
1頭のメスのサルが突然葬儀に現れ、彼の遺体のすぐそばに座った。サルは遺体に手を当てニオイを確認し、自分が大好きな男性であることを確認し始めた。
更に顔を遺体の顔に近づけたりキスをしたり、腕をもって揺り起こそうとした。どうしても男性の死を認めたくなかったようだ。
実はこの男性、生前はほぼ毎日、自宅にやって来るこのサルと一緒に遊んだり、餌を与えたりと、たいそうかわいがっていたようなのだ。
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Monkey at Funeral : त्या वानराने आपल्या अन्नदात्याला असा दिला निरोप...
大好きな男性の葬儀に訪れ、悲しみを露わにするサル
10月17日、スリランカのバティカロア地方に住む、ピータンバラム・ラジャンさんが急病で亡くなった。56歳だった。翌日、ラジャンさんの葬儀が自宅で行われた。家族や親せき、友人など大勢の人が集まり、ラジャンさんの遺体の前で、最期の別れの挨拶を告げていた時、突如1頭のサルが現れた。
それは、オナガザル科のハヌマンラングールで、毎日のようにラジャンさんの元を訪れては、一緒に遊んだり、餌を分けてもらっていたそうだ。
ラジャンさんは動物が大好きだった。このメスのサルのことをたいそうかわいがっていたようで、サルも彼にとてもよくなついていたという。
サルは目の前に横たわっている遺体がラジャンさんだと信じたくはなかったようだ。顔に手を近づけて触ってみた。
前のようなぬくもりはないし呼吸もしていない。だが、ニオイを嗅いでみると確かにそれはラジャンさんのニオイだ。


ラジャンさんの顔をやさしく撫でるサルは、認めたくないけど、ラジャンさんの死を悟ったようだ。

動物も人間と同じように愛と喪失の感情を抱く。多くの動物は感情豊かで、悲しみに対しては特に強い感情を持つという。
サルがラジャンさんの死を悟り、悲しむのは当然のことなのかもしれない。
サルは遺体を埋葬するために墓地に運んでいる間もずっとついてきたそうだ。墓地でもラジャンさんの死を悲しんでいたという。
References:Sportscaster Breaks Down On Air During Touching Tribute To His Beloved Dog - The Dodo / written by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
前のタイの犬の話といい、動物にはやっぱり感情や情緒ってあるよねって思う
お葬式は人間のためだけじゃなくてペットや可愛がっている動物のためにも必要なんだろうな
2. 匿名処理班
生前はよほどかわいがったのだろうなあ。
野生のサルが他の人を恐れずに来るなんてね。
悲しいな。
3. 匿名処理班
読んだだけで涙でてきた
4. 匿名処理班
56歳とは早過ぎる死。このサルが早く悲しみから立ち直ってくれるといいな。
5. 匿名処理班
参列者によるとサルは涙を流していたという。
はー−
6. 匿名処理班
「餌の時間だ。起きろ!」
泣けてきた
7. 匿名処理班
いつもは撫でてくれる手なのになぜ今日はって思ってるだろうな
8. 匿名処理班
野生の動物は人間よりも死を身近に感じて生きているだろうから、死というものをはっきりと認識しているんだろうね。
9. 匿名処理班
犬でも分かるんだから、サルも当然周りの人が悲しんでいることが分かってる。だからこの人がどうにかなったことも分かって、確認したんだろう。
想像したら、みんなが悲しんでる時、このサルが現れてこんなことしたら、さらに号泣だったろうね。
10. 匿名処理班
最後のお別れが出来て良かったと思うの・・・ハチ公みたいに来るのをずっと待ってるっていうのも哀し過ぎるし・・(´;ω;`)
11. 匿名処理班
ハヌマンラングールといえばシートン動物記トップクラスの鬱エンド話の猿のジニー。あれも愛情深い猿の話だった。
12. 匿名処理班
サルでも人の死を悼む事ができるのに
日本では国葬中に反対派が街宣行動してた。
国葬に反対だったのはにしかならんし
始まってからゴタゴタ言っても恥にしかならんし
何より葬式中だぞ?