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運命の糸は切れることなくつながっていた。施設に託した2匹の猫と2人の女性の物語

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(著) (編集)

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 運命の糸によって結ばれた縁は、思わぬ瞬間にたぐりよせられることがあるようだ。ある女性はガンに侵され、余命1~2年を宣告された。

 女性は施設から引き取った2匹の猫を10年間飼っていたのだが、自分の死期が迫っていることから、やさしい飼い主を見つけてもらおうと元の施設に猫たちを託した。

 もともとこの猫たちは、事情を抱えたある別の女性が施設に預け、現在の飼い主女性が引き取ったものだった。

 2匹の猫たちと2人の女性は運命の糸でつながっていた。猫たちは、最初に施設にもちこんだ女性が再び家族として迎え入れることになったのだ。

2匹の猫を手放すことを余儀なくされた女性

 アメリカ・オレゴン州にある動物飢饉慈善団体『The Pongo Fund(ポンゴ基金)』は、Facebookで、2匹の猫にまつわる2人の女性の話をシェアした。

 止むを得ず、2匹の猫を手放さなければならなかったそれぞれの女性は、運命ともいえる縁で繋がっていた。飼い主がペットを手放すという話は美談ではないが、これは悲劇でもない。人生や愛、そして不思議な縁を感じる物語だ。

 その女性を仮にAさんとしよう。Aさんは、ボンゴ基金が運営する施設から猫を引き取った。現在12歳となったペニーとルーシーは、10年間Aさんに愛情をもって大切に育てられた。

 だが最近になって、Aさんは同施設のスタッフに、早急に2匹の猫たちに新しい飼い主を見つけてあげてほしいと頼んできたという。

 Aさんは自分が2匹の猫を手放すことなんて全く考えていなかったが、癌と宣告され、医師から余命1年~2年と告げられる。

 自分が先に死んでしまっては猫たちの面倒を見ることができない。いつまで動けるかはわからないが、残された少ない時間で、母親のいる故郷に帰り、今まで会えなかった友人たちにも会いたい。

 そこでAさんは、やむなく猫を手放すことにしたようだ。

 施設側は事情をきいて、猫たちを預かり、良い飼い主を探すことを約束した。

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2匹は10年前、ある女性によって施設に預けられていた

 ペニーとルーシーは10年前、ある女性によってポンゴ基金の施設に預け入れられた。

 その女性をBさんとしよう。Bさんが当時2歳の2匹の猫を連れて施設にやってきた時、人生で最も苦難の中にいた。

 家を失い、結婚にも失敗し、お金もなく、全てを失ってしまったBさんは、泣く泣く2匹を手放さなければならなかった。施設に預けること以外の選択肢がなかったという。

 「どうか、2匹にやさしい飼い主を見つけてあげてほしい」と、Bさんは祈るような気持で、施設に2匹を託したという。

 その2匹を、Aさんが家族として迎え入れたのだ。

 今回、そのAさんが2匹を手放さなければならない状況となってしまった。自分の余命を考えると、2匹のためにこうした方が幸せだろうと、Aさんは身を切られる思いで同じ施設に託したのだ。

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pixabay

 Aさんは、施設側に2匹一緒に引き取ってくれる飼い主を強く望んだ。おもちゃやベッド、おやつなど2匹が好きな物全てを新しい飼い主に渡したいとも言った。

 また、ベッドは1匹ずつあるが、たいてい2匹は寄り添って1つのベッドで眠ることや2匹が飼い主からされて嬉しいことなどを話し、「新しい飼い主が決まれば、できれば直接会いたい」と伝えた。

 10年前に自分が救った2匹が、今度は誰かに救われて幸せに過ごしてほしいとAさんは切に望んでいた。しかし、2匹の老猫を引き取ってくれる家を見つけることは容易ではなく、Aさんはとても心配していた。

 そんなAさんの胸の内を知った施設側は、ある1人の女性を思い浮かべた。

2匹の猫、10年後に元の飼い主であるBさんのもとへ

 施設側は、10年前にBさんの2匹の猫を引き取ったAさんの願いを、今度はBさんが受け入れることはできないかと考えた。

 というのも、Bさんとポンゴ基金は10年前の件をきっかけに、以降もFacebookを介して連絡を取り合っていたのだ。

 Bさんはオレゴン州に住んでいたが、数年前に引っ越して別の州で暮らしている。現在は、家も仕事も見つかり、落ち着いた暮らしをしているようだ。

 困難を乗り越えたBさんは、常々施設側に「もし安全な場所を必要としている猫がいたら、連絡してください。事情があって、猫を手放さなければならない飼い主の辛さは十分しっていますから」と伝えていたという。

