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6年間毛刈りをされず飼育放棄されていた羊を保護。本来の明るく人懐こい性格が開花

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(著) (編集)

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image credit:Harmony Hill Farm Sanctuary/Facebook
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 アメリカのイリノイ州北部にある保護区に、1匹の羊が迎え入れられた。

 羊は高校の農業学習プログラムで飼育されていたのだが、生徒たちが卒業するとそのまま劣悪な農場主に飼育放棄された。羊は名前すら与えてもらえなかった。

 その後6年間、毛刈りをされたこともなければ、獣医による診察も受けたことがない。

 救助した保護区の女性は、孤独と絶望の中にいた羊に心を痛めた。時間と愛情をたっぷりかけて安心を与え、信頼を得ることに成功。

 そのおかげで、羊は持って生まれた性格が開花。本当はとても人懐っこい明るい子だったのだ。

This sheep had no friends for 6 years. See her reaction when she gets one.

飼育放棄され孤独の中にいたエリー・メイとの出会い

 イリノイ州北部にある『ハーモニー・ヒル・ファーム・サンクチュアリ』は、劣悪な環境で飼育放棄された家畜動物たちを救助し、世話をしている保護区だ。

 そこへ、1匹の羊エリー・メイ(メス 6歳)が迎え入れられたのは、去年のことだった。

 エリー・メイは、最初特定の男子高校生の農業学習プログラムのために、とある農場で他の羊たちと一緒に飼育されていたが、高校生が卒業すると、用なしとばかりに放置された。

エリー・メイは、生まれてから一度も毛刈りをされたこともなかったし、動物病院で検査を受けたこともなかったんです。

 このように話すのは、エリー・メイを保護区に引き取った創設者ローラ・ジョンソンさんだ。

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 ローラさんいわく、羊は一度も毛刈りをしないと衛生上かつ健康上悪く、エリー・メイは6年分の羊毛を体にまとい、目も覆われていたために、ぶつかりながら歩くことしかできなかったという。

 ローラさんは、農場で初めてエリー・メイを見た時のことを、このように語った。

エリー・メイは、明らかに放置された状態でした。仲間もおらず、毛刈りもされていない状態のエリー・メイを見た時、その孤独に胸が張り裂けそうになりました。

農場主に、「あの羊の名前はなんですか?」と尋ねたら、「名前?そんなもんないよ。ただの家畜だから」と言われ、ショックを受けました。

エリー・メイを保護区へ迎え入れる

 ローラさんは、農場主と交渉後すぐにエリー・メイを保護区へと引き取った。

 最初、人間に放置されたエリー・メイは、人に慣れておらず、ローラさんのところにもなかなか寄ってこようとはしなかった。

 ローラさんは、まずエリー・メイに名前を付け、安全と信頼を感じてもらうために、時間をかけて、長い時間をエリー・メイと一緒に過ごした。

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 すると、エリー・メイは自分の名前を認識するようになり、ローラさんが呼ぶと応えるようになった。ローラさんや保護区のマネジャー、キャットさんにも懐くようになった。

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 間もなくして、エリー・メイは初めて毛刈りをすることになった。

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 6年分の大量の毛を剃ってもらってスッキリとしたエリー・メイは、性格にも変化が現れたようだ。

 保護区内を元気に飛び跳ねたりして喜びを表現するようになったり、仲間の羊と触れ合ったりするようになった。

 明るい性格が開花されたエリー・メイの一番の仲良しになったのは、ベラという羊だ。

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ベラも、飼育放棄されて保護区に救済されたんです。エリー・メイという友達ができたことで、ベラにも変化が起こりました。毎日、楽しそうに走り回っています。(ローラさん)

保護区で幸せに暮らすエリー・メイ

 今、エリー・メイは毎日をとても幸せに過ごしている。

羊で6歳というと若くはないですが、エリー・メイは今がとっても楽しいんでしょう。これまで経験したことのなかった仲間との触れ合いをめいっぱい楽しんでいるといった感じです。

ここでの経験は、エリー・メイにとってすべてが新しい世界になるでしょうからね。

保護区にいる動物たちは、みんなそれぞれエリー・メイのようなストーリーがあります。(ローラさん)

 エリー・メイもベラも、そして他の動物たちも、この保護区で温かく迎え入れられて第2のチャンスを得ることができた。

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 ローラさんは、複数のSNSアカウントでそんな動物たちの様子をシェアしている。ユーザーの多くからは、幸せになれた動物たちに対する喜びの言葉が寄せられている。

References:Neglected Sheep Finds a New Life at Sanctuary Farm/ written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 38件

コメントを書く

  1. 前にも似たような羊の逃走事件はなかっただろうか?

    • +3
    1. ※1
      シュレックさんとかバーラックさんとかビクトリアさんとか…w

      • +2
  2. 羊は飼育放棄されても、食事は勝手にとって生きていけるのか?

