この画像を大きなサイズで見る南米中央部、ボリビアに広がるアマゾンの熱帯雨林で、巨大なピラミットを中心に道路や運河のネットワークで結ばれた「古代都市」が発見されたそうだ。
これは、上空から行った、「LIDAR(光検出と測距)」の調査で明らかになったもので、これは、スペインの侵略以前、この地域には高い文明を持つ人々が存在し、複雑な社会が形成されていたことを示す新たな証拠となる。
アマゾンの熱帯雨林地域に広大なネットワーク社会
ドイツや英国などの研究者による国際的グループは今回、ヘリコプターに搭載したレーザースキャナー(LIDAR)で、500~1400年頃に栄えた「古代カサラベ文化」の中心地(現在のボリビア北部のベニ県リャノス・デ・モホス)にある6つの地域を調査した。
密林の下で新たに発見された都市の広大なネットワークは、南米の熱帯低地では初めて発見された低密度型の都市である。階段状の台やU字型の墳墓など、北北西向きの精巧な儀式用建造物を特徴としている。
コロラド州立大学の考古学者クリストファー・フィッシャー氏は、第三者の立場から、アマゾン地域の初期社会について再考をうながす発見と解説している。
東側には高さ20メートルもあったピラミッドが存在するなど、都市構造は非常に大規模なもので、他の古代社会の規模に匹敵するという。
この画像を大きなサイズで見る高度に発達した文明と農耕技術を持っていた
これまで、リャノス・デ・モホス平原の痩せた熱帯の土壌では、中央アメリカのマヤと同じく、大きな人口や洗練された都市文明を支えられないだろうと考えられてきた。
だがカサラベの人々は熟練の農耕民族であったようだ。季節によって氾濫するアマゾンのサバンナを作物がよく育つ生産的な土地に変え、狩猟や漁業と併せて農業を営んでいたのだ。
カサラベ族がどのように儀式用建造物を建て、集落を形成したのかはほとんど知られていない。
今回の研究では、「コトカ(Cotoca)」と「ランディバル(Landivar)」と呼ばれる2つの大型集落は、地域ネットワークの中枢だったと紹介されている。
それより小さなものも含め、集落は合計24ヶ所発見されており、それぞれが四方八方に数キロほど伸びる土手道(これは現在でも視認できる)でつながっている。
「これら2つの大型集落は以前から知られていたが、その巨大さと建築の精巧さは、LIDARによる調査で初めて明らかになった」と、今回の研究論文は述べている。
この画像を大きなサイズで見る高度な建築技術
カサラベ族は建築技術にも長けていたようだ。彼らはコトカを建設するために57万立法メートルもの土を使った。これは、ボリビア高地で発見された最大の建造物「アカパナ・ピラミッド」に使われた土の10倍もの量だ。
また中央集落を守るために堀や城壁を築き、さらに巨大な水利システムで食料を生産した。大きな人口を支えることができたのも、この技術のおかげだと推測されている。
相互に連結された集落の配置や規模から推測すると、カサラベ族の社会や都市の風景は、より一般的なアンデス文化のそれに似ていたようだ。
フィッシャー氏によると、今回のデータから、カサラベ族が自らの手で風景を変え、中心部に記念碑的建造物を建設するなどしつつ、複雑な集落階層で暮らしていただろうことが窺えるという。
この画像を大きなサイズで見るアマゾン地域社会の常識をくつがえす
都市化された集落の階層的な配置は、考古学においては社会的な複雑さに関連づけられる。今回の発見は、そのような社会はなかったとされる初期アマゾンの常識をくつがえし、実際には複雑な社会が存在しただろうことを示している。
その一方で、空からわかることは限られている。もし集落跡の現地調査をすることができれば、古代の遺物が発見され、そこから彼らの食事やライフスタイル、文化や習慣についてより多くのことが明らかになるかもしれない。
だが急激な生態系の変化が、侵食されやすい土で築かれた遺構を脅かしている。カサラベ文化の痕跡を記録できる時間は、そう多くは残されていないとフィッシャー氏は話す。
地域の先住民族と強力なパートナーシップを結び、データ主権・アクセス・プライバシーの問題に取り組むことが、古代アマゾン社会の全体像を知る上で重要であるとのことだ。
この研究は『Nature』(2022年5月25日付)に掲載された。
References:Forgotten Ruins of ‘Monumental’ Amazonian Settlements Discovered in Bolivian Jungle / Lost Cities of the Amazon Discovered From the Air | Science| Smithsonian Magazine / written by hiroching / edited by / parumo














ジャブローだこれ
ちょっと前に日本の考古学者が古代モホス文明だとかで紹介していた遺跡群との関連性はあるんだろうか?