 早速、施設側はBさんに連絡した。2匹の猫の話を聞き、それが10年前に自分が手放したペニーとルーシーだと知ると、2度と2匹に会うことはないだろうと思っていたBさんは号泣した。

 施設スタッフは、BさんにAさんの事情と、2匹がこの10年間Aさんにとても大切に愛されていたことを伝えた。

 その数日後、AさんとBさんはオレゴン州のポートランドで対面した。2匹の猫に対する共通の愛情を共有した2人は、強く抱き合った。

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 余命わずかのため、愛する2匹を諦めざるを得なかったAさんだが、最高の飼い主に託すことができ、心の底から安堵したことだろう。

 今、2匹は10年前の飼い主だったBさんのもとで、幸せに暮らしている。

 2匹の猫たちがつないだ2人の女性。飼い主が猫を選ぶのではなく猫が飼い主を選ぶという話は良く聞くが、今回のケースももしかしたら猫たちが、運命の糸をたぐりよせたのかもしれない。

References:Two cats had to be rehomed, and it’s surprisingly sweet story – Upworthy/ written by Scarlet / edited by / parumo

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この記事へのコメント 18件

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  1. 余命宣告されてもそれ以上に生きる方もいるからネコたちのためにも頑張って欲しいな。

    • +15
  2. ああ、涙腺が、分子レベルで壊滅しました…

    • +8
  3. 色々問題もあるんだろうけれど、こうしたやむを得ない事情があってペットを手放す場合に信頼できる場所があるのは凄く良いことだと思う。

    • +26
  4. ガンもなんとかなってさ、ちょこちょこ遊びに行けばいいと思うよ!
    だってみんな待ってると思うよ!

    • +10
  5. 人間の都合で生活を変更させられるペットたち

    • -19
  6. >2度と2匹に会うことはないだろうと思っていたBさんは号泣した。

    俺も号泣した。

    • +13
  7. AさんもBさんも素敵な飼い主だしいいめぐり合わせだなあ
    みんな末永く幸せにと祈らずにいられない

    • +17
  8. こういう話を聞くと、やっぱり縁ってあるのかなーって思う。
    この、おふた猫さんはどちらの飼い主にも何がしかの強い縁があったんだろうなって。
    願わくば、Aさんが医師の見立てよりずっと長生きして、
    猫さんたちがきっちり幸せになったことを、しっかりと見届けて安心してくれたらいいな。

    • +8
  9. なんていい話。こういう話をいっぱい聞きたいね

    • +7
    1. ※13
      いい話か?

      人間の都合で右往左往させられるペットの悲しみが分からんのか?

      • -15
      1. >>14
        そんなこと言ったってしょうがなくない?捨てられるよりはるかにマシだろうし

        • +5
      2. ※14
        人間の子どもについても、最初から両親がそろってて不自由なく暮らせて
        充分な教育資金がないと不幸、みたいな決めつけする人よくいるけどさ
        片親あるいは親なしスタートで金の苦労もして多少のたらい回しがあっても
        そういう人生でしか会えない出会いやかけがえのない幸せもあるもんなのよ
        自分が両親そろってなくて貧乏で多少のたらい回しがあったから余計そう思うわw
        知らない人にそれを不幸と決めつけられるいわれはない
        この猫さんたちと同じにね

        • +9
      3. >>14
        大切な愛する存在をこんな形で手放さなければならないひとの悲しみも分からんの?

        • +7
  10. どうでもいいが「10年前」とか「2匹の猫」を文中で何度も繰り返すのって英文の変な特徴なのかね?
    中学高校の英文問題思い出したのだが
    翻訳されてなお、猫を手放すことになった女性とAさんBさんの判別が出来ない

    • -4
  11. 自分は猫の為に人生を変えた
    もう猫は他界したけど、手放さなきゃならない人達の辛さもわかるような気がするよ

    • +1

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