
その点、日本もアメリカも変わらないのだが、やはりヤバさの点ではアメリカには及ばないだろう。 昨年、アメリカの空港では約6500丁の銃器が押収され、しかもそのほとんどに実弾が入っていたそうだ。
知らずにうっかり持ち込んじゃった人もいるが、あの手この手で、ヤバい物を機内に持ち込みたい人間が後を絶たないのは確かであるようだ。
ここではTSAが公開した、2022年にアメリカの空港で押収された奇妙な10の所持品を見ていこう。
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TSA'S TOP 10 CATCHES 2022
1. キャンディに偽装された麻薬
ロサンゼルス国際空港では、キャンディの袋に偽装された大量の薬物が発見されたそうだ。押収された薬物は12,000錠以上。ジャンキーにとっては甘いキャンディと同じなのだろう。
photo by Pixabay
2. 生の鶏肉に隠された銃
フォートローダーデール・ハリウッド国際空港で御用となったこの人物は、機内に銃を持ち込む”おいしい方法”だと思ったのだろう。きっとみんなも色々言いたいことがあるだろうが、ピーチクパーチク騒ぎ立てても仕方がない。もう済んだことだ。
There’s a personal fowl here. Our officers @FLLFlyer made this very raw find. We hate to break it to you but stuffing a firearm in your holiday bird for travel is just a baste of time. So, don’t wing it, you'll find all the proper packaging info here: https://t.co/Zm2XnorDx7 pic.twitter.com/BpdbEwwouX
— TSA (@TSA) November 7, 2022
3. ピーナッツバターに隠された銃
ジョン・F・ケネディ国際空港で、ピーナツバターの容器の中に分解した銃を隠していた人物が見つかった。アメリカ運輸保安庁(TSA)によれば、「ピーナッツバターと刑務所に入る確実な方法」だそうだ。

4. ギブスの腕つりに隠された銃
怪我人かと思いきや、ただの危険人物だった。グレーター・ロチェスター国際空港では、腕を骨折したときの”腕つり”に拳銃を隠し持っていた人物が逮捕された。その人物いわく、「入れたことを忘れちゃった」のだそうだ。

5. ノートパソコンの中にナイフ
リッチモンド国際空港では、ノートパソコンにナイフを忍ばせてセキュリティを通ろうとした旅行者がいた。”カッティング・エッジ(最先端)”な技術かもだが、ナイフは押収されてしまった。

6. 麻薬入りシュシュ
ボイシ空港では、乗客の髪留めから大量の麻薬が発見された。髪を”ハイ”にするなら、いい方法だ。
7. プレステの中に隠された銃
アトランタ国際空港で、プレステの内部に隠された銃が発見されたそうだ。そんなプレステを飛行機に持ち込んでもゲームはできないし、シューティングが上手くなるわけでもない。

8. 牛追い棒
牛追い棒とは、本来は家畜をコントロールする道具なのだが、スタンガンのように電気が流れるので、人間の拷問なんかにも使われたりする。ワシントン・ダレス国際空港では、そんなものをギターケースの中に隠し持っていた乗客がいた。

9. 手榴弾
注目されたいなら、手榴弾を持ち込むといい。ミルウォーキー・ミッチェル国際空港では、乗客が手榴弾を持ち込もうとしたため、警察と爆発物処理班が出動した。その乗客は、とあるイベントで購入したが、機内への持ち込みが禁止されているとは知らなかったそうだ。ちなみに手榴弾は爆発しないようになっていたとか。

photo by Pixabay
10. 札束を詰め込んだ松葉杖
エルパソ国際空港では、フレームの空洞に札束がつめこまれた松葉杖が見つかった。それ自体は違法ではない。だが、これをやった人は、こんなことをして怪しまれないと思ったのだろうか? お金は堂々と持ち歩くに限る。

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コメント
1. 匿名処理班
記事そのものよりもタグの「違法」で笑ってしまった
2. 匿名処理班
くっ でもこれだけは言わせてもらう
鶏肉に偽装するといざという時とりにくいぞ
3. 匿名処理班
牛追い棒は充電器一緒に入れてる辺り悪気は無かったんだろな・・・
4. 匿名処理班
ピーナッツバターに隠しても取り出すときに面倒くさいだけじゃないかと…
5. 匿名処理班
昔、安田均氏がアメリカから両刃の斧を持ち込もうとしてパクられたとか。
6. 匿名処理班
銃は、ハイジャックなの?密輸なの?それとも理解不能な奴なの?
7. 匿名処理班
>>人間の拷問なんかにも使われたりする。
知らなかった、そうなんだ
8. 匿名処理班
>>6
麻薬は割と意図が分かるけど、銃は謎だよね。それぞれのケースの言い訳と罪状が気になる
ピーナッツバターは機内で綺麗にして組み立てるのは大変そう、どこかに密輸かな?
アメリカなら護身用もアリだから腕つりにうっかり入れたってのも有り得なくはないのか?
9. 匿名処理班
多数のコンドームに詰めた麻薬を飲み込んで搭乗しようとしたところを
タイミング悪く検査ゲートでコンドームが破れて麻薬が溶け出してしまい
急性麻薬中毒で血を吐いて倒れる動画もありましたね
10. 匿名処理班
股間に銃を隠してるやろ!
11. 匿名処理班
’75大阪万博のとき、立派な槍を持ったマサイの戦士を見ました。あれはどうやって日本に持って来れたんだろう。機内持ち込みにしなかったら、いけたんかなあ。
12. 匿名処理班
若い人が多いせいかな。 10 の件について言及がないですね。
貧乏な国は外貨持ち出し制限がかかっているのが普通です。日本も『昭和39年4月1日、政府関係や業務、留学などに限られていた日本人の海外渡航が「年1回、外貨持ち出し500ドルまで」の制限付きで自由化』されたので、それまではいろいろ制限されていたのです。今でも 100 万円分以上の持ち込み持ち出しは申告が必要なハズです。
そんなわけで、外貨を持ち出そうとしたのだと思われます。
13. じょん・すみす
そういえば、コッソリと機内に手榴弾を持ち込んだのは良いんだけど(良くない!)、
機内のトイレでうっかりピンを抜いてしまった。
なんて話が実際にありましたね。
その旅客機は危うく墜落しかけましたが。
(タイ国際航空 620便1986年10月26日)
14. 匿名処理班
>>12
ほー
申告して堂々と持ち出せばいいのに
それができないっていうことは、口で何と言おうが
「汚いお金」か「やましい用途」なんだろうな…としか思ってなかったわ