この画像を大きなサイズで見るアメリカから心温まるストーリーが伝えられた。12年間、愛犬と暮らしていた男性が、長期入院を余儀なくされた。犬の世話をする人が周りにいないことから、動物保護施設へ託すしか道はなく、泣く泣く犬を手放した。
男性の治療を担当をしていた看護師はそれを知ると、すぐに行動に移した。動物が大好きなその看護師は、犬がいる施設を探し出すとすぐに養子縁組し、自分が引き取ることに。
そしてリハビリを続けている男性に再会させたのである。
入院患者と愛犬
看護師のジェニファー・スミスさん(41歳)は、ニューヨーク州オナイダ郡ロームのグランドリハビリテーション看護センターの成人デイケアプログラムで、肺炎を患って入院したジョン・バーリーさん(60歳)を担当することなった。
ジョンさんはジェニファーさんを信頼し、様々な話をしてくれた。いつしか二人は友情を育むようになった。
ジョンさんはジェニファーさんに、12年前から家族として迎え入れた愛犬、ブーマーの写真をよく見せていた。ジョンさんは退院後、プーマーに会うことを心の支えに治療に励んでいた。
この画像を大きなサイズで見るリハビリで長期入院を余儀なくされ、愛犬は保護施設へ
その後、ジョンさんは病院のリハビリテーション棟へ移動となり、長期の入院を余儀なくされた。
ジョンさんの身内はアーカンソー州に住んでおり、ニューヨーク州へ移り住んだジョンさんの周りにはブーマーの世話をしてくれる人がいない。周りの説得もあり、ジョンさんはブーマーを動物保護施設へ託すしか道はなかった。
ジョンさんにとって、ブーマーはかけがえのない家族で親友だ。深い悲しみを抱えたジョンさんはジェニファーさんにそのことを打ち明けた。
ちょうど、感謝祭の翌日の朝7時頃、私は既に出勤していたのですがジョンさんから電話があったのです。
「ブーマーが、施設に行ってしまったんだ、プーマが施設に…」
ジョンさんは、その言葉を何度も繰り返していました。入院中でなす術がないだけに、彼の悲しみはどれほど大きかったことでしょう。
私自身も、13歳になる愛犬を生後9か月の時から飼っていますが、大切なペットと引き離されるなんて、想像しただけで胸が痛みます。(ジェニファーさん)
ジョンさんの深い悲しみを知ったジェニファーさんは、迷うことなくすぐに行動した。
この画像を大きなサイズで見る看護師、ブーマーを探し出して引き取る
ジェニファーさんは、ブーマーがどの施設に引き取られたのかがわからなかった。
そこで、地域の避難所や施設に次から次へと問い合わせた。そしてようやく、ローム動物愛護協会にブーマーがいることがわかった。
すぐにジェニファーさんは向かうも、施設は閉まっており、肩を落として帰宅。「もしかしたらもうブーマーはいないのかも」という不安を抱いた。
クリスマス時期は、犬猫を施設から養子にする人が増えます。ブーマーは、既に誰か他の家族と養子縁組されたかもしれないと、ちょっとパニックになりました。(ジェニファーさん)
しかし、翌日も諦めずに出向くと、施設の裏にある大きなケージにブーマーがいるのを発見した。
この画像を大きなサイズで見るしゃがみ込んで、ケージに手を置きました。するとブーマーは近づいてきて、私の指を舐めました。
私は、スタッフに「養子縁組の書類にはどこで署名すればいいですか?」と尋ねました。ブーマーをすぐに引き取りたいと伝えたのです。
ジェニファーさんは、養子縁組手続きのための費用を迷うことなく支払い、ブーマーを養子にした。もちろん、ジョンさんにはそのことをすぐに電話で伝えた。
その後、獣医院へ連れて行ったり、餌や玩具、犬用の服を購入したりして、ブーマーをジョンさんに会わせる準備を整えた。
2日後、ジェニファーさんはジョンさんが入院しているリハビリセンターへ、ブーマーを連れて行った。
愛犬との再会に感動したジョンさん
ジェニファーさんの思いやりある計らいによって保護施設から出ることができたブーマーは、再びジョンさんに会うことが叶った。
ブーマーは、とてもフレンドリーで愛らしい犬です。ジョンさんがブーマーを大好きなのが、ブーマーに会って私にもわかりました。
リハビリセンターでも、ブーマーは他の患者にもよく懐いているので、ジョンさんだけでなく彼らもまたブーマーに会うのを楽しみにしているようです。
現在、ジョンさんとブーマーは1日数回、触れ合いの時間を持つことができているという。それが、ジョンさんの一番良いリハビリになっているようだ。
ブーマーはジョンさんのリハビリの癒しとなって、安心感を与え、ジョンさんを助けています。
彼がいつ退院できるのかはまだわかりませんが、今は順調に回復に向かっています。きっともうすぐ、ブーマーと暮らせる日が来ることでしょう。
その時まで、ブーマーの世話を引き受けることを約束してくれたジェニファーさんに対して、言葉を発することが難しいジョンさんは、このように深い感謝を表した。
I love Jennifer. (私は、ジェニファーさんが大好きです。)
written by Scarlet / edited by parumo
















ブーマーは必ずホームに帰ってくるからな。
素晴らしいの一言。
人への優しさと思い立ったら即実行出来る行動力を備えたこの人は本当に素晴らしいと思う
しかし一人暮らしの人が急にペットを飼えなくなった時の問題は
ちゃんと考えとかなきゃいけない事だよねぇ
※5
その問題を一番解決しない人ってのは、ペットは終身飼育すべき!!ムキーっ!!!
ってなっちゃう「いい人」
感情と性善説で建設的な議論できない人が問題
61歳なら飼い始めた頃はまだ40代、一生面倒を見られるはずだっただろうと思う
最初は同居家族がいても12年も経てば子供は独立するし配偶者に先立たれたり離婚したりと色々あるのはしょうがない
最後まで面倒を見られることは理想だけどそうではない選択肢も必要なことは多いしそれを周囲も飼い主側もちゃんと理解しないと飼い主とペットが一緒に死ぬしかなくなってしまう
ブーマーは良いご縁があっていい人に飼育を引き継いでもらえて良かった
ほんまもんの白衣の天使や…
最後まで面倒見る覚悟でいても何があるか分からないもんなあ
快方に向かいますように
最愛の家族と引き離される辛さを知ってるから出きた行動だよね。
もうこの二人は夫婦になっちゃえ
※13
もしリアルでもそういう言動をするなら本当にやめてほしい。職場や学校でそういう事されると気まずくなって人間関係が壊れるんですよ。それ楽しいのはあなただけだよ。
※19
冗談通じなかったのね。ごめんね
人間の鑑んみ
欧米のこういうボランティア精神とサプライズ思想ほんとすごいわ
まれにみる優しい現実だ。素敵な世界だ。
しかし、その反面、内側からこういった優しい世界を壊そうとする人たちがいる世の中にはうんざりする。
平和、それこそを持続可能にするべきじゃないのかな。
動物保護センターに引き取ってもらって
別の飼い主を探すのではなく
入院する間だけ
預かってもらう約束は出来ないのだろうか…
ワンちゃん猫ちゃんも
元の飼い主と暮らせた方がいいよね❓
>>17
いつ退院できるかわからない人もいるだろうし、数日ならともかく現実的には難しいんじゃないかな
めっちゃ泣ける