    一年中食物が生えているのか?

    • +2
    1. >>3
      餌だけ適当にあげてたか羊が満足する量かはわからないけど冬でも枯れずに残る葉とかもあるしそれ食ってたんじゃね

      • +2
  3. なんで虐待?を受けている羊と自撮りをするのか
    別にいいけどさ

    • -34
    1. ※5
      完全に慣れてから毛刈りしたってあるから引き取ってしばらくしてのだと思うよ?

      • +18
    2. ※5
      「すでに自分に慣れて来てくれてる!」って書いてあるから、嬉しかったしみんなに教えたかったのでは?

      • +15
    3. ※5
      非営利団体が支援を受けるため保護活動を広く知らしめるためにはビフォーアフターを記録するのは大切な事です。
      あれはただの自撮りじゃなくて、自分が写り込む事によって保護活動の証左になるし笑顔なのはこれからこの子は幸せになるよというのを伝えているんだと思います。
      私はあの写真から人間がちゃんと関わっている温かみを感じます。

      • +43
    4. >>5
      交渉済んだあとなんじゃね?
      この子を助けられることが確定したよって
      ただの想像だけど

      • 評価
    5. >>5

      目の周りも刈ってあるし、交渉後なんだろうね。

      • +3
  4. 脱走して毛を刈れなかった羊なら何過去にニュースで見てきたけど、名前の有無はともかく飼育してただけってのは初めて見た。毛だってどんどん伸びる品種なわけだし、酷いね。
    保護されてよかった…

    • +29
  5. 高校生が学習プログラムで羊の世話をする⇒農場に放棄の経緯を詳しく知りたいもんだね
    高校がそんなプログラムを承認してるなら、同じようなことが再び起こるわけだし

    • +40
    1. ※11
      同意。これって、よく聞くボランティアってやつだよな?必要な単位数分だけしないと卒業できない、それってボランティアなの?って仕組みのやつ。
      この手のやつって、どういう経緯で対象になって、どういう経緯で対象外になったのかって辺りの仕組みがすごく気になる。

      • +16
  6. 家畜だと言いきるなら毛を刈るなり肉にするなりするべきで、決して放置する理由にはならないと思うんだけど

    • +13
    1. >>14
      まあそんな人でもいなけりゃもっと悲惨だったし、引き取った後で生きてるだけでも温情というか
      11,12でも触れてるがそう言う受け入れ先に預ける方が問題な気が

      • 評価
  7. 保護されて安心した幸せそうだね
    毛刈り中の動画も見たかったな

    • +3
  8. 最後まで世話を完遂させずに何が学べるってんだろう…

    • +22
  9. 家畜をペットのように扱えとは言えないけど、やっぱ最低限の情が無いとあかんな。
    ところで野生の羊はこうならないのかね?家畜用の遺伝で毛が生え続けるのか、野生だと勝手にぬけるのか。

    • +2
    1. >>17
      毛が伸び続けるのは家畜用に品種改良された種だけなんじゃないかなぁ?
      野生でコレなら死活問題だもんね

      • +12
      1. ※20

        野生種の羊は自然に毛が抜け落ちて生え変わると言われてます。
        改良した品種の羊の毛は毎年刈らないといけないそうです。
        要するに羊の福祉のためだと。

        それに羊は単独ではなく集団で暮らす動物なのに飼育放棄とはひどいね。

        • +7
  10. 無理やりじゃなくて慣れてもらってから毛を刈るのいいな

    • +7
  11. 特定の高校生の農業実習プログラム❓
    特定の高校生ってどんな意味なんだろう…
    他の羊と一緒にいたけど生徒が卒業したら放置❓
    農場主は
    他の羊と同じように世話して毛刈りして
    収入にすればよかったのに…

    • +4
  12. スキップする足に6年分の淋しさを思う。

    • +9
  13. 毛がなくて相手にされない人はどうすればいいですか(震え声)

    • +5
  14. 人間が自分たちの都合で毛が抜け落ちない様品種改良したのに毛刈りすらしないって
    農場主地獄に落ちて欲しい

    • +7
  15. 記事中の画像が全て見えないのです。何ででしょう?iPhone Safariで見てます。

    • 評価
    1. >>29
      広告ブロックに引っかかってるとか

      • 評価
  16. そりゃあれだけの毛量なら重たかっただろうし、毛刈り後はレッドブル飲んだがごとくでしたろう。

    • +2
  17. 全然教育になってないやん…
    外国にはこういう慈善活動を行う団体もあるんだね
    羊が助けてもらえてよかった

    • +2
  18. ピョンコピョンコしてるのかわええええ!と思いつつ涙が出た。

    • 評価
  19. 毛が伸び続けるように品種改良した人間の業の深さ。

    • 評価

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