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また来ちゃった!生まれ故郷の町に来て大暴れするゾウアザラシだが住民から愛されている

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(著)

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 オーストラリアのタスマニア州南部の町に、体重約1トンものゾウアザラシかまたやって来た。

 ミナミソウアザラシのオスのニールは、年に何度かこの町を訪れ、車止めのポールをなぎ倒したり、乗り越えようとしたフェンスを破壊したりと、毎回大騒動を起こしている。

 ニールには複雑な事情があってタスマニアで生まれた。そのため普段は海で暮らしているが、、故郷として戻ってくるのだ。

 仲間がいない環境で孤独を埋めるような行動を行っており、地元住民は時に防御しながらも、温かく見守っている。

タスマニアの町で大暴れする巨大なゾウアザラシのニール

 ミナミゾウアザラシは、しかし毛の生え変わる換毛期や休息、繁殖のために年に何度か自分が生まれた陸地に戻る習性がある。

 現在5歳半となるオスの「ニール」は、オーストラリアのタスマニア州南部の海岸で生まれた。そのため、ここを故郷として上陸してくる。

 2026年6月下旬から再びニールが南タスマニアの町にやってきた。来るたびに町に混乱をもたらしている。 

 そのたびに、警察や天然資源・環境省の職員が出動し、ニールを海へ誘導している。

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ニールはなぜタスマニアを故郷としているのか?

 ニールがなぜ同種がいないタスマニア州の町を故郷としているのか、その理由は母親の行動にある。

 ミナミゾウアザラシの本来の繁殖地は、タスマニア州から南へ約2,500kmから3,000km離れた亜南極圏(マッコーリー島やハード島など)である。

 ニールの母親は若く経験が浅かったため、本来の生息地から遠く離れたタスマニア州に迷い込んでニールを出産したとみられている。

 ミナミゾウアザラシの母親は数週間の授乳を終えると、正常な習性として子供を残して海へ戻る。

 そのためニールはタスマニア州に1頭で残されてしまったのだ。

 ゾウアザラシは海では単独で行動するが、陸上では社会的な生き物で、換毛期や繁殖期には通常、広大なコロニーを形成して生活する。

 本来の生息地に上陸していれば何千頭もの仲間がいるはずだが、タスマニアにニールの仲間は誰もいない。 

 ニールは陸に上がるとひとりぼっちになり、孤独を埋めるための行動をとるのである。

@neiltheseal316

Neil taking out the last two bollard guide posts along his corner 🦭🚧 @⚡ JUSTIN ⚡ #neiltheseal #ungovernable

♬ Pink Panther Intro – Henry Mancini
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被害続出でも憎めない、孤独なニールの遊び相手は人工物

 クラレンス市のブレンダン・ブロムリー市長によると、ニールは古い毛皮を落とすために物に体をこすりつけ、車止めのポールやカラーコーンをなぎ倒している。

 私有地のフェンスを破壊したり、駐車中の車に激突したりする被害も出ている。

シドニー海洋科学研究所のクライブ・マクマホン(Clive McMahon)博士は、ニールがフェンスや車にぶつかるのは、本来なら同世代のオスと行う取っ組み合いの代わりだと分析している。

 仲間がいないため、ニールは人工物を相手に社会性を学ばざるを得ない状況なのだ。

成長するニールへの対策と絶滅危惧種を見守る社会

 ミナミゾウアザラシのオスの寿命は15年ほどで最大で20年。オスの場合、約8〜10歳になるまで成長を続ける。

 5歳のニールはまだ若く、成体のオスになれば体重2トンから3.5トンに達すると予測されている。

 野生動物生物学者のクリス・カーリオン氏によれば、ニールは成長に伴って自信をつけており、人間や周囲の動きに対して強い関心を示すようになっている。

 専門家チームはニールを安全に管理するため、クッション性のあるポールやボードを使用して進行方向を逸らすなど、新しい手法を常に試行錯誤している。

 世界的に見ると、ミナミゾウアザラシは鳥インフルエンザの蔓延などにより深刻な危機に直面し、国際自然保護連合(IUCN)によって「危急種」に指定された。

 マクマホン博士は住民に対し、ニールを通じて海洋生物について学ぶ機会を大切にすべきだと呼びかけている。

 当局はニールを守るため、常に20m以上の距離を保ち、現在地を共有しないよう強く求めている。

@neiltheseal316

Neil blocked in by the marine conservation staff vehicle to keep him off that road l🦭🚘🚧 #neiltheseal #neilblock #landcruiser @Bec🐺🖤

♬ Sneaking, pranks, espionage, comical(1490295) – MATSU
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References: A 1,000kg mammal is wreaking havoc in Tasmania – and Neil the seal is loved for it | Tasmania | The Guardian / Neil the seal continues to attract attention in southern Tasmania during visit - Pulse Tasmania

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この記事へのコメント 15件

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  1. 愛されっ子の顔をしとる

    • +10
  2. 何とか彼を繁殖地に戻してあげる方法はないんだろうか。
    誰が悪いわけでもない結果だけど、寂しいだろうし繁殖できないのは問題だろうし、可哀想だ。

    • +15
    1. 下手に麻酔銃とか使うと驚いて海に逃げ込んで
      溺死するリスクもあったりで難しいのかもね
      皮下脂肪が厚くて加減も難しそうだし

      • 評価
  3. こんなのでチェリーボーイ卒業できるんか

    • +3
  4. 可愛いな…住民の温かさが彼の孤独を埋めてくれるといいな

    • +6
  5. 想像の倍デカかった
    でもここからまだ大きくなるの?
    もはや怪獣だな・・・いや、海獣か

    • +9
  6. 人間の町に拾われ、可愛がられて自然に返された生物が、何年かして立派になった姿を見せたいと懐かしい人間の町に戻ってきたら、なぜか軍隊が出動してきて攻撃され、人々が逃げ惑った。彼はわずか身長数十メートルに成長しただけなのに人々は怪獣と呼んだ。
    なんて話がどこかの特撮かなんかでありそうね

    • 評価
  7. 捕まえて地元の動物園に寄付すれば、経済の活性化と社会貢献になっていいんじゃないかな。

    • -4
  8. シャチホコ威嚇される職員も大変だな

    • +6
  9. 首が痒いから杭を使ってるんだろうけど、結果として壊している

    • +2
  10. ゾウアザラシの銅像を何体か作ったらそこに居着かないかな?

    • -1
  11. 二枚目の写真はエルデンリングだろ。

    トド好きに悪人はいねえ!

    • -1
  12. また来ちゃった(はぁと) の顔をしとる

    • +2

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