
やせ細って毛が抜けた子犬を保護した男性は、バリ島に滞在中はずっと子犬の世話をしながら一緒に過ごしていたが、新型コロナの影響で、自国に帰らなければならない時がやって来た。
男性はバリ島で出会った女性に犬を託し、後ろ髪をひかれる思いでニュージーランドへと帰っていったが、今年の夏、イタリアで犬に再会することができた。
男性は犬の変貌に驚いた。出会った時とは見違えるほど美しい姿になっていたのだ。幸せそうに暮らしている様子を見て目に涙を浮かべながら、喜びを感じたようだ。
小さな捨て犬と男性の出会い
今から2年前、ニュージーランド出身のキーラン・へドリーさんは、インドネシアのバリ島に滞在していた。1月のある日、友人とビーチを歩いていると急な雨に見舞われ、近くの寺院へ雨宿りに走った。そこで、キーランさんは路上の破れた段ボールにうずくまっている、やせ細って毛の抜けた小さな犬を発見した。
犬は、皮膚がかさぶたで覆われており、皮膚病に感染しているようだった。
動こうとしない犬を見て、もしかしたら犬は飼い主が戻ってくるのを信じて待っているのではないかと思い、キーランさんは胸が痛んだ。

そして、犬をTシャツに包んで滞在していた別荘に連れ帰った。
犬との間に絆が生まれる
バブルスと名付けた犬は、Bali Pawsの支援を受けて獣医院で皮膚の治療と必要な予防接種を受けることができた。2週間、キーランさんはバブルスが人に慣れるのを助けるため、別荘で一緒に過ごした。当時を振り返って、キーランさんはこのように話している。
あの2週間は、人生で最も刺激的な日々でした。小さくて美しいバブルスは、ひどく怯えて弱々しい様子でしたが、私はバブルスと一緒に眠りました。やがてバブルスは自信を取り戻し、陽気な性格を開花させるようになった。すみっこでうずくまっていた犬が、遊びの時間を求めて走り回るようになったのだ。
その頃には、すっかり人にも慣れていた。キーランさんは、バブルスと過ごすうちにすっかりバブルスのことが大好きになっていた。

犬を連れて帰ることができないキーランさんは、バリ島を去る前にバブルスに永遠の家を見つけてあげたいと奔走した。
キーランさんは、イタリアからバリ島に旅行に来ていた1人の女性と知り合った女性にバブルスを託した。その女性はバブルスのことが大好きで、愛してくれていたのだ。
女性はバリ島で過ごした後、バブルスを連れて一緒にイタリアへ帰国した。
バブルスと再会し、驚きの変化に喜び
2年半後の今年の夏、キーランさんはイタリアを訪れた。バブルスは、とても元気にしていた。毛艶もよく幸せそうで、2年前とは全く異なった姿に成長していた。キーランさんは目頭を熱くして喜んだ。

バブルスとの再会は、私の人生で最も美しい瞬間の 1 つでした。バブルスは、完全に変わりました。あの日、キーランさんに出会ったおかげで、今バブルスは新しい家族と共にイタリアで幸せに暮らしている。
バブルスとバリ島で過ごした時間は短かったが、キーランさんはバブルスのことを決して忘れないと話している。
バブルスは、私の人生をとても前向きに変えてくれました。バブルスのことは、いつもいいインスピレーションとなって私に力をくれるのです。キーランさんにとってバブルスとの出会いは運命で、一緒に過ごした日々は人生においてかけがえのない財産となったようだ。
written by Scarlet / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
やたら耳が大きくて、カワイイなー、オイ。
2. 匿名処理班
大きなお耳とつやつやの毛が可愛い子だ。
2週間の間に結構慣れた感じもあるから人懐こい子なのかな。
2年半ぶりに会ったキーランさんのことを、覚えてたかな。
3.
4. 匿名処理班
インスタリンク動画がログイン求められて見れないのはなあ・・・・・
5. 匿名処理班
ぐわぁぁぁ
この世に生を受けたすべての動物に幸せになって欲しいよぉおお
悲しみ苦しみ痒みダルみ浮腫み…すべてを消し去りたい
6.
7. 匿名処理班
お耳大きくて可愛すぎる
8. 匿名処理班
心もイケメンな兄さん
9. 匿名処理班
キーランさんと一緒にいる時から愛され顔になってて泣ける
10. 匿名処理班
自分も20年前に
里親が見つかるまで半年間だけ一緒に暮らした犬がいた
捨てられた猟犬のイングリッシュセッター
今でも同じ犬種を見るとあの子を思い出す
あの子は幸せになってその後9年生きた
里親さんには今でも感謝してます
11. 匿名処理班
可愛い子。愛らしいこの子を捨てた元飼い主は
マジバ飼い主通り越したクズボケ馬鹿阿呆ダニ以下の度腐れ外道で犯罪者。
あらゆる汚い言葉使っても言い表せないくらいの輩。
保護時の何と切ない表情というか目というか。。
保護されて、託された女性も大事にしてくれていて良かった。
何よりです。ありがたい。ありがとうございます。
悲しく怖く辛く痛い思いする犬猫等が減ります様にと祈るしかないけど、
微々たる事かもですが、出来る事をし続けていきます。