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偽の霊媒師を使って母親から絵画や宝石を奪い取った娘が逮捕

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(著) (編集)

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 仲の良かった家族でもお金が絡むと、醜い争いとなるのは、なにもテレビや映画の中だけの話ではないことは、財産相続などで経験した人もいるだろう。

 有名なアートコレクターだった夫が亡くなった後、財産となるコレクションを受け継いだ妻が、娘と偽霊媒師一味に騙され、高価な絵画や宝石、現金などを盗まれるという事件がブラジルで発生した。

 盗まれた16点のうちの最も価値ある作品と言われている絵画は、警察のその後の捜査で犯人自宅から無事に発見された。

 逮捕された娘には、2年にわたり200億円近い財産を母親から略奪した容疑がかけられているという。

Brazilian Police Recover Stolen Paintings Worth More Than $140 Million

母親に偽の霊媒師を送り込み財産を略奪した娘

 ブラジル当局は、2015年に他界した有名なブラジルのアートコレクター、ジャン・ボギーシさんの娘サビーネ(38歳)が、コレクションを相続していた母親ジュヌヴィエーヴさん(82歳)の莫大な財産を、偽霊媒師を含む共犯者5人とともに略奪していたことを発表した。

 リオデジャネイロに住むサビーネは、共犯者を母親に近付かせ、「娘は精神的な問題を抱え病気だ」と吹き込ませた。

 娘のために、スピリチュアル・セラピーをするよう勧められた母親は、偽の霊媒師に2020年1~2月の間、約97万ドル(約1億3000万円)を支払ったが、次第に疑いを抱くようになり、支払いを止めた。

 するとサビーネは、母親が母親の友人と接触しないよう、電話で連絡を取ることを阻んだ。更には「コロナ感染の予防措置」と偽り、母親の家で雇っていた家事労働者全員を解雇した。

 そうやって母親を孤立するように仕向けると、サビーネは共犯者と母親の家に侵入し、貴重品を略奪する。

 また、仲間は霊媒師のフリをして、「これらはネガティブなエネルギーを発している。呪われているから除霊が必要」と絵画や宝石を家から持ち出した。

 不審を抱いたジュヌヴィエーヴさんは、娘たちに抵抗した。すると、サビーネは母親の喉にナイフを突き刺して脅し、食事も与えず、暴力を振るうようになったという。

 結局、2年にわたり母親から父親の財産や宝石を略奪していたサビーネは、計38回も母親に銀行送金をさせて現金も奪っていた。

 しかし、最終的にジュヌヴィエーヴさんが警察に通報したことで事件が発覚。警察は、サビーネとその一味が、ジュヌヴィエーヴさんから総額7億2000万レアル(約190億円)相当の絵画や宝石、現金を盗んだことを突き止めた。

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盗まれた有名絵画を警察が犯人宅から回収

 持ち出された16点の絵画や彫刻を、一味はアートギャラリーや個人のバイヤーに販売していたようだ。

 1929 年に象徴的なモダニズムの画家タルシーラ・ド・アマラルによって描かれたソル・ポニエンテ (夕日) は、ボギーシコレクション (4,900 万ドル) の中でも最も価値のある作品の1つだ。

 2012 年にコパカバーナにあるボギーシ一家のアパートが火事に遭い、貴重なコレクションの一部が失われた時でも無事だったものだが、今回それが娘ら犯罪一味に盗み出された。

 しかし、警察が偽霊媒師の自宅を強制捜査した時、ベッドの下で発見されたという。

 警察は、同時に10点の絵画を発見し、計11点が無事に回収されたが、残り5点は既に販売されており、後に3点をサンパウロで回収することに成功したという。

 また、ルーベンス・ゲルヒマンの「ソーシャル・エレベーター」とアントニオ・ディアスの「私の鏡のモデル」の2点は、アルゼンチンのブエノスアイレスにあるラテンアメリカ美術館の創立者で実業家のエドゥアルド・コスタンティーニ氏によって、個人的なコレクションのために購入されていたことが判明したが、現時点では回収に至っていないようだ。

 取引を仲介したブラジル・サンパウロのギャラリー所有者は、コスタンティーニ一家とは長い間の知り合いで、しかも売り手は亡くなった有名アートコレクターの娘だったことから、何の疑いも抱いてなかったという。

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 コンスタンティーニ氏は、「自分は善意で絵画を購入し、ジュヌビエーブ・ボギーシさんと直接話した」という声明を発表している。

 警察は、サビーネと仲間の詐欺師5人のうち3人を逮捕したが、2人は未だ逃走中だ。一味は、横領、強盗、恐喝、不法投獄、犯罪連合の容疑で、何年にもわたる犯罪に関与していた疑いがあるということだ。

References:A Brazilian woman used fake psychics to steal over $150 million in art from her mother | Boing Boing/ written by Scarlet / edited by / parumo

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この記事へのコメント 17件

コメントを書く

  1. 時期が来れば自分のものになったかもしれないのに待てなかったのかな

    • +15
  2. 極悪の娘せいで可哀そうなおばあさん

    心優しい私が慰めてあげたい

    財産も私が管理してあげる

    • -6
    1. ※3
      そういう人が出てくるのもパターンだよなぁ…

      • +2
    2. ※3
      霊媒師です

      貴方からは邪心が感じられます

      仕方ないですね私が財産管理しましょう

      • +2
  3. オレオレ詐欺被害事件の半分くらいは
    本物の息子や孫が電話してるんじゃないかと思う

    • -11
  4. 実の娘なら待ってりゃ自然と手に入ったでしょうに
    それに娘の治療に億単位の金を出してくれる母ならお小遣いも普通に頼めば貰えたのでは……

    • +10
  5. 母親が44歳の時に産んだ娘か。歳とってから出来た子だから、溺愛して甘やかして育てちゃったのかな?

    母親の負った体と心の傷は計り知れないものがあるだろうな。

    この娘は◯刑か終身刑が妥当。一生娑婆に出て来なくて良い。

    • +4
  6. 病気だからって億だしてくれるなら、「欲しい」とせびるだけでも相当な金がもらえるのでは…?
    待ってれば手に入るであろう絵を強奪したりおかしいし
    娘もこの霊媒師に洗脳されてそうだな

    • +8
  7. ブラジルにこんな富豪いるんだねぇ。
    裸足で半裸で生活してるイメージ。

    • -7
  8. 普通に貰えそうだけどなぁ
    80代ならそう遠くない未来に相続できそうだし
    やっぱり娘も洗脳されてるよな

    • +4
    1. ※12
      海外では、遺言が全てぽい感じがする。

      • +1
  9. 200億って、オーシャンズ11が必死にカジノから盗んだ金額より多い・・・。
    桁が違いすぎてめまいがしそう。

    • +1

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