いにしえのナーロッパか。
エジプト狂いの某教授
人工衛星を活用して未発見のピラミッドを探し当てたって話を思い出した
当時の文化を研究し、既存のピラミッドの地理的要因を年代と共に追って
川の〇〇、地形は△△、街から云々、と色々条件を組み合わせて衛星から探っていったと記憶している
アマゾンの奥地ってもう少し北の方を想像してたけど
北東以外はほとんど奥地なんだね
スペイン人さえ大暴れしなきゃこんな面倒な作業はいらなかったんだがな
※6
いや、この遺跡はスペイン人が来た頃には多分もう遺跡だろうから関係ないかと。
なんか南米の廃墟はみんなスペインに滅ぼされたみたいに考えてる人多いけど、実際は気候変動などで都市が維持できなくなって放棄されたところが多いんだよ。
遺跡の他に天然資源やオイルまで出て来たら
出資者もボロ儲けだろうな
原生林全て伐採しても採算合いそう
ロストシティZじゃねえか
>>8
あれはあれで別の場所で見つかったのでは?
こう言うの見ると植物強いなって思う
人の手が入らなければ幾らでも再生出来るんだな
エル・ドラード…
その前に、立ち入らなくても地形分析できるってすげーな
うちらの祖先の一つかもしれないよね
マヤとかも
メンテしてストリートビューで見れるようにして欲しい
アマゾンって狩猟で食っていけるので農耕文化…ってイメージないんだよなあ。
遺跡の時期によってはかなり自然環境が今と違ってた…?という発想になるんだが。素人考えなのではてさて。
まあ想像はともかく、未知の遺跡が見つかったことを歓迎したい。
※15
狩猟生活だと維持できる集団の人員上限が低いんだよ、どうしても狩猟メインでは食料調達に限界があって小さな集落どまりにしかならない。
こういう都市を建設するだけの大規模な人員を維持するためには、長期保存がきく穀物みたいな食料を安定して供給できる大規模な農耕が必須なんよ。
あちらで有名な生贄文化みたいなのも、元はそうたいした生贄を捧げなくても、雨がふんだんに降ってたので水は問題なかったのが、やがて雨季と乾季の差が激しくなり水不足になると、もっと神に捧げ物をしなければ雨は降らないとどんどん生贄を豪華にして行った末だとか。
最もそれでも雨は降らないので、最終的に都市を捨て別の所に移住する羽目になってこういう放棄された都市が散見する事になったとか。
実際は密猟者や違法伐採の残土や集落だったりしてな
ボリビアはグーグルマップで見ても解る
統一された形状の溜池とか沢山現存していて
高度な治水農耕技術があった事を伺わせている。
凄い、でもなんで
滅んだんだなんか
怖いな
現在では「宇宙考古学」なんてジャンルがありましてー
最初は衛星の画像を直接解析して探していた(Google Mapをみて発見とかある)けど、
近年では記事にあるように資源探査衛星などを活用して直接探し出す事もあるみたい
この地域だと記事にあるようにインカに代表されるアンデス文明に影響を受けた集落ってもっとありそう
金銀財宝盗掘祭の予感
wikiにあるアマゾン文明のことかな。モホス地区にあるロマとテラプレインで構成される地形。ようやく正当科学が先進科学に追い付い敵た。
云万年前の長大な記録壁画とか別なとこで見付かってるけど関連してるのかな?
スペインが記録まで焼き尽くしたせいで伝承すら残らなかった遺跡とかまだまだ多そう。