新郎がカツラだと知った花嫁、結婚式の最中に失神してしまう事案

　また髪の話をせざるを得ないのでさせていただくことにしよう。

　インドでは、まだお見合いが一般的で、相手の男性について詳しく知らないまま結婚式を迎えることもある。さて今回もそのケースのようだ。

　結婚式の会場で新郎となる予定の男性がハゲていてカツラを装着していることを知った花嫁が、激しいショックを受けて失神するという事態に。

　その後、意識を取り戻した花嫁は「ハゲていることは聞いていない」と、結局結婚は破談になったという。『The Times of India』などが伝えた。

結婚式当日に新郎がかつらであることが発覚

　2月23日、インド・ウッタル・プラデーシュ州カーンプル市エタワ地区で行われた結婚式だが、大騒動が勃発し、結局破談となった。

　この日、同区ビドゥーナ出身のアジェイ・クマーさんは、結婚式を挙げるため、お見合い結婚相手である新婦女性の故郷にやって来た。

　双方の親族が揃い、結婚式会場では伝統となる花輪交換式までつつがなく進んだ。 　ところがその儀式の最中、新婦女性はクマーさんがやたらと伝統衣装の帽子を触って調整していることに気付いた。

　なぜ、そんなに触る必要があるのか？気になった女性は、近くにいたクマーさんの親族に尋ねたところ、「かつらを被っているからズレを修正してるんじゃないかな」という答えが返ってきて、衝撃を受けた。

　新婦は若い女性なのだろう。相手の男性がハゲていたことにショックを隠せず、儀式の最中に気を失ってしまったという。

断固として結婚を拒否した女性、結局破断に

　その後、すぐに意識を取り戻した女性は、クマーさんとの結婚を断固拒否した。

　「ハゲていると聞いてなかった。どうしても結婚したくない」そう主張する女性に対して、親族らは説得を試みたが、失敗。結局、花嫁側の親族はクマーさんの親族に破談を申し入れるしかなかった。

　しかし、クマーさん側は納得できず口論に発展。それでも女性側は、「新郎はハゲを隠していた。騙された」と非難を続けたため、村の長老が介入して結婚式は中止となった。

　両当事者はそれぞれ警察に苦情を訴えたが、警察にできることは何もなく、最終的に双方が苦情を取り下げた、この結婚は破断になったということだ。

written by Scarlet / edited by parumo

　はてさて、女性は、カツラを見てショックを受けていたようなので、新郎となる男性がいったいどの程度ハゲていたのかは、この記事からはわからない。

　もしかしたら、最初から知っていたのなら反応は違っていたのかもしれない。多少毛が不足していても、お互いの気持ちが通じ合っていれば何の問題もないだろう。

　インドの風習はよくわからないが、お見合い結婚の場合はあらかじめ会ったりしないものなのだろうか？ハゲていること自体が罪ではなく、隠蔽したことが問題だったようだね。

　この男性もある意味被害者かもしれないが、毛の量を気にしない女性もたくさんいるので、あらかじめ言っておいた方がいいのかもしれない。

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