が違うと思う。

    • 評価
  2. 土壌が似てても大気や重力、太陽光の量…兎に角基盤が違うよな?
    探査機の動作テストには良いかもだが生命探査のシミュレーションになるのか素人目には良く判らんな

    • +2
  3. 火星に生命体発見……って言っても、まだクエスチョンマークが付く段階ってところか

    つまり、生命体(仮性)

    • +2
  4. 火星に似た環境ではあるが、火星はもっと過酷だから、この砂漠で生命の痕跡が確実に発見できる機械でもないかぎり、
    現在の火星探査機に詰めるレベルの機械精度では火星での生命痕跡の発見は難しいと言う話か

    どんだけ過酷なんだ。火星…

    • +5
  5. 生命活動の限界が思っていたより広かったということだろう
    火星とはだいぶ違うけど近付いたと言えなくもない
    科学者にはロマンがあった方がいい

    • +2
  6. 生物界にも来たかダークなんちゃらの波!

    • 評価
  7. 元のを読んでないけど質量分析でデオキシリボ核酸に似たピークプロファイルが出たとかそんな話なのかな。

    • 評価
  8. 火星で生命を発見!
    しかし何故かDNAが地球のものと酷似
    蓋を開けてみると過去に送った探査機に付着していた微生物だった。。。
    ってことが無いように願いたい

    • +2
  9. となりの恒星系どころかとなりの惑星に生命の痕跡とかいうレベルなんだな
    地球ですら硫化水素で生きてる生物がいたりするし微生物くらいなら宇宙ではありふれた存在なんかね

    • 評価
  10. 訳文を読んだだけでの感想だけど、「火星に似た環境で生命の痕跡が見つかった、だから火星にも生命がいるかも!」と言う話ではないんだね

    「火星に似た環境で練習しても痕跡を見逃しやすい。実際の火星調査では生命の痕跡を見逃す可能性がある」という話だね

    • +5
  11. そもそも火星に生物が居るって前提が解らないね
    居るかも知れないけど見つける可能性は低いでしょ
    エンケラドスやエウロパにとっとと探査機送り込んで
    映像でウジャウジャ動いてるの確認した方がよっぽど早い
    火星はその後のお話

    • -6
  12. よかったな

    もう大金かけて火星に行かなくてもいいだろ

    無駄遣いが無くなりそうで本当に良かった

    • -6

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