クリスマスプレゼントにボールをもらって大喜びの警察犬が駅構内の乗客たちに幸せをもたらす

　アメリカ、イリノイ州シカゴのユニオン駅構内には、毎年ホリデーシーズンになると巨大なクリスマスツリーが設置され、何千ものカラフルできらびやかなオーナメントで飾られる。

　それはとても見事で素晴らしいものだが、駅を利用する乗客たちはこの日、それ以上の素晴らしい光景を目にしたようだ。

　駅に爆発物が仕掛けられていないか、日々パトロールを行っている警察犬は、クリスマスプレゼントとしてボールをもらったようだ。

　それがうれしくてたまらない。ボールを口にくわえ、ピョンピョンと飛び跳ねながら、ハンドラーである鉄道警察官に「いいでしょ！これいいでしょ！一緒に遊ぼ」とばかりにじゃれついていたのだ。
　

クリスマスプレゼントにボールをもらって大喜びの爆弾探知犬

　シカゴのユニオン駅（ユニオン・ステーション）はすべての長距離列車がここから発着する、アメリカ有数の巨大な駅だ。

　ホリデーシーズンになると駅構内の中央ホールには巨大で美しいクリスマスツリーが設置されるのだが、この日乗客は、ツリー以上に人々を和ませる存在を目撃した。

　ツリーの近くにやってきたのは鉄道警察官と警察犬（爆弾探知犬）である。

　彼らは日々、駅構内の安全を確認し、爆弾が仕掛けられてないかをチェックしているのだが、警察犬はクリスマスプレゼントとしてボールをもらったようで、とにかくうれしくて仕方がない。

　ボールを口にくわえたまま、ぴょんぴょんと飛び跳ねながらハンドラーである警察官にリードをひかれながらやってきたのだ。 　その時、多くの乗客は自分のスマホをいじりながら椅子に座り列車を待っていたのだが、誰かが大きな笑い声をあげた。

　その声を聴いた乗客らは、犬がうれしそうに警察官にじゃれついている姿を目にし、ホール全体が幸せな雰囲気に包まれたという。

犬がみんなに与えてくれた心からのメリークリスマス！

　この光景を撮影したスプリンガーさんによると「犬は警官からもらったばかりのおもちゃで飛び跳ねていました」と語った。

みんなが笑顔になり、ずっと見つめていたスマホから目を離し、そのかわいらしさを楽しんでいました。その場にいた全員が、その犬を見て喜びを分かち合っているようでした

　犬の幸せは駅構内に広がり、通勤でストレスを感じていたであろう乗客たちは、その瞬間、クリスマスの祝福と歓声に包まれたのである。

　それはすべて、純粋な警察犬が与えてくれたものだ。 　普段は真剣に人間の安全を守るため爆弾探知を行っている警察犬が、うれしそうにボールをくわえて飛び跳ねている姿は、それはそれは微笑ましいものだったという。

　ハンドラーである警察官も笑いをこらえるのに必死だったそうだ。

　クリスマスだもの、いつもがんばってるんだもの、警察犬だって、たまには素に戻って大はしゃぎしてもいいよね。

　この幸せな光景で、今宵みんなにもメリークリスマス！

ユニオン駅の巨大なクリスマスツリー

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written by parumo
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