無償の愛で寄り添ってくれる犬は、かけがえのない家族の一員だ。うれしい時には一緒に喜び、悲しい時には一緒に悲しんでくれる最高の親友である。
しかし、いつか別れはやってくる。どちらが先に旅立つのかはわからないが、残された方は大きな心の痛みを伴う。人であっても、犬であっても深い愛情で結ばれていたらなおさらだ。
メキシコで、飼い主の葬儀に参加した犬の映像がSNSに投稿された。犬は、棺の小窓から亡き飼い主を見て、その死を悟ったかのようだ。その表情は悲しみに満ち溢れていた。
VIRAL: FAITHFUL FRIEND: Loyal Dog Says Final Farewell To Owner At Funeral
飼い主を喪った犬、葬儀に参加
5月1日、メキシコのチワワ州シウダー・フアレスで行われた母親の葬儀の様子を娘のエレーラ・ナレリーさんはTikTokでシェアした。動画には、母親が眠る棺の傍に集まっている人々と、母親がかわいがっていたピットブルのゼウスがお行儀よく棺の傍にお座りしている姿が映し出されている。 周りにいる人に促され、棺の小窓があるところに2本脚で立ったゼウスは、その中に横たわる飼い主の姿を確認するかのように何度もにおいを嗅ぎ、悲しそうな表情を浮かべた。
ゼウスは、自分をかわいがってくれた飼い主が、もう二度と目覚めることがないのを悟ったようだ。
ゼウスは何か言いたいことがあったのだろう。ずっと棺に前脚をかけたままそこを離れようとしなかったが、周りの人に棺にかけていた前脚を支えられて床に降りた。
動画を見たユーザーら、犬の仕草に胸打たれる
犬が死を理解できるのかどうかはわからない。もしかしたらゼウスは、愛する飼い主がまた目を覚ましてくれるまでずっと待ちたかったのかもしれない。ゼウスの様子を見たユーザーらからは、このようなコメントがエレーラさんに寄せられた。
・犬に(飼い主への)お別れをさせてくれてありがとう。心からお悔やみ申し上げます。なお、エレーナさんの母親の名前は明かされていないが、エレーナさんはTikTokで母親との思い出をこのように語り、その死を悼んでいる。
・犬の飼い主への深い愛情を感じた。
・愛する人を喪っても心の中に生き続けるということを、犬も確認しているように見えた。
・なんだか泣けちゃった。
お母さん、あなたを失って私はとても辛いです。心が痛みますが、あなたにお別れを言わなければならないのね。written by Scarlet / edited by parumo
お母さん、私たち子供や孫にたくさんの愛を与えてくれてありがとう…私たちにたくさん素晴らしい経験をさせてくれてありがとう。そして、私たちの母親でいてくれてありがとう。
私たちが幸せになるようにしてくれた全てのことに感謝します。お母さん、あなたは素晴らしい人で、世界で最高の母親だったことを、私たちはずっと忘れません。
大好きよ。どうか安らかに眠ってね。
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亡き飼い主の棺から離れようとしない犬、墓場まで同行する。
コメント
1. 匿名処理班
この子もハチ公みたくずっと
お墓にいるようになるのかな
せめて立ち直り余生を他の人と
楽しく幸せに暮らしてほしい
2. 匿名処理班
日本じゃ絶対に撮られない動画だなって思ったけど今ならありえる動画か
3. 匿名処理班
分かるんだよ。叔父さんが亡くなったとき、葬儀の写真の前で
ワンコがずっとうずくまってた。いつもは元気なのに・・・。
誰もどかすことが出来なかった。
4. 匿名処理班
「ご主人…ご主人…」
5.
6. 匿名処理班
全然そんなことないと思う。
7. 匿名処理班
中南米の葬式って明るくて葬儀場にはお菓子やパンが用意されたカフェテリアがあり、参列者がワイワイやってて、二次会で酒も入ったりする。
死者の国があって死者の日に会える、日本のお盆にも似ていて、死は別れではあるけど断絶ではないんだよね。
だからみんな最初笑ってるんだけど、ワンコの様子でだんだん皆しんみりしてるのがわかる。
8. 匿名処理班
犬は死が判るらしいな。それもどうやら嗅覚で判るらしい。
9. 匿名処理班
しっぽブンブンしてるよね
10. 匿名処理班
※6
同意
犬は棺桶から離れたがっているのに
男が無理やり犬の両手をつかんで離さないから離れられないだけ
嫌がって何度も顔をそむけてる
11. 匿名処理班
わかっていたとしても悲しいし、早く起きて遊んでほしいって思ってたとしても悲しい。
結果的に泣く以外に選択肢がない。
12. 匿名処理班
死は、理解できた方が良いのか、理解できない方が良いのか
13. 匿名処理班
めっちゃしっぽフリフリしてる。うちの猫様が亡くなった時は何で動かないんだって混乱してる感じだったな。
14. 匿名処理班
犬でも猫でも自分を可愛がってくれた飼い主の死は理解できる(のも少なくない)。
この犬もそうだけどニオイだよね。
やはり愛情を注げばその気持ちが伝わるもの。
可愛がったペットにわかってもらえて見送られるって幸せだよね。
15.
16. 匿名処理班
>>2
ガラケーの時代に葬式に参列したら死んだ人の孫娘さんたちがカシャーカシャーして自分もうちの親もびっくりしてたから、今の時代もっと多いのでは?
カシャ主は自分と同い年ぐらいともう少し年上だったと思うからもう時代というより人間によるね
そういうことできるデバイスがあるかないかの違いかと。
17.
18. .
犬に教えちゃダメだって言うよ
19. 匿名処理班
尻尾を振るのは嬉しい時だけじゃない 興奮して感情を持て余している表現だ。